こんにちは、まつあに@企画チームです。
早いもので、今日で9月も終わりです。10/25の診断士2次試験が近づいてきましたね。
直前期なので、今回は私が去年やって効果があったことを、具体的に書きたいと思います。
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去年の今ごろは、2次試験の過去問を解いて復習した後、理解度をチェックするため、「他の人に5分以内で事例企業のことを説明する」という訓練をしていました(家内を活用)。
その要素は、こんな感じになります。
・その企業は何をする企業で、今までなぜ成功してきたのか
・最近うまくいかなくなった(または、このままではうまくいかなくなりそう)のはなぜか
・これからどうすれば成長できるのか
・成長するための課題は何か(短期と中長期で)
・課題解決のためにできる改善策は何か
皆さんおそらくお気付きのとおり、これはいわば「答案のスケルトン」です。
実際に口で説明してみると気付きますが、自分がよくわかっていなければ、他人にわかるように説明することはできません。
理解が中途半端だと、「あれもこれも入れなきゃ」と不安になり、ややこしい説明になってしまいます。
本番では、たくさんのキーワードが埋め込まれた中から、特に重要なものを抽出し、解答に組み込むことが求められます。
全体像が理解できれば、落とすべき要素は省略し、大胆でざっくりとした説明ができるようになるはずです。
もちろん、私と全く同じ方法でなくても構いません。
「よく理解していれば、わかりやすく説明できる」という本質を踏まえた対策を、何かしら採っていただければと思います。
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最後に、去年の東京地区の口述試験会場(明大リバティタワー)で撮った、クリスマスツリーの写真を載せておきます。
今年の試験でここまで勝ち残れるよう、これをお読みくださったあなたを心から応援します。頑張ってください!

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こんにちは、
答案のスケルトンやってみました。
とても腑に落ちます。
嫁さんにも聞いてもらい、覚えていることを聞きました。
聞いてもらった感想は、状況が良く分かる。
覚えていたことは、なぜ成功したかと、具体的な解決方法でした。
分かってくれてうれしかったです。
まつあにさん、
私の大きな課題が解決しそうです。
合格に一歩近づきました。
記事掲載ありがとうございました。
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>beyondさん
こちらこそ、コメントどうもありがとうございます。
ブログがお役に立ってたいへん嬉しいです。
こうして説明していくと、分析と身構えなくても自然にSWOTが入り、成長へのストーリーが描けてくると思います。
「○社が持っている何々をこう活かせば、競合する大手と差別化できるんだ」
「最近、何々というニーズがあるんだって。それはこうすると○社に取り込めるよ」
等々。
協力してくださる奥様を、大切にしてあげてくださいね。(^^)
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まつあにさん
>協力してくださる奥様を、大切にしてあげてくださいね。(^^)
はい、大切にします。これが肝ですね。
今日の夜ありがとうをいいます。
指摘、感謝です。
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まつあにさん、
質問です。
過去事例でスケルトンをやっております。
その中で、
これからどうすれば・・・
と
成長のための課題
との切り分けで混乱をしています。
これは、
どうすればよいのか→成長の方法。
成長のための課題→成長の方法をやるときに起きる課題。
そして、その課題の解決
と理解すればよいのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
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>beyondさん
ご質問ありがとうございます、まつあにです。
結論としてはお書きのとおりで、「どうすれば成長できるのか」は「企業の進むべき方向性」と言い換えてもよいと思います。
平成20年事例?を例に取りますと、このような感じでブレークダウンしていきます。
「どうすれば成長できるのか」
グローバル展開する取引先に、小型から大型までの高付加価値な金型を提供することにより、現地企業等の他社と差別化し、成長を図ります。
(字数制限のため、次のコメントに続きます)
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「成長するための課題は何か」
?高付加価値な金型を作れるC社といえども、短納期化を求められているので、納期の短縮が課題です。
?大型金型の引き合いは受注拡大の機会なので対応したいが、大型金型に適した設備・ノウハウ・外注先はまだ揃っていないので、それらの確保が課題です。
?大型金型に対応すれば受注が増えることと、グローバル展開する企業の現地工場で金型の調整や修理のサービスを充実する必要から、優秀な仕上げ工の増員が課題です。
「課題の解決策は」
?については、外注先と金型全体の図面や進捗状況等のデータを共有し、外注先を含めた全体最適化を図ることで、現在起こっている設計変更による混乱を解決し、短納期化します。
(?については、設問が課題で止まっているので割愛します)
?については、ベテラン仕上げ工のノウハウを標準化・マニュアル化し、マンツーマンでOJTを行う等して、できるだけ早く技能承継が進むようにします。
このようなご説明で、お答えになりましたでしょうか?
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まつあにさん
早朝から、丁寧な説明ありがとうございます。
十分な答えになっています。
実例を示していただいたので、私が想定したことと違いも発見できました。とても具体的に表現されていたのですね。
あと18日ですが、最後まで最後まで頑張り続けます。
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まつあにさん
何度も申し訳ありません。
もうひとつ質問です。
うまくいっていないこと についてです。
事例?で、何がえますと
うまくいっていない点として、設計の混乱がある。
となるのでしょうか?
うまくいっていない点が少ないと感じております。
何度もお手数をかけております。
申し訳ありませんがよろしくお願いします。
それで、
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すみません、一文訂正です。
事例?で、何がえますと
↓
事例?で、考えますと。
です。
申し訳ありませんが訂正させてください。
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>beyondさん
こんにちは、まつあにです。(^^)
このC社のように、有力企業でかつ伸び悩み始めた段階の場合、「このままではうまくいかなくなりそうな理由」として、与件にある外部環境の変化を中心にしました。
「自動車分野ではプラスチック部品の標準化等、電機分野では携帯電話用の金型製作減少があるため、受注拡大にかげりが見え始めています。
加えて、海外進出企業の金型現地調達の進展、国内生産の低迷による金型需要の縮小により、経営環境が厳しくなりつつあります。
そのため、このまま行くと、業績がジリ貧になる可能性があります。
(反面、C社を含む有力企業に金型受注が集中する傾向があるので、業界トップレベル企業としての地位を確立して生き残るチャンスもあります。)」
もっと厳しい状況の企業であれば、「うまく行かなくなった理由」として、外部環境の変化以外に、そこまで行ってしまった内部的な要因もあることが多いです。
その場合は、「外部環境がこう変わったのに、?について対応していないから」という言い方が多くなり、?の部分には機能別の話が入ることもありました。
以上、ご参考まで。頑張ってください!