二次筆記試験直前期の心掛け

同友館
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こんにちは! 多年度合格ナビゲーターのとうへいです。

今日は、二次筆記試験まで1か月を切って不安を感じている方向けに、直前期に私が心掛けていたことをご紹介します。参考になる部分だけ取り入れていただけたら幸いです。

模試との向き合い方

よくいわれるとおり、結果を気にする必要はない、と思います。なぜなら、作問者(予備校)が作成した模試の解答方針や採点方針が、本試験のそれとは異なるケースが少なくないと思うからです。

意識したいのは、目的が「模試の高得点を取ること」ではなく、「本試験で240点を取ること」であることです。

ターゲットは本試験です。模試は、本番と同じスケジュールの体感や初見問題に対する80分間のタイムマネジメントの練習、として大いに意義があると思いますが、解答例や解説は、しっくりこなければスルーするのがよいと私は思います。模試を作るのは本当に大変だと思いますが、それでも本試験とは、作問者が違うし作成にかけられる時間も違います。評価ポイントや配点も作問者によって異なりますし、得点は採点者が異なれば結果が違ってくると思います。 ということで、受験した模試の点数が低くて落ち込んでいる方は、全く気にする必要はないと思います。

模試を通じて80分の使い方など解答プロセスに改善の余地があるかも、と思った時は、やり方を変えるか検討するよい機会です。私は、試験日まで残り45日を切ったら、やり方を大幅に変えないほうがいいと思っていましたが、一方、マイナーチェンジはどんどんやったほうがいいと思います。いずれにしてもあと約4週間を有意義に使って、最適化を進めましょう。

体調管理の徹底

見落としがちなのが体調管理です。二次試験では、短時間で思考する力が問われるため、当日の体調によって結果が大きく変わると思います。私の場合は、当日に何時に起きて、何を食べて、何時に家を出て、と細かくシミュレーションして、試験時間中にいかにして頭が働くようになるか考えました。普通に昼食をとると睡魔が襲ってきて頭が働きにくくなるので、休憩時間のたびにこまめにおにぎりやチョコを食べる、と決めて、セルフ模試(まっつの記事参照)で試してみて、気づきを得たら修正するようにしていました。

メンタルの整え方の用意

毎度のフレーズで恐縮ですが、これも人ぞれぞれだと思います。自分の体験を中心に検索を行い、自分にとって効果的な準備をしておくことをおすすめします。タイムマネジメントが重要な試験で「焦らないようにするためには」は誰もが考えると思いますが「焦ってしまった時にどうするか」もあわせて用意しておくとよいと思います。ちなみに、私は焦って頭が働かなくなったら、天井を見ながらゆっくり深呼吸をする、と決めていました。ほかに「焦っているな、おれ」と試験中に自分を客観視して落ち着きを取り戻す、という準備をしていた人もいるようです。自分にあう対応策を用意しておくことで落ち着いて試験に取り組めると思います。

再現答案作成のススメ

理由は、ふぞろいに提出してほしいから、ではありません。残念ながら二次試験に不合格となってしまった時に、本番の時にどのような心理状況でどのような解答を書いたのかを振り返ることで、意義ある教訓が得られます。合格に向けて再スタートをするときに、自分を客観視できるメリットは大きいと思います。合格した場合も、口述試験対策や受験生支援活動で再現答案が役立つ機会は少なくないと思います。できれば試験当日に、遅くとも試験の翌日には再現答案を書き残しておくことをおすすめします。

 

本日はここまでです。試験本番に向けて「あれが足りない、これも足りない」となりがちですが、無理してそれらをやるより、やることを絞って、体と心のピークを試験本番にあわせて調整するほうが得点期待値は高まりやすいと思います。自分を信じて、試験本番まで、焦らずに頑張ってください。

明日は、自然体でおもてなしができる優しい男 とっくんの登場です。

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