ブログをご覧の皆様、こんにちは。
「配られたカードで勝負するっきゃないのさ」ストレート合格ナビゲーターのちーたーです。
早いもので、私のブログも2次試験前としてはこれで最後になります。
2月から始まったこのブログ、「何を書いたものやら」と思いながらももう10月。本当にあっという間です。
これまで、主に事例Ⅳのブログをずっと書いてきましたが、もはや言うことはほとんどありません。苦手なところを事例Ⅳの全知全ノウで繰り返し解き続けるのみだと思います。
ですから、今回のテーマは事例Ⅳではなく「私の合格の決め手となった極意」とさせて頂きます。
極意とか大げさなこと言ってますが、今回は完全に精神論のお話しなので、精神が安定している方は読まなくても大丈夫です(笑)
私の合格の決め手となった極意は、自分の気持ちを奮い立たせる言葉を心の中で唱えること、です。
そういう言葉が、皆さんそれぞれあるんじゃないかと思うんですね。偉人の名言でもいいですし、他人のTシャツに書いてあった言葉でもいい。大事なのは立派かどうかではなくて、それが自分のスイッチになるかどうかです。2次試験のような苦境に立たされた時、そんな言葉が柱となって、圧し潰されそうな心をなんとかぺしゃんこにならないようにしてくれます(ちなみにタイトルは、ご存じコー〇とナ〇キのフレーズを直訳しただけ。勢いのある、いいフレーズですよね)。
もちろん私にもそういう言葉がいくつかあるわけですが、その中でも特に、最後の最後まで役に立った言葉が1つだけあるので、紹介させて頂きます。
それは、次の言葉です。
「でもやるんだよ!」
これです。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、これは、根本敬さんの「因果鉄道の旅」という本に出てくる言葉。
内容的には診断士と何の関係もない、むしろ悪影響を及ぼしかねない本なので、本自体は決してオススメではないのですが(笑)
この言葉は、次のような流れで出てきます。
たくさんの犬を世話している施設で働くおじいさんがいて、
そのおじいさんが、犬のエサを入れるたらいを毎回洗剤でピカピカに洗うのです。
水でササっと洗い流せばそれで十分なのですが、毎回毎回、洗剤でピカピカにします。
それは無駄なことだと、そのおじいさんも認めています。
では、なぜそれをやるのか?
「いいか、俺はね、毎日1日に2回エサやるけど、
エサが終わると全部いちいちこうやって洗ってるんだよ、ぴかぴかに。
でもわざわざこんなの洗剤使ってゴシゴシ擦る必要ないんだよ。
水でちゃちゃちゃっとやりゃあ、それでいいんだよ。
な、こんな事無駄な事だと思うだろう。
そうだよ、無駄な事なんだよ
でもやるんだよ!」
・・・最初のブログで申し上げた通り、私は事例Ⅰ~Ⅲに関してはどれ1つとして合格点に達していません。そんな実力ですから、去年の今頃の私は「絶対に受からない」という確信に支配されていました。微塵の可能性も感じませんでした。受験するだけ無駄だと思いました。言葉の柱が次々と折れていきました。
「あきらめたらそこで試合終了だよ」 「・・・もう試合終了でいいよ」
「なぜ、ベストを尽くさないのか」 「・・・どうせ受かりっこないよ」
「腹が立ったら自分に当たれ、悔しかったら自分を磨け」 「・・・もはや腹も立たないし、悔しくもないな」
そんな中、最後まで残った言葉が「でもやるんだよ!」だったわけです。
この言葉、全くロジカルでないが故にほとんど無敵です。
「・・・もう試合終了でいいよ」 「でもやるんだよ!」
「・・・どうせ受かりっこないよ」 「でもやるんだよ!」
「・・・もはや腹も立たないし、悔しくもないな」 「でもやるんだよ!」
結果的には、それが功を奏したのかな、と思っています。
事例Ⅰ~Ⅲまでは、ほとんど処刑されたような気分でした。
事例Ⅰに殴られ、事例Ⅱに蹴られ、事例Ⅲに関節技を決められました。
「木人拳」というカンフー映画をご存知でしょうか?
主演のジャッキー・チェンが、左右にずらっと並んで両側から殴りつけてくる「木人」という人形の間を通り抜ける修行があるんですけど、まさしくあんな感じです(Y〇uTubeに動画転がってます笑)。
無論私はジャッキーではなくちーたーなので、事例Ⅳに辿り着く頃にはフルボッコにされていました。
それでも事例Ⅳで全力を尽くせたのは、「でもやるんだよ!」のおかげでした。
良い結果だけを求めていたら、どこかで心が折れてしまっていたと思います。
「結果だけを求めていると人は近道をしたがるもの」ですからね(これもレパートリーの1つ。わかる人だけわかって下さい笑)。
前回までのブログで、あきらめずに頑張りましょう的なことを書いた気がするけれど、本当は「あきらめるな」なんて、私には言えないんです。私はあきらめてたんですから。
あきらめないに越したことはないけれど、人間、そんなに強くいられないですよね。
「あきらめるな」とか「絶対に受かる」とか、そういう言葉にすら重圧を感じてしまう方、「優秀な奴はいいよな」とつい卑屈になってしまう方・・・私もそうでした。むしろ、今でもそうです。
でも、良い結果をあきらめた上で「でもやるんだよ!」と思えると、そんな自分でも、意外と図太くいられました。
もし、私と同じような状況の人がいたら、心の中で「でもやるんだよ!」と唱えると、最後まで走り切れるかもしれません。そして、もしかすると、それが予期せぬ奇跡をもたらすかもしれません。
とまぁ、ここまで書いておいて何なんですが、合格者や受験生と触れ合っていると、私みたいにネガティブでひねくれた人間って少ないんじゃないかって気がしてくるんですよねぇ(笑)
もし、私みたいな人がいなかったとしたら、このブログって何の意味があるんでしょうね?
・・・まぁ、それも「でもやるんだよ!」ってことで。
ネガな人もポジな人も、ご武運をお祈り致します。
さて次回は、まったりゆっくり独学派★多年度生合格ナビゲーターのかずさ の登場です。
かずさの2次試験前のラストメッセージをお見逃しなく!