筆記試験の合格発表、口述試験の案内まで、いよいよあと3週間ですね。合格発表前はなかなか対策に手がつかないと思いますが、気にすることはありません。みんなそんなものです。
去年の口述試験を思い出して、ざっと当方の考えを書いてみます。何らか、ご参考になれば幸いです。
続きを読む: 口述試験との向き合い方~こやちん編~目次
口述試験対策はちゃんと試験会場にたどり着いて、面接官と一定の受け答えをすることができれば、まず落とされることがない試験といわれています。例年合格率99%以上の試験において、自分が担当した受験生を不合格とするのは精神的な負担が大きいですし、落とす際の合理的な理由づけも大変、、、ということを鑑みると、面接官としても自分が担当する受験生には合格してもらいたい、と思っているはずです。
よって、受験生としては、斯様な面接官の皆さんがおかれた立場に幾ばくかの思いを寄せつつ、彼らが安心して気持ち良く「合格」に丸をつけてもらえるよう、丁寧に面談対応する。面接官の質問の意図を理解するため、ちゃんと話を聞いて、ちゃんと答える。質問意図が分からなかったら、分からないことを伝えて確認してから応答する。要は人として、誠意のあるコミュニケーションを心がける。これが肝要であり、これが心構えの全てであると思います。(間違っても面接官を敵とか、勝負する相手等と思わぬように!)
口述試験における会話の内容は、2次試験の与件文と設問に限定されます。よってこの分野の話題でコミュニケーションができるように、与件文、設問部内容を振り返って理解し、それらに対する想定問答を作っておくことが必要です。お客さん/クライアントを訪問してプレゼンする際に事前準備をするのと同じで、試験会場で会う面接官に失礼のないように準備しておく、という感じで考えておけば良いのではないでしょうか。想定問答は自分でも作れると思いますが、予備校や各種試験支援団体も頑張って作ってますので、それらを入手して、適宜自分なりの回答を作っておくと良いでしょう。模範解答を暗記する必要はありません。参考程度に見て、自分の言葉で伝えましょう。
これだけで事前対策は十分と思いますが、当日を不安なく迎えるために、口述対策セミナーには参加して頂くと良いと思います。予備校や試験支援団体が色んな口述セミナーを開催してると思いますが、面談のみならず、「懇親会」などで情報交換等する機会もあると思います。ここで気になってることを共有しつつ、不安を解消しておくと、精神的な余裕をもって当日を迎えることができるでしょう。
また、合格後に怒涛のように押し寄せるイベント(実務補習や協会のイベント、各種支援団体の活動)についても、先輩診断士の話を聞くことで、合格後のイメージを掴むことが出来ると思います。何より、同じ試験を乗り越えてきた診断士仲間と会話するのは楽しいです!
正しい心構えと事前準備さえしておけば、何ら恐れることはありません。あとは、試験時間に試験会場にたどり着くこと。気を付けるべきは、体調管理と余裕をもって試験会場に向うこと、それだけです。口述試験は、これから同期となる診断士が集まる大きなお祭りイベントのようなもの。合格後に起こることをあれこれ想像しながら、緊張と高揚感の混ざった一日を目いっぱい楽しんでもらえれば良いんじゃないかと思います。
なお、X等のSNSでは口述試験後の打ち上げ会呼びかけスレッドが多くでてくると思います。ご自身で企画しても良いと思いますし、どこかに飛び入り参加しても良いと思いますが、斯様な打ち上げ会に参加されてみては如何でしょうか?人との縁がその人の活動を左右する診断士業界、その第一歩をここから始めてみるのも一興かと思います。かく言う私も、去年口述試験後に一緒に飲んだ診断士の方とはその後も何かと繋がっており、良い意味での刺激を貰っています!
さて、いかがだったでしょうか?口述試験の要点は①心構え、②事前準備、③試験を受ける、それだけです。
皆さんの合格をお祈りするとともに、どこか診断士活動でお会いできること、楽しみにしています!
明日はしゅうとの登場です。お楽しみに!
ご存じの通り、書籍「ふぞろいな合格答案」は、
2次筆記試験受験生にご提出いただいた再現答案に支えられております。
皆さまの全身全霊を込めた答案が、本書籍を作り上げています。
また、令和4年度より受験生全員に得点が開示され、皆さまにご提出いただけたことで、
今年出版の「ふぞろいな合格答案 エピソード16」からは、
より精緻な答案分析を行うことができました。
この場をお借りして皆さまのご協力に改めて御礼申し上げます。
令和5年度の2次筆記試験におかれましても、
再現答案および開示された得点のご提供をお願いしたいと存じます。
今年2次試験を受けられた皆さまには是非とも、
作成された再現答案および開示された得点をふぞろいにご提供いただきたく存じます。
皆さまの答案を心よりお待ちしております。
【特典1】再現答案へのフィードバックがあるよ!
【特典2】ふぞろいにお名前(ハンドルネームでもOK)が掲載されるよ!
来年度の受験生の方々のため、あなたの力が必要です。
是非ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
締切:2024年1月31日(水)23時59分
締切:2024年2月7日(水)23時59分