こんにちは。さすらいのストレート合格ナビゲーター、金型屋のかーなです!
前回までの記事はこちら。
まずはふぞろい秋セミナー(相談会)のお知らせです!
二次試験本番に向けて、「どうしても不安が残る……」「ラストスパートで何をすれば良いか知りたい……」そんなお悩み、ありませんか?
ふぞろいメンバーが、オンライン相談会(Zoom)でご相談に乗ります。
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申し込み開始は9月2日を予定しております。
順次こくちーず等も情報解禁になりますので、気になる方はチェックしてみて下さいね!
さて、先週、一次試験の合格発表がありましたね。
合格されていた方、改めておめでとうございます!!
一次試験翌日の7月13日から二次試験当日の10月24日までの日数、104日間。
本日、8月31日は7月13日から数えて50日後。
つまり、もうすぐ半分の日数が経とうとしています。
長いようで、短いようで、つらい。
折り返し地点に差し掛かろうというタイミングでおすすめしたいのが、一次試験の知識に関して、「覚える」から「ブラッシュアップしていく」勉強への切り替えです。
一次知識は覚えたからもういいよ、と思うかもしれませんが、個人的には「一次知識を磨く」ことには結構こだわりました。
理由は簡単で、二次試験は80分間一本勝負だからです。
本番では、一次知識を「え~と……」なんて思い出している時間はありません。瞬発力の勝負です。
そのため、事前にできる準備は全て事前に済ませ、当日は「あとは事例と向き合うだけ」の状態にしておきたいのです。
では、「ブラッシュアップする」とはどういうことでしょうか。
例えば、事例Ⅰで頻出の組織デザインで考えます。
機能別組織について、「覚える」プロセスではこんな感じで暗記しました。
機能別組織とは?
→営業、製造、購買等、機能別に単位化した組織。
機能別組織のメリット・デメリットは?
→メリットは、①各部門の専門性が高まる ②規模の経済が発揮できる ③トップが大局的な判断を下しやすい など。
→デメリットは、①各部門の利益責任が曖昧になる ②部門間の調整に時間がかかる ③全社的な視点を持った人材が育ちにくい など。
そこで、令和元年度の事例Ⅰ 第5問を解いたとします。
こんな設問でした。
「A社長は、今回、組織再編を経営コンサルタントの助言を熟考した上で見送ることとした。その最大の理由として、どのようなことが考えられるか。100字以内で答えよ。」
与件文の中に、「現在の組織は機能別組織」という内容が出てきますので、機能別組織のメリット・デメリットを理解し、暗記していることは必須です。
でも、それだけじゃないんです。
協会が発表している「出題の趣旨」は「組織再編を実施する際の条件に関する分析力を問う問題である。」といっています。
つまり、どんな条件下では組織再編が適切で、どんな条件下では不適切なのかを総合的に考慮した上で、解答を書く必要があるのです。
機能別組織組織のメリット・デメリットだけでなく、「そもそも組織再編はどんな時に必要なのか」等、さらに上位の概念についても理解しておく必要があったわけです。
ここで、一次知識をブラッシュアップします。
暗記用やまとめ用のツールに、内容を足していく感じですね。
―組織再編が行われるのは、一般にどんな時か?
→外部環境が変化し、経営方針や経営戦略が変わった時。
―外部環境が変化しても組織再編が行われないケースでは、どんな理由が考えられるか。
→・従来の組織形態が引き続き有効と判断されたから。
→・組織再編以上に優先度の高い経営課題があったから。 など
また、この機会に、関連事項で曖昧だったことを確認するのもおすすめです。
例えば、こんな感じです。
―なぜ、機能別組織はトップが大局的な判断を下しやすいのか?
→各部門の日常的な判断については、部門長に一任できるから。
なぜなら部門長自身高い専門性を身に着けており、部門内のことは判断できる経験と能力があるから。
―機能別組織から事業部別組織に再編するとしたら、どんな場合が考えられるか?
→・事業が増え、かつ事業ごとに仕事の進め方が異なる場合。
・外部環境の変化が激しく、意思決定にスピード感が求められる場合。
・将来の幹部候補に経営の経験を積ませたい場合。 など
いかがでしょうか?
当たり前の内容もありますが、書き出すことで整理できますし、ちょっとした時間にもできるのでおすすめです。
こんな感じで、過去問を解きながら一次知識をアップデートしていきましょう。
たかしも言っていたように、通勤時間等を活用するのが良さそうです。
さて明日は、磨き抜かれた勉強法が評判の、頼れる紳士、まっつの登場です。お楽しみに♪