Be Confident!! 2次試験へ挑む受験生へのメッセージ

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読者のみなさま、こんにちは。名古屋から情報発信!頑張るあなたと伴走します!ストレート合格ナビゲーターのテリーです。

2次試験まで、いよいよ2週間を切りました。いろんな気持ちが入り混じっているかと思いますが、年1回の勝負になると、どうしても落ち着かない日々かもしれません。私も2次試験が近づいてくるにつれて、ソワソワしてます。本日は2次試験前最後のブログになりますので、試験への心構え的な内容を書きたいと思います。それでは早速いきましょう~。

■不安の種って何

試験が近づいてくるにつれて、人によっては不安な気持ちがどんどん増しているかもしれません。でも、不安に思うことは、ごくごく健全なことだと思います。これまで沢山勉強されてきた証ですし、1次試験を突破されて2次試験にチャレンジされる皆さまは、合格の可能性を十分に有しているからこそ、そう思うのは自然のことです。では、そもそもなぜ不安に思うのでしょうか。不安の種の正体は一体なんなのでしょうか。

是非、ご自身で一度考えてみていただきたいのですが、私が思う不安は、「将来の見通しが立たないこと(立てられない)」だと思います。いままさに、自分自身も漠然とした不安と闘っているところなのですが、そういう結論に至りました。

例えば「これまで沢山勉強してきたのに、もし試験に受からなかったらどうしよう」とか、「対策は十分してきたつもりだけど、全く分からない問題が出たらどうしよう」とか、「事前に練った80分のプロセス通りに行かなかったらどうしよう」とか、「これまで家庭を顧みず、勉強してきたのに、もしダメだったら、家族にあわせる顔がない」とか、「会社に合格すると言っちゃったけど、本当に大丈夫か」とか、「この資格を取って、独立しようと思っているけど、もしダメなら計画が全てご破算になってしまう」など、考えたらきりがありませんが、そうした自分が思い描いているストーリー通りにならなかった時に、あるいはならなさそうな時に不安になるんだと思います。

人は思いもよらないものにぶち当たると、不安に思ったり、これまでやってきたことが無駄だったのではないかと疑心暗鬼に陥ることがあります。人によっては、それほど不安ではないという方もいるかもしれませんが、一度不安に思うことの原因をこの直前期だからこそ探ってみるといいと思います。

■取り除く方法

さて、不安の種なるものを見つけたら、ではどう取り除くかです。それは、今不安に思っていることを書き出して、見える化(あるいは声に出して、誰かに伝えてみる)してみることです。それだけって思われるかもしれませんが、できるだけ沢山あげ、かつ漠然としていた不安をより具体的にしてみることです。そして、それを改めて冷静に見てみましょう。そうすると、不安の中でも、「自分で対応できるもの」と「自分で対応できないもの」に分類することができます。また誰かに伝えてみることで、こうしたらいいとかいろいろとアドバイスをもらえると思いますし、整理することができます。

例えばですが、「全く分からない問題が出たらどうしよう」ですが、確かに出題される内容は、自分ではどうしようもできないので、何の対応もすることはできません。事例企業も与件文も設問文もすべて初見だと思います。しかし、分からない問題が出たときの対応を予め決めておくことは可能です。簡単なことですが、知らない問題は後回しにするとか、分かる範囲で回答するとか、そもそも自分が分からない問題はみんなも分からないはずだから、差がつかないだろうと思い、できる問題を確実に解こうなど、方向転換はいくらでも可能です。

80分間のプロセスもそうです。試験当日、自分で立てた通りに行かないことの方がもしかすると多いかもしれません。昨年、事例Ⅰの与件文が長く、想定していた時間よりもかかってしまい、焦った記憶があります。それでも、書く時間を少し短くするとか、解答骨子を書く時間を短くするとか、調整は可能です。いわゆる臨機応変ですが、そうした思いもよらないケースを想定しておけば、多少なりとも不安を取り除くことはできるのではないでしょうか。

不安の中でも、自分でコントロールできそうな対策を考えておけば、案外不安に思っていたことが不安でなくなるかもしれません。もちろん100%不安を取り除くことは難しいかもしれませんが、できるだけ不安要素を取り除いた状態で試験を迎えることができればと思います。

