クライアントである経営者のことを理解しようとしてますか?

同友館
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みなさん、こんにちは!

Notionで日記を書くのにハマっている、事務局長のしまちゃんです。

元々、写真を撮るのが趣味なのですが、ただの「記録」と化してしまっているように感じていました。

Notionを使って写真に文章を合わせて日記の形式にすることで、その時の思いを閉じ込めた「記憶」になるので、とてもリッチな資産に変換された気がしています。

たまに、妻や子供と見返してみると面白いものですよ。

今日は、クライアントである経営者の思いに応えることの重要さについて、自分の経験や最近ハマっているYoutubeチャンネルの話、また、診断士試験の設問などを交えてを書かせていただきます。

 

仕事での失敗

年初頃に、仕事でディスコミュニケーションを起こしてしまいました

クライアントの要求に対して少しズレた提案のまま案件をとり進めてしまったんですね。

その時は少しだけズレがあることは感じていたものの、自分の提案の方が業務的により良いものだからいいんじゃないかと考えていましたが、後々トラブルになってしまいました。

正しさだけでなく、クライアントの「タイプ」「考え」を捉えて、「思い」に対して応えていかないと、満足をしてもらうことはできないんだなと痛感しました。

今までそういったディスコミュニケーションを起こさなかったのは、クライアントの元へ出張していたため、仕事以外のコミュニケーションの総量が多く、「タイプ」や「考え」をより捉えやすかったというのがあったのかなと思っています。

コロナ禍では今まで以上に、意識的にクライアント自身への理解に努める必要がありそうです。

 

令和の虎 Tiger Funding

中小企業診断士にとってのクライアントは中小企業の経営者です。

その人自身のことを知るのが最も大事ですが、まずは経営者とはどのような人たちなのかを知ってみようと思い、

Youtubeで経営者が多く出ているチャンネルを探してみたところ「令和の虎Tiger Funding」というチャンネルに出会いました。

もしかしたら、似たような名前のテレビ番組を聞いたことがある人もいるかもしれません。

そう、伝説的番組「マネーの虎」の出演者である岩井さんがYoutube上で復活させた「令和版マネーの虎」なのです。

「マネーの虎」は約20年前に放映されたテレビ番組で、志願者がビジネスプランを説明し、虎と呼ばれる成功している経営者から出資を募る番組です。

虎の鋭い指摘経営者としてのモノの見方を知れることや、時には議論が白熱し虎同士がバトルになるのが見どころです。

「令和の虎Tiger Funding」は幾分かマイルドにはなっていますが、それでも十分に面白いです!

 

Youtubeから学ぶ経営者のタイプ

虎・志願者共に色んなタイプの経営者の方がいます。

例えば、以下のような方がいました。

Youtubeから学ぶ経営者のタイプ

1.徹底的なロジカル思考で物事の本質を押さえるコンサルタイプ

2.特殊な専門能力を持っている技術肌タイプ

3.社会的な意義を重視している社会起業家タイプ

4.アイディアが次々と浮かぶ企画屋タイプ

5.人を強烈に惹きつける人たらしタイプ

 

虎の方はすでに経営者として大きく成功しているので5のタイプだったり、投資家としての立場もあるので1のタイプが多いかなという印象です。

特に1のタイプは経営について熟知していて、経営以外の専門的な能力を求めているのかなという印象です。

志願者は2や3のタイプが多い印象ですね。こちらは中小企業診断士として支援する余地がありそうかなと思います。

 

また、当チャンネルを見た総括としては、従業員と経営者の視点やタイプは大きく異なるなーという印象です。

私のように日頃経営者と接する機会がない方は、息抜きがてらに当チャンネル見てみると面白いかもしれません

 

中小企業診断士試験でも「経営者の思い」に応える必要あり

中小企業診断士試験ではそのような経営者の「タイプ」「考え」への理解には限界があるとは思いますが、与件文に「経営者の思い」がこめられているように感じます。

 

令和2年度の設問を例に挙げさせていただきます。

事例I 第1問 設問2

問題文

A 社長の祖父が A 社の買収に当たって、前の経営者と経営顧問契約を結んだ り、ベテラン従業員を引き受けたりした理由は何か。100 字以内で答えよ。

 

次期経営者の祖父の意図を問う設問でした。

・屋号を絶やすことへの無念さに加えて、長年にわたって勤めてきた 10 名の従業員に対する雇用責任から廃業を逡巡していた。

与件文中にある上のような前経営者の思いだけでなく、次期経営者の祖父による思いも捉える必要がありました。

 

事例II 第4問

問題文

B 社社長は、自社オンラインサイトのユーザーに対して、X 島宿泊訪問ツアーを企 画することにした。社長は、ツアー参加者には訪問を機に B 社と X 島のファンに なってほしいと願っている。 絶景スポットや星空観賞などの観光以外で、どのようなプログラムを立案すべき か。100 字以内で助言せよ。

 

経営者には以下のような思いがあることが文中から読み取れます。

・島の窮状を打開したい

・島の活性化への思いがさらに強くなってきた

・B 社と X 島のファンになってほしい

利益追求は当然ですが、X島の発展に社会的意義を感じている熱い思いのある経営者ですね。

その思いに応えるためには、B社資源の魅力だけではなく、X島の資源の魅力を訴求する必要がありそうです。

 

このように中小企業診断士試験にも「経営者の思い」が書かれており、それを汲み取ることは非常に重要そうです

実務ではより重要になるかと思うので、良い訓練になりそうですね。

 

さいごに

本日の記事はいかがでしたでしょうか。

中小企業診断士として活動している未来を想像し、

試験勉強のうちから経営者の思い」に応えることを意識していきましょう!

 

ぜひ、みなさん参考にしていただければと思います。

今日のブログは以上です。

 

明日は、ブログリーダーのしょーたがお送りします。

しょーた! よろしくね〜

 

余談

先日、実務補習の申込受付が開始されたのですが、東京地区は1時間弱でほぼほぼ埋まっていました。

誰でも申し込める実務従事案件があまりないのこともあり、殺到したんでしょうね。

ちなみに私は7月・8月・9月と3ヶ月連続で実務補習を受けることにしました。

最近、本業が忙しくなってきており、正直きついな、、という思いもあったのですが、勢いで申し込みました笑

早く実務補習や業務通じて、診断士としての経験を積みたい!という気持ちが高まったというのもありますが、多忙な時はついつい必要以上の負荷を受け入れようとしてしまいます。

学生時代、試験直前にどうしても漫画を読みたくなってしまう気持ちに似てるかな。(これはただの先延ばし癖かな?)

多忙な時は判断力が鈍ってしまうのか、少し負荷が増えても変わらないと考えてしまうのか。

 

最初はそんな自分を変えたいなと思っていましたが、今はそんな気持ちが湧いてきません。

30歳を過ぎると自分の性格を理解して、受け入れるようになってくるものですね。

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