ストレート生の2次試験対策、どのように始めるべきか?

同友館
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ストレート生合格ナビゲーターのとりっちです。

 

まずは1次試験、本当にお疲れ様でした。

想像以上にハードな2日間だったのではないでしょうか。

しばらくは何も考えずにゆっくり寝たい…というのが正直な気持ちではないかと思います。

 

私自身も昨年の2日目の試験終了後は、結果がどうあれ解放感でいっぱいだったので帰途で転んでもなお笑顔でした。(はたから見たら危ない人だったと思います)

翌日に診断協会から正解が発表され自己採点をしてなんとか合格していることが分かり、「どうしよう…2次試験受けるのか。まだ何もしてないのに…」と呆然となりました。

しかもその後すぐ仕事が繁忙期に入り、何もしないまま9月を迎えることになってしまいました。診断協会から1次の合格証書と2次試験の申込書が届いて、本格的に焦り始めたのを覚えています。

 

 

ストレート生の皆様には、私のような計画性のないスロースタートではなく、1次試験が終わったらすぐに2次試験の対策を始められることを強くおすすめします。

 

なぜ対策を早く始めたほうが良いか。

 

2次試験対策は、「自分自身の現状分析」「合格に足りない要素について仮説を立てて検証する」、この作業の繰り返しだからです。

「これさえやっていれば誰でも絶対合格できる」という方法は、どの予備校にも参考書にもありません。

それはなぜでしょうか?

 

与えられた選択肢から知識を用いて正答を導く1次試験では、「正しい知識」「出題傾向」「ひっかけパターン」「自身のミスしやすいパターン」を把握していれば、ある程度は解けるようになります。

 

一方で2次試験は、全く異なるルールの中での戦いです。

記述されている事象から自分自身で題意を汲み取り、問われていることに対して、「誰が読んでも理解できるような書き方」で答えるための解答プロセスが求められます。

 

どう読めば、題意を的確に捉えられるのか?

どう練習すれば、誰が読んでも理解できるような書き方を身に付けられるのか?

 

以前の記事で、「受験生一人ひとりの前提条件が異なる試験では、万人に適用できる勉強方法はない」という話をしたように、その方法は人により全く異なります。

 

さらに、高校や大学の入学試験、そして社会人における目標設定や評価…どれを見ても、個人の「読む力」と「書く力」を、絶対的かつ定量的に評価しうる指標は存在しません。

 

よく「2次試験は国語力」と表現されるように、国語の点数には2次試験の評価とある程度の相関関係があると言われますが、単純に「国語ができれば2次試験に合格できる」という法則が成り立つわけでもありません。(その理由については別の機会にまた改めて触れたいと思います)

 

皆さんも、“自分自身の「読む力」「書く力」がどれくらい/どのように足りていなくて、どう補えば良いのか?”という問いにはなかなか即答できないのではないでしょうか。

 

そのため、1次試験以上に「自分の課題を的確に把握し、それを克服するための対策を行う」必要があるのです。

 

課題の把握、克服方法の発見いずれも、さまざまな情報の中から自分に当てはまっていそうだと考えられるものを取り入れ試してみるという「仮説検証」を繰り返していくことが重要です。

すでに「ふぞろい8」を読まれた受験生の方であれば、合格者はそれぞれに様々な手法を取り入れて創意工夫し、自分なりの対策方法を編み出していることがイメージできるのではないかと思います。

 

ここまでお読みいただけると、「2次試験対策は、1次試験が終わってすぐに始めるべきである」ということの意味がお分かりいただけるのではないでしょうか。

 

まずは過去問を通して、題意を汲み取ることができているか? 誰が読んでも分かるような解答を書けているか?(これは他者に読んで評価してもらうことが一番良いと思います)を確認し、自分自身の現状を分析することから始めてみましょう。

 

このトピックについては、以前の記事でも「『国語力』を具体化して課題を明確にする」というテーマで触れていますので、よろしければご参考ください。

 

2次試験まで残り73日。

ストレート合格を目指して、ここからあと一頑張りです。

スタートダッシュを切って、仮説検証の精度を高めていきましょう。

 

明日は多年度生合格ナビゲーターのみほみほが登場です。

1次対策から2次対策の切り替えで、みほみほが最初に行ったこととは?

スタートダッシュの参考に、ぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

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