また、完璧主義的な思考をやめることも不安要素を取り除く方法の一つだと思います。60点取れれば合格の試験ですが、ついついこの問題も、あの問題も、良い得点を取りたいと思っていませんでしょうか。余談になりますが、私はゴルフも趣味の1つで、PAR4でドライバーでナイスショットのフェアウェイ、セカンドのアイアンもナイスショットでパーオン、ワンパットのバーディーをイメージしちゃいますが、現実はそんなことは相当確率が低く、ボギーオンでも十分なのにと思ってます。ゴルフってついつい欲が出てしまうんですよね(ゴルフが分からない方は、ごめんなさい汗)。脱線してしまいましたが、私もそんな完璧を追い求める一人だったのですが、中小企業診断士の資格は5割ぐらいの出来感で実際には合格するぐらいだと思います。試験が終わって、完璧に出来たっていう人は、ほんとにごく一部だと思われます(それもあてにならないのですが・・・)。自分が高めたハードルを一段低くすることも効果的だと思いますので、多少の曖昧さを許容する気持ちを持ちましょう。

■試験当日も焦らずに

2次試験当日についても、少し触れたいと思います。今年はコロナ禍の受験でもあるため、2次試験においてもコロナ対策が必要になります。1次試験同様、マスク等の準備すべきものは必ず忘れないようにしましょう。

その上で、昨年はじめて2次試験を受験して思ったのが、受験会場の雰囲気が1次試験とは全く別物であったということです。言葉で表現するのが難しいのですが、独特の雰囲気というか、本気度が1次試験とは全然違うように感じました。当然と言えば当然なのですが、この試験にかける受験生の真剣度に覆われた少し重たい空気が漂っている感じです。自分よりも賢い人ばかりに見えるとか、余計なことをついつい考えてしまうぐらい、雰囲気にのまれそうでした(今年は密を避ける形で実施すると思いますので、若干雰囲気は違うかもしれませんが)。予めそういう雰囲気かもしれないということを想定しておくことと、受験会場に着いたら何をやるか決めておけば、余計なことにも気を使わなくていいかと思いますので、事前に決めたルーティーンで当日は臨みましょう。「休憩時間を制するものは、試験を制す?!」でもいろいろと紹介しておりますので、是非参考にしてみてください。

それと、前回のブログでも少し触れておりますが、各事例の出来感に引きずられないようにしましょう。とは言ってもなかなか現実は難しいですし、こう言っておきながら、昨年事例Ⅱが終わった瞬間、愕然とした記憶があり、めちゃくちゃ引きずられてしまいました。それは、最後の設問で理由が問われていることを終了3分前ぐらいに気づき、まったく理由を書いていない解答を提出したためです。今でも鮮明にそのことを覚えています。しかし、そんな大ミスを犯しながらも、結果的に事例Ⅱの点数が一番高く、卒なく出来たと思っていた事例Ⅰが一番点数が低く、その場で思ったことと実際の点数は全くあてにならないことを経験しています。ですので、もしミスしたなとか、やってしまったと当日思ったとしても、点数とは関係ないと思って、次の事例に集中するように切り替えましょう。一喜一憂せず、目の前の事例を一つ一つクリアしていくようにしましょう。振り返りは、試験が終わった後に、いくらでもできますので、試験が終わるまでは、振り返らないと決めておくことも重要です。

■最後に

ここまでくると、あれもこれも出来ていない、どうしようと思ってしまうかもしれませんが、これとこれは出来ると思うことが大切です。出来ていないことはもしかすると沢山あるかもしれませんが、それでもこれまで学習してきた中で、出来ることも沢山あると思います。

決して悲観的になる必要もなく、月なみな言い方になってしまいますが、「自分に自信を持つ」ということが大切です。自分なら絶対に合格にできる、自分なら絶対にうまくいく、そういう気概を持って、周りの受験生に負けないようにしましょう。

これまで試験勉強に多くの時間を費やして、他にやりたいことも我慢しながら、試験に向き合ってきたところかと思います。それ自体が称賛に値する行動だと思いますし、これまでの道のりを自分自身が一番よく分かっていると思います。もう一度言います。「自分に自信を持ってください」

これで最後になりますが、試験を終えたときに、まずは自分自身にお疲れさまと言いましょう。そして、その日を振り返ってみて、自分ができる限りのことをやり尽くしたと思えるかどうか、それが重要です。試験結果はそのあとです。是非皆さまには、「試験が終わったときに、『今日はやり尽くした一日だったな』と思えるといいなとは思っています。

まだまだコロナも終息しておりませんし、気の抜けない日々が続くかと思いますが、くれぐれも体調にはご留意をいただいて、試験当日を迎えていただければ幸いです。皆さまの頑張りをいつでも応援しております。本日もお付き合いいただきありがとうございました。明日はYUMAの登場です。どんなことを紹介してくれるのでしょうか。お楽しみに♪♪

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