皆さん、こんにちは。ハゲる思いで育休中にストレート合格したかれんです。(詳しい自己紹介は「自己紹介!かれん編」へ)
今回は私の1次試験の勉強方法についてご紹介します。皆さんの1次試験勉強にブーストをかけられれば幸いです!
目次
まずは結果から。合格水準6割に対して、全体得点率79%を確保でき、割と高得点で合格したほうだと思います。
【合計点】555/700点(自己採点)
【経済学・経済政策】76/100点
【財務・会計】80/100点
【企業経営理論】86/100点
【運営管理】72/100点
【経営法務】84/100点
【経営情報システム】84/100点
【中小企業経営・政策】73/100点
銀行員なので財務と企業理論は割と得意で、運営管理と情報システムは苦手だったよ
私は2023年3月から勉強開始。1次試験まであと5ヶ月という状況。当時は2ヵ年計画も視野にいれ、とりあえず出来るところまでやってみよう作戦でした。
中小企業診断士は一般的に1,000時間の勉強が必要と言われていますが、当時はその中でも1次試験勉強と2次試験勉強の内訳がよくわからず、ネットでは1次試験と2次試験は並行して勉強したほうが効率がいい、とかも書かれていました。でも「必要勉強時間なんてバックグラウンド次第だし、まずは1次試験に受からないと2次試験も受けられないんだから、1次試験に全力投球だ!」と腹をくくりました。(並行してできる人羨ましい~)
当時は産後4か月。ようやく少しまとまって寝れるようになった頃。家族に資格挑戦の意向を表明し、協力を要請したんだよね。(これも大事!)
ちなみに、結果的に1次試験勉強は合計500時間ほど。最後2週間くらいは知識をキープしている状態だったので、振り返れば450時間くらいでいけたかな、という感覚です。(結果、比較的高得点だったし。結果論だけど。)
もろ、つばさに続いて、私もですが、ほぼ「スタディング」のみ。あの川口春奈がCMやってるやつです。
スタディングを選んだ理由は、「中小企業診断士 通信講座」で検索し、まとめサイトで口コミと料金を比較したところ、一番安く(約5万円)&口コミも悪くなかったため。
<良かったところ>
①勉強計画をAIが策定してくれる(勉強計画を変更したいときも労力少ない)
②今の実力をAIがスコア化してくれる(実力不足科目が一目瞭然&レベルアップがゲーム感覚)
③アプリでクイズのように過去問を解けるため、隙間時間を有効活用できる
④学習マップという記憶定着法が元々の自分の勉強スタイルに似ていた
(⑤1次試験合格後に気づきましたが、「勉強仲間」というSNS機能もあり、受験生仲間と切磋琢磨できる)
<不足していたところ>
①重要ポイントを厳選して講座が作られているので、講座だけ見ても解けない過去問がある
⇒でも過去問演習の中で覚えればいいだけだし、逆に効率はいいと思う
②過去問演習の解説が不十分で理解できない過去問もあった
⇒これはYouTubeやネット検索、AIチャットに頼って頑張って補足。経済のIS-LM曲線あたりとか、世の中には中小企業診断士受験用の情報がたーくさんあり、なんとかなった。
メリデメ踏まえて、圧倒的にメリットが上回り、自信をもってオススメするよ(私も回し者ではないよ!)
