みなさん、こんにちは。
診断士発アメリカ行き★ストレート合格ナビゲーター「ぬまっち」です。
日本でもニュースになったようですが、年明け早々ニューヨークは寒波に襲われました。
この原稿を書いている明日も、雪のため始業時間が遅れるとの連絡が入りました。
本当に、寒い、寒い冬です。
そしてそんな中、ついに今日私の最後の投稿の日になりました。
これまで、遠く離れたニューヨークにいても、このブログを書いていると日本と繋がっていることを感じられ、とても貴重な機会を与えてもらっていました。
最後の投稿は、これまで読んでくれた皆さんに感謝の気持ちを込めて、メッセージをお伝えしていきたいと思います。
●合格後にあった1年間の変化
2016年12月、二次筆記試験の合格発表後に、アメリカへの転勤が決まりました(経緯はこちら参照)。
そこからは、ふぞろいプロジェクトに参加し人脈を広げることができ、書籍の執筆という貴重な経験をさせていただきました。
4月にアメリカに来てからは、資格取得を通じて学んだ知識・考え方をフルに活かして、現地法人での業務に携わっています(具体的には、こちらとこちらを参照)。
アメリカに来たということだけでなく、入社以来営業一筋だった自分が本社業務(分析、企画立案など)の経験をさせてもらっているという点でも大きく人生が変わりました。
一見診断士の合格とアメリカへの転勤は直接関係無さそうですが、通常業務をこなしながら国家資格を取得したという事実が評価され、さらに、学んだことを活かせる職場に異動できたという点で、資格取得の効果を大きく感じることのできた一年でした。
一方で同期合格した診断士の仲間が、合格後たった一年の間に新たな執筆、セミナーの開催、独立など日本でどんどん活躍の場を広げているのを横目で見ていて、とても羨ましく、また少し焦っているのも事実です。
そんな自分の気持ちを落ち着かせるためにも、将来はアメリカでの経験を活かして「自分にしかできない診断士活動」を行なっていくことを目指していきたいと思っています。
●これから中小企業診断士を目指す人へ
最後の投稿を通じ皆さんに考えてもらいたいのは、中小企業診断士界のこれからと、そんな診断士界で皆さんがどうしていきたいかということです。
2017年9月25日の日本経済新聞に、士業のAIによる代替可能性に関する大変興味深い記事が掲載されました。
その記事によると、AIによる代替可能性は、
行政書士 93.1%
税理士 92.5%
弁理士 92.1%
公認会計士 85.1%
社会保険労務士 79.7%
司法書士 78.0%
弁護士 1.4%
と続き、中小企業診断士は何とわずか0.2%だそうです。
これはいったい何を意味するのでしょうか?
中小企業診断士を目指す皆さんには、この数字が表す意味について、良い面・悪い面、その背景をよく考えてもらいたいと思います。
AIでも対処できない問題に立ち向かう中小企業診断士、何だかかっこいいですね。
でもその分、今後中小企業診断士への期待や要望は高まっていくのではないでしょうか。
キラリと光るもの、他の人とは違う何か、AIにはできない「人間的なもの」がより一層求められていくことになるのでしょう。
この数字の信ぴょう性含めていろいろな考え方がいると思いますので、多くは書きませんが、資格としての中小企業診断士の人気も今後も高まっていくでしょう。
でも単に資格に合格することだけを考えるのではなく、合格後にどうしていきたいかしっかりと考えておかないと、せっかく合格しても、AIからの反動によって高まる期待や要請に応えられずに活躍もできないというもったいないことになってしまいそうです。
そしてまた何より、合格後診断士業界で自分がどうしていきたいイメージをしっかりと持つことが、勉強へのモチベーションにも繋がり合格が近づきます。
こうしたことから、中小企業診断士業界のこれからと、その業界で皆さんがどうしていきたいか考えてもらうことを最後のメッセージとしてお伝えしました。
なお、合格後のイメージを掴むヒントとして、こちらの以前の投稿も参考にしてください。
今回は最後ということで、自分の過去の投稿への参照が多くなってしまいました。
ただ、以前読んでくれた方も、今読むとまた違った印象を受けると思いますので、もう一度読んでみてくださると嬉しいです。
ふぞろい10オールメンバーでお届けしているラストメッセージ、明日は、過去私の代打でも登場してくれた、激務なサッカー少年!せきごんです。
せきごん、きっちりゴールを決めてくれ!!
それでは、皆さんこれまで私の拙い文章をお読みいただきありがとうございました。
中小企業診断士になった読者の皆さんと、いつかどこかでお目にかかることを楽しみにしています。
その日まで、さようなら!