こんにちは。ミナトです。
みなさんSDGs(持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals)をご存じかと思います。
今回はSDGsを活用した中小企業の例を紹介しようと思います。
SDGsを活用した経営になんて大企業限定なんじゃない?思う方も多いと思います。
先日発表された、帝国データバンクの調査では、
「SDGsに積極的」な企業は同15.3ポイント増の39.7%と前年より大きく増加しており、
「中小企業」でも積極的な企業は36.6%にのぼります。
まだ大企業のほうが取り組みは多く、中小企業の半数は取り組みをおこなっていませんが、
これが増加していくのは間違いありません。
また自治体や地銀もSDGsに積極的な企業への優遇投資なども増えております。
このままいくと、中小企業診断士試験にSDGsが出る日も近いかも!?
なんて妄想も浮かんできたので記事にしてみました。
診断士試験に興味ある人もない人も、ぜひご覧ください
目次
今回ご紹介するのは事例は以下です。
①大川印刷
②IKEUTI ORGANIC
③株式会社茨城製作所
④魚町銀天街
同社は全社員へのSDGs教育を実施したのち、プロジェクトチームを立ち上げSDGsを推進しています。
ゼロカーボンプリントの展開、RE100への参加、ホームページの積極的な発信、など
非常に先進的な活動をおこなっており「本業での社会課題の解決」を掲げていらっしゃいます。
そしてSDGsnに取り組んだ結果の大きなメリットは「従業員が元気になった」
ことだそうです。
本業での貢献、従業員の巻き込みなどお手本ほような活動で勉強になります。
今治タオルを製造するメーカーで、
新聞などでも紹介されている企業なのでご存じの方も多いかもしれません。
同社はあらゆる面で持続可能性を追求しており、
原料のコットンはオーガニック100%で
インド・タンザニアの契約農家からフェアトレードで購入、
最新鋭の浄水設備を設置、電力を風力発電でまかなう、など
徹底した環境配慮型経営を行っています。
興味深いのは同社が環境配慮型経営に舵をきったのが、
大口取引先倒産による民事再生法適用がきっかけだったといわれていることです。
環境配慮を、差別化軸として運営している
興味深い例だと思います。
同社はモーターや発電機を製造する会社で、
陸上風力発電機用スリップリング製造において
世界トップクラスのシェア誇ります。
本業製品展開で風力発電の展開に貢献したり、
小型水力発電機「Cappa(カッパ)+++」製造販売、
2015年ネパール地震ではJICA事業によって「Cappa(カッパ)+++」を同国へ支援提供
などを行っております。
社長自身のインド・バンガロールで2年間過ごした経験、
3.11の経験などからSDGsに関わる活動を推進するようになったそうです。
こちらは中小企業ではなく商店街組合です。
商店街組合も診断士試験の守備範囲ですし、
SDGsの活用として外せない団体かと思い紹介します。
外務省の第三回SDGsアワード内閣総理大臣賞を受賞しています。
ホームレス自立支援・障害者自立生活支援
飲食店等と協力したフードロスの削減、規格外野菜の販売等の地産地消を推進、
商店街内のビルをリノベーションし若手起業家やワーキングマザーのための環境整備、
太陽光の発電の活用などなど、を行っています。
取組はこの動画が分かりやすいですね。
商店街組合の活性化例として興味深い例かと思います。
以上、いかがでしょうか。
私見としては、うまくSDGsを活用できている団体は
たんなる善行を超えて、積極的な発信により
本業とのリンク、従業員活性化、地域活性化など
メリットにつながっているように感じられます。
診断士試験に今年でるか?と言われると、
何とも言えませんが、
診断士になった際の支援先への提案の引き出しの一つとして
持っておいて損はないのではないでしょうか。
以上、
明日は診断士としてすでに活動中!Nanaが登場です!