先輩のノートを参考に、自分だけのファイナルペーパーを作ろう

同友館
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今日もお疲れ様です!

「頑張りたい!けど、モチベーションが長続きしない……」そんなあなたを応援したいじょーきです!(※じょーきとは……2.5年で2次試験に合格した独学多年度生。目の前にあるものに次々と興味が移るその精神年齢はいつまでも5歳のまま。診断士試験でも見落とし多数、制約条件漏れで大いに苦戦。本業は金融業)

先週末の1次試験を受けられた皆さま、本当にお疲れさまでした。出来栄えはいかがだったでしょうか。クリアできた方はひとまずほっとしましたね。残念ながら合格ラインに及ばなかった方も、もしかしたら得点調整があるかもしれませんし、仮に今年2次試験を受験することができなくても、来年に向けてのスタートは今のうちから切っておくに越したことはありませんからね。これからも一緒に頑張りましょうね!

一方で、2次試験の受験資格を生かして1次試験受験を見送った皆さんにとっては、落ち着かない期間に差し掛かってきたのではないでしょうか。過去問も数巡して目新しさがない、(今年は特に)ストレート生の追い上げが脅威となってきてなんとなく不安、なんてこともあるかもしれません。ここからの踏ん張りが鍵ですよ。

いずれにしても、いよいよカウントダウン。2次筆記試験当日まであと101日です。本番を見据えたことにも早めに取り組んでいただきたいという思いで、今日は「ファイナルペーパー」について取り上げたいと思います。

ファイナルペーパーとは

ファイナルペーパーとは「試験直前にこれさえ見れば大丈夫というお守り的なまとめノート」だと捉えています。

「ファイナルペーパーを作った方がいいですか?」とたまに聞かれますが、「少なくともそれに準ずる心の拠り所は作っておいた方がいい」と思います(ふぞろい13本誌の260~262ページ参照)。

2次試験の当日は1日で事例を4つもこなさなくてはならず、以下のような落とし穴が待っています。

・前の事例の出来栄えが気になって仕方がない
・前の事例の思考から次の事例の思考に頭が切り替わらない
・お手洗いに行っているうちに必要な見直しが抜けてしまう
・本番の緊張感に飲まれて直前の休憩時間に何も手がつかない

そんなときにファイナルペーパー(的な何か)があるとどうでしょうか。

・気持ちを次の事例に向けることができる!
・与件文に向き合う思考を次の事例に切り替えることができる!
・お手洗いで並んでいる間も時間を無駄にせずに見直しができる!
・いつも通りの勉強を心掛けることで平常心を取り戻すことができる!

こんなに素晴らしい効果が望めるのです。

【となりの道場さん】先輩の過去記事を参考にしてみよう

なぜまだ100日以上もあるタイミングで試験当日の休み時間に使うファイナルペーパーの話を持ち出したかというと、ファイナルペーパーはただ作ることが目的ではなく、試験当日に有意義に使いこなせるようになっておく必要があるからです。そして、そのためには今から時間をかけて少しずつブラッシュアップしていく必要があります。

とは言え、どんなノートを作っていけばいいのか、イメージが湧きません。そんなときは先輩の取り組みをたどるのが最高の近道です。

私が1回目の受験の時、「ファイナルペーパーってなんだろうな、どんなまとめ方をすればいいのかな」と思ってたときに最初に出会ったのが一発合格道場9代目・chikaさんの「キーワード解答法」をまとめた資料でした。
祝10周年!帰ってきた先代達【9代目chika】
(紹介記事はまとめ記事です。リンクがついていて検索しやすいのでそこからいろいろと飛んでいただけたらと思います)

chikaさんがブログの中に散りばめた添付ファイルを見て、「あー、合格者の頭の中ってこんな感じになっているのか」とただただ感心したのを今でも覚えています。

そして、「少しでもこの考え方をモノにしよう、なんならこれをまとめ直して自分のファイナルペーパーにしてしまおう」、そんな思いで事例Ⅰ~事例Ⅳ、全てのファイルをダウンロードして、一生懸命に読み込んだ挙句……

習得することを諦めました(笑)。自分の頭ではこの情報量を処理できないことがわかってしまったからです。

でもそれでいいと思うんです。答えがない2次試験に挑むにあたって、絶対の勉強法はありません。大事なことは、「自分に合った勉強法」(それがノートのまとめ方にも通じる)を見つけることであり、それを見つけるためには先輩の中からロールモデルを探すことが最も有効だと思うからです。

仮に先輩の勉強法が自分にはマッチしないものだったとしても、過去の合格者がどういった思考で合格レベルの答案を作り上げたのかを知ることはとても有意義です。また、いろいろな人の思考を知ることによって自分の立ち位置も明確になってきます(独学の受験生にはこれが結構重要だったりする)。

1次試験直後で過去問と向き合う気力はすぐには湧いてこない、2次試験の過去問を何巡もして疲れたので少し息抜きがしたい、そんなタイミングこそアーカイブ(過去記事)を飛び回って、先輩の考え方に触れてみてほしいと思います。

結局、自分がわかればそれでいい

十人十色のファイナルペーパー。人によっては「そのまま売り出してもいいんじゃないか」というレベルのまとめ方をしている人もいます。ですが、ファイナルペーパー最大の意義は、「試験直前の見直しを漏れなく抜かりなく行えること」であって、究極的には「自分さえわかればなんでもいい」のです。

ちなみに、どんな先輩のまとめ方を見てもしっくりこなかった私が「あー、もうこれは自分の直感を信じて突き進むしかない」と感じて、たどり着いたのがiPhoneのテキストメモでした。

出来上がったのはただただ文字の羅列なので、私以外の人には全く役に立たないと思います。ですが私にとっては、過去の失敗の記憶と結びついた唯一無二のもので、それを一通り読めば過去に自分が犯したミスをすべておさらいできる優れものでした。(以前にもお伝えしたように、私は体系的にまとめるとか理解するとかがすごく苦手で、とにかく実体験に基づく記憶だけが頼りでしたので)

今日伝えたかったことをまとめると、
「いろいろな人の考え方に触れてみてください。でもそれはあくまで参考でしかなく、最終的には自分で(考え方もノートも)作り上げてください」
という感じです。

ここからの残り101日。試験当日の心の拠り所になるファイナルペーパーを少しずつ作っていきましょう。

今日も長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。
明日はマリの登場です!!

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