再現答案の作成

同友館
doyukan_logo

地方在住受験生の味方、RYO@九州福岡です。自己紹介はこちら
本日も、よろしくお願いします。

先日のふぞろい13秋セミナーにご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
アウトプット勉強会では、「瞬発力」に対しての皆様の反響が大きかったように感じました。
二次筆記試験まであと3週間を切りましたが、皆様のラストスパートに少しでも貢献できたのであれば幸いです。
さて、本日は、「再現答案」についてです。

 

結論から

①二次筆記試験終了後すぐに(遅くとも当日中に)、
②手ごたえがなかったとしても、
③再現答案を作って、
④ふぞろいにご提供をお願いします。

 

再現答案は鮮度が命

再現答案とは、文字通り、二次筆記試験で自分が書いた内容を、試験終了後に再現したものです。
試験本番で解答した内容を一字一句全て覚えている、もしくは、問題用紙に転記している、という方は非常に稀だと思います。
よって、記憶と問題用紙に残されたメモを頼りに再現答案を作成することになります。
人の記憶は、時とともに曖昧になっていきます。
メモに関しては、書かれたもの自体は変化しませんが、メモをどのように解答に使ったのかは、どんどん忘れていきます。
つまり、試験から時間がたってしまうと、再現答案の再現度が落ちてしまうのです。
何を書いたか忘れてしまった状態で再現答案を書こうとすると、「何を書いたか」を思い出せない部分は、無意識に「何を書くべきだったか」で埋めてしまいがちです。
それを防ぐためにも、再現答案は、試験終了後すぐに作ることをおすすめします。
遅くとも、その日寝る前までに。
再現答案は鮮度が命です。

 

手ごたえのある人はほとんどいない

二次筆記試験事例Ⅳの時間が終わった時、周りを見てみてください。
やっと終わった!という安堵の表情や、やらかした……という苦悶の表情はあれど、合格間違いないわ、という自信に満ちた表情の人は、ほとんどいません。
手ごたえがない、と感じるのは、自分だけではないということです。
ですので、手ごたえがなかったとしても、それは至極当然のことですので、心配せずに、再現答案の作成して下さい。

 

再現答案をなぜ作るか

そもそも、再現答案を作る目的は何でしょうか。
結果として晴れて合格された方にとっては、次の関門である口述試験への対応に使えるからです。
口述試験については、二次筆記試験の内容について問われます。
二次筆記試験終了後、合格発表のまでの間、受かったかどうか分からない中で、口述試験対策を行うモチベーションを保つのは大変です。
たいていの方は、合格発表後に口述試験対策を始めます。
そこで、再現答案が手元にあると、二次筆記試験の内容を思い出しやすいので、対策をしやすくなります。
また、結果として涙を飲んだ方にとっては、中小企業診断協会の得点開示や、ふぞろいの採点サービスを利用することで、自分に何が足りなかったのかを、確認することができます。
つまり、どのような結果になったとしても、再現答案を作っておくことで、その次にやるべきことに、スムーズに取り掛かれるのです。

 

ふぞろいへの再現答案の提供にご協力をお願いします

結局それかよ、というお声をいただくのを承知の上ですが、改めてのお願いです。
ふぞろいへの再現答案のご提供をお願いします。
書籍ふぞろいシリーズは、皆様からいただく再現答案があって、初めて成立するものです。
おかげさまで、2020年版では、300件に近い数の再現答案をご提供いただきました。
誠にありがとうございました。
そして、2021年版をこれまでよりも更に充実した内容にするべく、皆様からの再現答案のご提供を心よりお待ちしております。

本日も、お読みいただき、ありがとうございました。
明日は、ヌワンコが担当します。
よろしくお願いいたします。

「この記事が参考になった」と思った方はクリックをお願いします!
SNSでフォローする