絶対にあきらめるな! ~ドロ沼合格者からのラストメッセージ~

同友館
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こんにちは。
多年度生合格ナビゲーター、キッラーンです。

早いもので、キッラーンがはじめてブログに登場してから、もうすぐ1年が過ぎようとしています。この1年間、ふぞろい8の中で最多の受験経験を持つキッラーンは、「ドロ沼合格者」の立場から主に反面教師として、メッセージをお伝えしてきました。2月からは新しいメンバーにバトンタッチするため、キッラーンがこのブログに登場するのは、これが最後となります。

ラストメッセージとしてキッラーンがみなさんにお伝えしたいことは、たった一つです。

絶対にあきらめるな!

これまでにも何度も書きましたが、キッラーンは合格するまでに7年もかかりました。この話をすると、受験生の方(主に受験経験の浅い方)から次のように言われることがあります。

「そんなに長く勉強を続けられるなんてすごいですね」

ですが、当たり前の話ですが、最初からこんなに長く勉強するつもりでやっていたわけではありません。1年目の時は「絶対にストレートで合格してやる!」というつもりでスタートしました。2年目以降も同様に「絶対にこれで最後にしてやる!」という意気込みで真剣に勉強してきました(最後の年だけ少しニュアンスが違いましたが・・・)。ただ、合格できなかったので、結果として7年もの月日を費やしてしまっただけのことです。

こうした話をすると、今度はこのようなことを言われるケースがほとんどです。

「よく、あきらめずに続けられましたね」

この場合、キッラーンは「サンクコストが膨らんで辞めるにやめられなくなるんですよ」と、診断士的な答えをしています。しかし、これは受験経験の浅い人向けの答えです。本当のところはそんな簡単な言葉で説明できるものではありません。

冒頭では「あきらめるな!」と強めの言葉で書きましたが、合格する前年、2年前の今頃のキッラーンにはそんな言葉は心に届かないほどの精神状態でした。

受験2年目や3年目の頃は、不合格になっても「次がんばろう!」という気持ちにすぐ切り替えられました。しかし、不合格を重ねるごとに精神的なダメージは大きくなり、「一生合格できないんじゃないか?」と思ったこともあります。

特に合格する前年、2年前の今頃の心境をひとことで言うと「放心状態」でした。何の気力もなく、あきらめてるのかどうなのかもよくわからない、真っ白な状態でした。ただ、呆然としながらも、完全に気持ちは切れてはいませんでした。心のどこかに、こんな気持ちが残っていました。

あ~、なんだかんだ言いながら、
10月になったら
また試験受けてるんだろうな~

読者の中には、この当時のキッラーンと同じような心境の人もいるでしょう。現時点ではやる気は起きないかもしれません。でも、心のどこかに受験につながる気持ちはありませんか? あるのなら、今はそれだけでも十分です。ほんの少しでも受験に気持ちがつながっていれば、あとは少しずつそれを大きくしていけばいいだけです。

詳しくは、昨年の今頃に受験生のみなさんにお送りしたメッセージを以下にまとめますので、参考にしてください。

諦めかけのあなたの味方、ドロ沼合格者のキッラーンです

【ドロ沼脱出法】「やる気が出なくてもとにかく継続」は力なり

【ドロ沼脱出法】『やる気ダム』あなたの水位はどれくらい?

【ドロ沼脱出法】『ポジティブ妄想』のススメ

【ドロ沼脱出法】「避けたいこと」に向き合うことから始めてみる

このようにキッラーンは他の人よりも多くの苦労をして、どうにか合格することができました。そして合格した時、心の中で強く想ったことがあります。

キッラーンと同じような苦労する人を
少しでも減らしたい!

ラッキーなことに、キッラーンはふぞろいに参加することができ、その想いを表現する場を得られました。あるときは本作りを通して、あるときはブログを通して、あるときはセミナーを通して、できる限りのことはしてきたつもりです。

キッラーンは他の受験生のように優秀ではありません。ですが、「こうしたら失敗する」という経験は誰にも負けません。そうした観点から、受験生の合格を支援することは、自分の使命だと思って、この1年間、これらの活動に取り組んできました。

特にセミナーでは、自分の興味がある分野だっただけに力が入りました。おかげで、周りの仲間がどんどん診断士としての経験を積む中、「自分だけ出遅れた!」と焦りを感じることも正直ありました。

しかし今では、ちょっとした出遅れなど気にしていません。なぜなら、そんなことよりも、受験生のみなさんの役に少しでも立てたことの方が、何倍も価値があると思っているからです。平成27年度の試験が終わった今、合格者の方と話をする機会が多くあります。合格者のみなさんから、本やブログやセミナーの感想を直接聞くたび、私たちがしてきたことがどれだけ役に立ったのかを実感し、その喜びを噛みしめています。

そして、こう思うのです。

合格するまで
あきらめなくて良かった!

受験生時代から「診断士試験って不思議だな~」と思っていたことがあります。“見返りがあるわけでもないのに、試験に合格した先輩たちは、なぜこんなに受験生支援をするのだろう?”と。でも、今ならその理由が少しだけ分かる気がします。きっと、診断士になると「診断士をもっと増やして、日本をもっと元気にしたい」という気持ちが生まれるからなのではないでしょうか。

これでキッラーンは、ふぞろいのプロジェクトから卒業しますが、この想いが心から消えるわけではありません。これからは別の形で、診断士試験にチャレンジするみなさんを支援し続けたいと思います。

どうか、みなさん、絶対にあきらめないでください。
あきらめてはこれまでやったことの大半が無駄になってしまいます。

受かってみて初めて、努力が無駄ではなかったのだと感じることができます。

絶対に!
絶対に!!
あきらめないでください。

合格の暁にはきっと、それだけ苦労した甲斐があったと実感できるはずです。
合格すればみんな診断士仲間です。
来年は、みなさんが私たち診断士の仲間になってくれることを心より願っています。

今まで、ご愛読いただきありがとうございました。
みなさんの合格を心より願っています。
いつか、どこかでお会いしましょう!

みなさんの未来が
キッラーン☆と輝きますように!!

最後に、こうした機会を与えてくれた、同友館様、ここまで「ふぞろい」を産み・育ててくれた先輩方、そして、濃~い1年をともに過ごしたエピソード8のみんなに心から感謝します。

さて明日は、自分を「やさぐれ」とか言いながら、実は誰よりも献身的にプロジェクトに貢献してきたけいたんからのラストメッセージです。お楽しみに!

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