リードタイムを短縮するために

同友館
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皆さん、こんにちは。

自信のないあなたを全力で応援したいはるかです。

早いもので、もう3月ですね。

皆さん二次試験の勉強は、進んでいますか?

突然ですが、皆さんは80分以内で問題を解き終われていますか?

去年の私はというと、2回目の二次試験挑戦に向けて過去問をコンスタントに解いてはいたものの、どうしても80分で解き終わらず、悩みに悩んでいました。(ハマると20分くらいオーバーしていました。)

初めて解く過去問でもないのに、やればやるほど色んな要素を入れたくなったり、深読みが過ぎたりして、あっという間に80分経ってしまうんですよね。

しかし、こんな私でも2度目の二次試験では、すべての科目で5〜10分ほど時間が余りました。(余るのもどうなんだという話は今は置いといて…。)

 

ということで、今回はどうしても時間内に解けなくて悩んでいた私が、時間内に解けるようになるまでに試みたことを紹介します。(※あくまで主観です。)

 

まず、二次試験の問題を解く過程を、「読む→考える→書く」の3つに分解し、そのどの過程でロスタイムがあるのかを考えました。そしてロスが大きいところを重点的に鍛えれば早くなるんじゃないかと、以下のことを実施しました。

 
①事例ごとに与件の読み方やマーカーの引き方を変える。(読む)

私の通っていた予備校の講師は、「診断士試験は、森を見て、木も見る試験だ。」と言っていました。最初は、一体なんの話だ!?と思いましたが、試験勉強を進めていくうちにその言葉の意味がわかるようになっていきました。森(全体)に集中すると木(細部)が見えないし、木に集中すると森を見失い迷子になるんですよね。しかし、事例ごとにその割合が少し違うので、事例ごとにマーカーの引き方を変え、その事例に適した具体度で与件を読むように工夫しました。

 

事例Ⅰは、特に森を把握することに集中する。

設問間に関係性があったり全体把握が大事なので、マーカーは最小限にとどめ全体一通り速読することにしました。

そして、この企業は、どんな風に成長していきたいと思っているのか?そのためにどんな課題を抱えているのか?その解決方法には何があって、どんなリスクを伴うのか?など、全体を捉えてから徐々に詳しい情報に目を向けるといったイメージです。

事例Ⅱは、森半分、木半分のイメージ。

全体ばかりを見ていても効果的な施策は見えてきませんが、ターゲットを外すと大外しするので事例Ⅰに比べて少し具体的な情報に注意してマーカーを引きました。

事例Ⅲは、森は最後に確認程度、木の細部まで注意を払う。

どの部分がどの設問に関わってくるのか、確かな知識で切り分けなければなりません。一語一句見逃してはいけません。思わぬところにヒントがあったりします。なので、どの設問に対応するのか設問ごとにマーカーで色分けしながら読んでいました。考えるより探しに行くというイメージです。

マーカーの引き方は完全に好みですが、この感覚がついてくるとロスなく必要な情報を整理することができるようになりました。

 

②よく問われる1次知識は徹底的に覚える!(考える)

(事例Ⅰの場合なら、組織のメリデリ、正社員or非正規社員が多い時のメリデリなど)

二次試験は、新たに覚えるようなものはそんなに多くありません。しかし、「えっと、確か…なんだっけ…。」と考えて、やっと出てくる程度の知識では二次試験には使えません。(というか間に合いません。)

集権型組織にする目的は?

組織の高次学習が進まない要因は?

と聞かれて、いくつかすぐに答えられるようになるくらいがベストです。

答えを見て、「あー、はいはい。知ってる知ってる。」じゃダメなんですよね。

令和1年の二次試験問題では、集権型組織について問われましたが、事業部制組織だとどういうメリット・デメリットがあるんだろうか、どういう企業が向いているんだろうかなど、立体的に想像しながら知識を増やしていくと、より定着しやすいと思います。

 

③春秋要約を10分で行う。(書く)

(日経新聞の春秋の要点を40字でまとめること)

これは賛否両論ありますが、書くのが苦手な私としては、効果があったと思います。

効果①筆者が一番言いたいことを瞬時に見極める力がつく。

効果②短時間で文章を組み立てる力がつく。

効果③文字数の感覚を叩き込むことで消しゴムの出番が減る。限られた時間内で、これは結構大事)

二次試験って一次試験と比べて隙間時間を使いにくいですよね?

私の場合は、時間に余裕がある朝なんかに歯を磨きながら春秋要約をやっていました。そんな軽い気持ちでやるならオススメです。ポイントは、リワードは極力しないことと、ツイッターの他の人の投稿を見て要点の認識がズレていないかを確認するということです。(ツイッターの♯sjyouyakuで検索)美しい日本語でまとめようなんてことは絶対に考えてはいけません。あくまで目標は、短時間で要点を簡潔に要約する力をつけるということです。短い文章で簡潔に書くのが苦手だなっていう人にはいいかもしれません。(ストーレート生や時間に余裕のない人にはオススメしませんし、文章を書くのが得意な人や要約力がある人は必要ないと思います。)

 

どうでしたか?あくまで今回は個人的な感覚なので皆さんの参考になるのかわからないですが、どこの部分に課題があるのか見直して、効果的にPDCAを回してみましょう。まだまだ時間はたっぷりあります。急がば回れ、焦らず確実にいきましょう。

 

 

大丈夫です。時間内に解けないのはあなただけじゃないですよ★

 

 

 

明日は、いけぽんのブログです。私と対照的に、理系でロジカルな思考を持ついけぽんのブログをお楽しみに〜。

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