今できる最良の行動をしよう! 自分を信じて試験に集中しよう!

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こんにちは! 多年度合格ナビゲーターのとうへいです。

ついにあと1週間で2次筆記試験ですね。あと1週間、がむしゃらに頑張るよりは、心身を整えるほうがよい結果が出やすいと思います。

さて、今日は「合格するために自分なりに頑張ったけど、合格できるのだろうか」ともやもやしている方に向けて、イメトレやメンタルコントロールを通じてたどり着いた私の考えをご紹介します。

特にお伝えしたいことは、「今できる最良の行動をしよう」

今できる最良の行動をしよう!

自分を信じて試験に集中しよう!

の2点です。2次試験を3回受けた私の体験を踏まえた個人的な考え方です。自分には合わない、と思ったらスルー、合うと思う部分だけ取り入れてもらえれば幸いです。


本題の前に1つだけ。1次試験の直前期に書いた記事のうち、「体のマネジメント」「心のマネジメント」は、2次筆記試験においても役立つ要素があると思います。よければざっとナナメ読みしてみてください。




2通り想定しよう 「①失敗を回避するためには」「②失敗した時には」

誰しも「失敗しないようにするためには」は考えると思いますが、それでも現実は失敗しちゃうもの。そこで、失敗した時のことをあらかじめ想定しておくことで、焦らずよい対応ができると思います。具体的に私が想定していたことをいくつか挙げてみます。

 

(1)電車遅延などにより試験開始時間までに到着できない

試験開始2時間前に最寄り駅に到着を目指す。乗換え検索をして乗る電車と試験会場に入るまでどこで過ごすかを決めておく。電車が止まった時のため、会場への行き方プランBを想定しておく(違う路線の駅からタクシーに乗る、など)

遅刻しても残った時間でやれることをやるしかない。満足化基準でとにかく解答を書きあげる(試験官に状況を説明をしても試験時間を浪費するだけ)

 

(2)試験中にトイレに行きたくなる

前日からカフェインの入った飲料を口にしない。水は少しずつ飲み、一気飲みしない。トイレは休憩時間終了直前に行く

迷わず2~3分を使ってトイレに行く。我慢しながら試験を解くより、すっきりしてから集中して取り組んだほうがよいため

 

(3)消しゴムや受験票を床に落としてしまう

会場についたら受験票や筆記用具の置き場所と椅子の位置を調整する。受験票は両面テープで机に貼り付ける。消しゴムは遠くに転がってしまった時に拾わなくていいように複数用意しておく

慌てて拾わずに試験に集中して、試験が終わったら回収する

 

(4)何を書いてよいのか見当がつかない

処理漏れがないか(設問分析時のメモや与件のチェック内容で未使用の要素がないかなど)のチェックを工程に入れておく

その問題は最後に処理する。その時は、とにかく与件ファースト。設問と与件を紐づけて、編集に時間を掛け過ぎないようにする

 

(5)タイムマネジメントに失敗し、あと15分で2問の解答欄が白紙のまま残っている

①80分で6割を取る! を忘れずに満足化基準で問題を処理していく。試験開始から40分経過したら、全問の解答の方向性がまとまっていなくても、わかる問題から解答を書いていく

ほぼ与件文からの抜き出しとなっても、また解答が他の設問と重複しても構わないので、とにかく2問とも解答欄をすべて埋める

いかがでしょうか。私は、こんな感じで1週間くらい前に紙に書き出して、試験日までに時折見返していました。これまで過去問演習や模試に取り組んできた中で対応に迷うことがあったなら、それに対して①②を想定しておくことは意義があると思います。


今できる最良の行動をしよう!

直前1週間、私は試験当日の事例Ⅰが始まってからの状況を、①いい感じで解答できてるパターン、②まあなんともいえないもやもやパターン、③やばい全然わからん、の3パターンくらいそれぞれシミュレーションして、その時にどういう気持ちで次の事例に臨むべきかを想定して紙に書き出してみました。結果、どのパターンでも「落ち着いて、残った時間で1点でも多く積み上げるために今できる最良のことをしよう」という結論に至るのですが、これをやっておいたおかげで、試験当日に前の事例でやり残したことをくよくよ振り返らずに、次の事例に向けて気持ちを切り替えやすかったような気がします。投げやり、もしくは一か八かだ、みたいな気持ちになってはいけないと自分に言い聞かすことができました。