ちなみに、私は学習マップをノートに書き写して、記憶を定着させていました。余白に過去問演習で得た知識を補記し、自分のためだけの学習マップをつくることで、効率を高めていました。(もっと時間ない人は学習マップを購入して補記してもいいね。)
勉強時間は平日3時間、休日4時間以上(直前期は6-8時間くらい)を前提に、スタディングでAIが立ててくれる勉強計画に沿って学習を開始しました。
ざっくりとした勉強計画は以下のとおり。2週間で1科目を基本ペースに、まずは理解することを優先して1周目。次に1週間で2科目を基本ペースに、記憶定着を目指して2周目。続いて苦手科目は重点的に学習し、あとはひたすら過去問演習という流れ。
3月1-2週目(WEEK1-2):企業経営
3月3-4週目(WEEK3-4):財務・会計
4月1-2週目(WEEK5-6):運営管理
4月3-4週目(WEEK7-8):情報システム
5月1-2週目(WEEK9-10):経済
5月3-4週目(WEEK11-12):法務
6月1-3週目(WEEK13-15):上記6科目の2周目 ※端折ったところあり
6月4週目(WEEK16):理解が難しかった情報システムと経済の3周目 ※同上
7月1週目(WEEK17):中小政策 ※短期記憶を生かしたく直前に開始
7月2-8月1週目(WEEK18-21):ひたすら過去問&ネットで補足
育児には平日も休日もないんだけど、休日や直前期は家族の協力を得て、時間を捻出していたよ。
①1週間単位で帳尻合わせ
毎日機械的にノルマ時間の勉強を続けるのって、正直しんどいですよね。人間だもの。
体調の善し悪しもあろうし、業務の繁忙もある中、ノルマ時間の勉強時間を確保できなかった日に落ち込むなんて、エネルギーが勿体ない。
だから、1週簡単位で計画通りなら、よしとしよう。木じゃなくて森を見よう!
(とはいえ、1日完全にサボるだけでも週末への皺寄せが大きいから、やはり毎日の勉強を染み込ませるほうが、結果的に楽だったりするんだよね。)
②無駄な時間を如何に減らすか
特に意味のないYouTubeやネットブラウジングなど、無駄な時間はトコトン排除(勉強や育児に役立つYouTubeは休憩がてら見てました)。とはいえ、これまたロボットじゃないので、息抜きがないとストレス爆発しちゃいますよね。私は月に1日だけ勉強フリーDAYをつくって、家族で遊んでいました。ギリギリのバランスで頑張りましょう!
③必要な時間もギュッと凝縮
皆さんでいうと、仕事を効率化できないか見直す、というところでしょうか。
私は育児の効率化でした(ベビーフード活用したり、寝かしつけながらスマホアプリで過去問解いたり。子供との触れ合いは極力減らさずに!)。
なんだかここまで、とっても真面目に記事を書いたので、コツコツ勉強し余裕で合格した人みたいに見えるかもしれませんが、当日はやはり緊張していました。
私は、当日の緊張を一番和らげられるものは「ここまでやったんだから大丈夫!」という努力の積み重ねだと思っています。当日、極力緊張せず、実力を発揮するために、全力で試験勉強に取り組んでいるようなものです。
試験会場で隣になった人が、付箋をいっぱい付けたボロボロの参考書を机に積み上げてきたときは流石にビビりましたが、自分の学習マップノートを見て、マインドコントロールしていました(笑)。
何か1科目が激ムズになるという噂の1次試験。2023年度はそれが情報システムだったと感じています。なぜか84点でしたが、感覚的には足切り水準でした。
振り返ると、奇跡的に高得点できたのは、絶対落としてはいけない問題を確実に解答し、知らないアルファベット3文字の省略単語(情報システムでよく出てくる各種)についても最後まで諦めず根拠を予想(1文字目のSはサービスかな、とか)したからだと思います。
2024年度はどの科目が激ムズになるかは誰にもわかりませんが、基本問題の着実な解答&最後まで文中ヒントを探り続ける心があれば、なんとかなると思います!
結果的に、1次試験の勉強時間を、少し2次試験の勉強に当ててもよかったんじゃ…という得点でしたが、これも結果論。皆さんの1次試験合格にむけて、私の勉強方法が少しでも参考になっていれば嬉しいです。
さて、次は中小企業診断士に挑戦し続けた漢・ぐっさん!積み重ねた経験から得られたノウハウは多年度生もストレート生も参考になること間違いなし!明日5/29もお楽しみに。風邪引くなよー!