予想通りに不合理

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ブログをご覧の皆様、こんにちは。

「配られたカードで勝負するっきゃないのさ」ストレート合格ナビゲーターちーたーです。

 

試験の興奮も冷めた頃でしょうか。再現答案の話はもうしません(上下に強制的に出るけど笑)
合格発表が刻々と近づいておりますが・・・本日は「もし、不合格だったらどうする?」というテーマでお送りしたいと思います。

 

不合格だった場合の選択肢というのは、来年も受験するか、ゆうちゃんも書いていたように養成課程に行くか、諦めるか、という3択になってくると思います。

絶対に合格していないと考えていた去年の今頃の私は、無事に世界を救い(=ドラ〇エ11をクリアし)、現実に戻ってきて「さて、来年どうするべ」と、つらつら考えておりました。

 

そもそも、私の当初の目的は、経営者に経営の話ができないという弱みを克服することにありました。AIに仕事を奪われると盛んに叫ばれる会計業界で、不安を感じ、経営者に今までと異なる価値を届けられるようにならなければ、仕事がなくなってしまうと考えたのです。

しかし、所詮、弱みの克服は弱みの克服に過ぎません。
言い換えれば「普通」とか「平凡」というレベルになるだけの話です。
それでは差別化になりません。
そこに対して、時間と金銭を投資し続けるのか?
客観的に考えれば、答えはNOだと思います。
特に養成課程なんて、数百万払って何年も時間使うわけですから、とんでもない話です。

 

ここからは仮定の話です。自分がもし不合格だったら、果たして次の年も受験していたか?
正直、上記の通り、頭の中では「諦めた方が賢いな」と思っていました。
次の年は2次試験から受けられるとしても、です。
事例Ⅰ~Ⅲができるようになるイメージは、全く湧いてきませんでした。

しかし、人間の判断にはどうしても感情が混ざります。
結論として、私はもう1度だけ診断士試験を受けてみようという決断を、合格発表前にしました。
合格発表日当日、つながりにくい診断士協会のサイトを更新しまくりながら、落ちてたらすぐに某予備校Mの通学講座に申し込めるように、ブラウザで申込み画面も同時に開いていました。

別に夢とか情熱とか、そんなご大層なものではありません。
諦めてしまうと今までの投資が無駄になってしまうとか、2次試験から受けられる権利を放棄するのがもったいないとか、いわゆる損切りのできない非論理的な思考回路です。
でも、いずれにせよ、非論理的であることを自覚しつつ、感情に任せて決めました。
もう1回やっていれば受かってたかも・・・なんて思いを引きずりながら、過ごしたくはなかったので。
結局のところ、その時に論理的な判断をしたとしても、後で感情的に(=非論理的に)後悔する可能性もあるわけですから、よっぽどスパッと割り切れる人以外は、その後の感情も考慮して判断した方がいいと思います。本当に、後悔しないでしょうか?

 

勿論、ご存知の通り、結果として私は合格していました。自分の番号が表示された時、小一時間くらい家のPCの前で固まっていたのを覚えています。1人で家で「はぁ?」と何度も繰り返したことも覚えています。
それくらい、予想外だったのです。あまりにも予想外過ぎて、自分が合格者なんだという自覚があまり芽生えませんでした。口述セミナー後の懇親会で他の合格者と接することになるわけですが、「なんで自分はここにいるんだろう?」と、ちょっと不思議な気がしたものです。

ですから、同期だ!仲間だ!万歳!という熱狂の渦に巻き込まれるというよりは、どこか部外者のような気分で、他の合格者を観察するような感覚で接していました。そこからわかったことが2つ。1つ目は、とても情熱的な人が多いこと。2つ目は、ストレートと多年度に違いはほとんど見受けられないこと。その区分で能力差があるとか、そういうことは全くないと思います。いや、むしろ多年度の方が知識の定着の度合いは高いと思います。ふぞろい11の多年度合格者も、みんな驚くほどタフで、前向きで、社交性と向上心と能力が高い。

ストレートとか多年度とかは、受験生応援をしていると、受験生と属性を合わせる関係上話題にのぼりますが、そうでなければ気にすることはまずないです。例えば、実務補修を受けていて、他の合格者に「ストレートですか?多年度ですか?」なんて聞くことはまずありません。どうでもいい話だからです。そんなことより、その人の社長に対するヒアリング能力とか、そこから改善提案を展開していく能力が大事です。あ、あとワードとエクセルのスキルもあると周りが大助かりです(笑)

 

なんだかまとまりのない内容になってしまいましたが、何が言いたいかというと、あなたの中に諦めきれない何かしらの感情(夢とか情熱とか、あるいはモッタイナイとか)があるのであれば、その非論理的な感情に身を委ねて目指し続けてみるのも一興では?ということ。

そして、多年度生だからと言って自分を卑下する必要は全くないのだ、ということです。所詮、試験は試験です。私みたいな財務だけのまぐれストレートもいれば、能力が高いのに運悪く多年度になってしまった方も数多くいらっしゃるでしょう。どちらも受かってしまえば横一線。合格者と不合格者は紙一重です、本当に。

 

縁起でもない話をしてしまいましたが、悩んでいる人も多かろうと思いましたので、こんなテーマで書かせて頂きました。

さて次回は、まったりゆっくり独学派★多年度生合格ナビゲーターのかずさ の登場です。
仕事&家庭(育児)が激務状態のかずさは、なんと風邪まで引いてしまっているんだそうです。
皆さんは、手洗い、うがいをしっかりして、風邪やインフル予防に努めてくださいね。

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