また、3パターンとは別に「想定外」と動揺して気持ちが乱れることがないように、こんなことがあるだろう、みたいな想定もしておきました。

・会場に着いて周りを見渡すと、周りの人たちが優秀そうに見えるだろうな 

・事例Ⅰを解いているときは緊張するだろうな

・事例Ⅰとか事例Ⅱでうまくいかず気持ちが折れそうになることもあるだろうな

・意味不明な難問が出ることもあるだろうな

どんな想定外のことがあっても「落ち着いて、残った時間で1点でも多く積み上げるために今できる最良のことをしよう」、と思えるように心の準備をしておいたおかげで、すっきりした気分で試験に臨めたような気がします。

難問が出た時の対応

もし難問が出た時、どう対応するか決めていますか? 私はこう決めていました。

「たたかう」

「じゅもん」

「にげる」   ←これ

「どうぐ」

迷わず逃げると決めていました。動揺せずに逃げて最後の余った時間で与件ファースト&満足化基準で解答する、と決めていました。難問は、みんなできないから差がつきません。間違っても難問で勝負しないように注意してください。もし2問目あたりに難問がある事例だった場合、苦戦する受験生は相当多くなると予想されますので、すぐに「逃げる」ボタンを押せた人は相対的にかなり有利になると思います。


自分を信じて、試験に集中しよう!

自分を信じることの大事さは、先日テリーが丁寧にわかりやすく書いてくれているので、ぜひ読んでみてください。ここでは私の視点で書いてみます。

2次試験が2回目の時に私がよく考えたのが「今回不合格だと、1次試験を受け直す羽目になる。それは避けたい」でした。これだと精神的プレッシャーを感じてしまい、マイナスの作用の方が大きいと思います。これを踏まえて、3回目はこう考えました。

1度合格した1次試験は、前回より相当少ない学習時間でまた合格できる。もし2次試験に2回落ちたらまた1次試験に受かればよいだけだから、また受けることになっても大した問題ではない。「落ちたら~」は考えるだけ無駄。

こう考えることで、自分に自信をもって落ち着いて2次試験に集中することができました。

私は実際に1次試験の受け直しを経験しましたが、以前にきちんと頭に入っていなかった知識がスッと入ってくる感覚も経験できたりして、それはそれで人生トータルで考えたら悪いことではないかもしれません。

大丈夫です。きちんとやるべきことをすれば、いつか必ず受かる試験です。自分を信じてベストを尽くせば、おのずと結果はついてきます。


ベストを尽くすためには、試験に集中する必要があります。プレッシャーが人の集中に及ぼす悪影響について、サッカーのPK(ペナルティキック)を例にご説明します。

私は高校まで部活でサッカーをやっていて経験があるのですが、PKを練習でやると、9割近くのキックがゴールに吸い込まれます。ですが、公式戦など勝ち負けを決めるPK戦だと、結構高い確率でキックがゴールに入らなかったりします。これはアマチュアの高校生に限らず、プロや国の代表戦を見ていても同じ傾向にあるといえます。

そうなってしまう理由は、キッカーが「もしこれを外してしまったら・・・(チーム全員が高校サッカー引退)(ファンやメディアからバッシングされる)」と考えてしまっていて、ボールを蹴ることに集中できていないから、だそうです。

ボールを蹴る時やその直前は、ボールを蹴ることに集中するとよい結果が出やすいそうです。ちなみにラグビーのペナルティキックの前のルーティーンは、簡単に言うと、ボールを蹴ることに集中するための動作なのだとか。

ということで、これから試験が終わるまでは「もし試験に不合格だったら」を考えずに試験に集中することをオススメします。試験当日は、これまで過去問演習や模試でやってきたことと同じことをしましょう。今日は特別、などと意気込まずにいつも通りの自分なりの解答をおいてきましょう。丁寧に時間を掛けて書いたり、じっくり見直したり、いつもと違うことはしないようくれぐれも気をつけてください。

 

ちょっとまとまりがなくて恐縮ですが、最後に1つ。

残り1週間、頑張ってきた自分を信じて、落ち着いて試験をやりきりましょう。そして、自分と支えてくれた周囲の方々に感謝と恩返しをしましょう。

そして、再現答案を書くまでが2次試験です! 再現答案については先日まっつが書いたとおり、試験日の夜に問題用紙を見ながら書き出すと不思議と鮮明に覚えています。できれば試験当日に、遅くとも翌日には、再現答案を書きましょう。そして、できればふぞろいプロジェクトにもご提供をお願いします。

みなさんがよい状態で試験日を迎えられますように。応援しています!

明日は、とっくんです。

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