コラムブログ出張編~実体験から学ぶ2次試験への向き合い方~

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みなさんこんにちは!ふぞろい14企画チームです。

ふぞろい14では紙面上にメンバーが執筆したコラムを掲載しています。

メンバーの実体験に基づいた内容なので、きっと参考になるはずです!

(私が受験生の時には、勉強の合間などに読んでおり、ひそかに好きなコーナーでした。)

 

本日は紙面の都合上、掲載しきれなかったコラムを3つ掲載いたします。

1.立ち止まることの大切さ

令和元年度の1次試験では、7科目トータルで6割以上の得点があったものの、経営法務が1マーク足りずに無念の敗退を経験しました。全員に一律8点の加点がされた悪名高い(?)平成30年度の経営法務ではなく、その翌年、易化した年の話です。

敗因は、「底上げ」の意識が足りなかったことです。得意な科目を解く方が楽しくなってしまい、苦手科目に割く時間がおろそかになっていました。令和2年度はその反省を生かし、苦手科目に傾斜させた時間配分で勉強を続け、7科目すべて60点超えで1次試験を通過できました。

この「底上げ」の考え方は、2次試験にも通じるものだと思います。1次試験に比べて科目(事例)数が少ないため、ポートフォリオによるリスク分散を図りにくいのが2次試験の特徴です。つまり、「苦手科目を得意科目で補う」よりも「苦手科目の苦手具合をマシにする」ことの方が重要だと考えました。

過去問を解く時間の確保はもちろん大切ですが、自分の苦手がどこなのか(できれば「事例ⅣのCVP」など、事例よりも細かい単位で)、立ち止まって考える時間をどこかで設けてみてはいかがでしょうか

 

2.己を知れば、百戦殆うからず?

中小企業診断士の取得を目指す皆様の勉強手法はさまざまだと思います。特に2次試験は「正解」が公表されない試験なので、どのように勉強をしたらよいかわからず戸惑われている方も多いのではないでしょうか。

がむしゃらに勉強するのもよいですが、自分にはどのような勉強方法が合っているのだろう? と考えてみても面白いかもしれません。

たとえば、VAKタイプなどご存じでしょうか? 詳細は割愛しますが、視覚(Visual)・聴覚(Auditory)・触覚(Kinesthetic)どれが優位に働いているかというもので、勉強の際にも得意なインプットが分かれます。Vタイプの方は視覚が強いので、図表やチャートで内容を覚えやすいです。Aタイプの方は聴覚が強いので、音読など音声での勉強などが有効かもしれません。Kタイプの方は分かりづらいですが、勉強会という体験や、実際に「書く」という体験でインプットされやすかったりします。

ここで出したのは一例ですが、こんな風に「己を知る」ことができれば、効率はよいですし、ちょっと勉強が楽しくなったりします。よければ考えてみてください。

3.タイムマネジメントとメンタルタフネスが重要な2次試験

1次試験後に2次試験対策を本格的に始めた私は、「知識量で勝負することは難しく、持てる力を100%発揮しないと合格は難しい」と認識していました。そのため、80分間×4事例のトータルで安定したパフォーマンスを本番で発揮するための戦略を試行錯誤しました。

タイムマネジメントについては(1)準備(2)企業概要把握(3)設問分析(4)与件分析(5)解答骨子作成(6)解答記入、の手順での最適な時間配分を試行錯誤しました。

その結果、普段書く習慣がなかったこともあり、解答記入には少なくとも45分は必要であることや、事例Ⅲ以降は握力がなくなって字が汚くなること、おにぎりを食べると眠くなること、などの問題点が分かりました。

対応策として、時間短縮のためのプロセスの精査、最適な文具の選定、最適な休み時間の食べ物、飲み物などを再検討しました。加えて、本番想定のトレーニングとして模試を3回受験しました。会場受験ができなかったため、ホテルの日帰りプランを利用し、YouTubeの「80分タイマー、試験会場のような騒音」という動画を使いました。休憩時間の過ごし方を含めてイメージトレーニングできたことが大きな自信となり、本番も緊張することなく実力を発揮することができたと思います。休憩中のグッズやトラブル想定での荷物が大きくなりすぎたため、会場までの移動で疲れたことだけが想定外でした。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

メンバーの実際の体験に基づいた2次試験に関するコラムを掲載いたしましたが、全員自己分析や受験の戦略を考えることの重要性について書かれていましたね。

時には自分の学習スタイルを見つめなおしてはいかがでしょうか。

 

さて、本日は3つコラムを掲載いたしましたが、紙面では多数のコラムが掲載されています

勉強に疲れた際など気軽に読んでみてください!

 

明日は再現答案チームからふぞろい執筆の裏話をお届けします!

お楽しみに!!

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