中小企業診断士試験の独学受験での合格の秘訣ブログ

経営情報システム免除のための応用情報技術者試験

同友館
doyukan_logo

こんにちは。大人の学び直し実践家のYumaです(ヌワンコの担当日でしたが今回だけ順番を入れ替えています)。
今日は、今年の一次試験に不合格となってしまい来年の再挑戦を目指す方に、経営情報システムの科目免除を目的とし、応用情報技術者試験の取得をおすすめする記事となります。

応用情報技術者試験とは

応用情報技術者試験は、IPAによる情報処理技術者試験の一つで、80問の4択問題からなる午前問題、選択した5分野を回答する午後問題とに分かれています。合格基準はどちらも60点以上。毎年春と秋に開催され、今秋は10月18日に実施されます。

経営情報システムの免除を狙いたい理由

経営情報システムの科目免除を狙う理由は以下の5つになります。

  • ①当科目は典型的な暗記科目のため、正直言ってあまりモチベーションが高くないだろう点。
  • ②当科目を免除することで、他の暗記科目である中小企業経営・政策や経営法務に直前期の時間を費やせる点。
  • ③当科目の知識は二次試験では問われない点。
  • ④特に今秋の試験を受けることで、春から夏にかけて集中しがちな勉強の負荷を平準化できる点。
  • ⑤当科目の難易度が、他の科目と比較するとばらつきがある点。得意科目でかつ易しい年にあたると高得点が期待できるが(私は昨年度96点を取得)、逆の場合は足切りリスクがある点。

応用情報技術者試験をおすすめする理由

一方で、応用情報技術者試験をおすすめする理由は以下の4つとなります。

  • ⑥科目免除が出来る他の資格のうちおそらく一番取得のハードルが低いだろう点。また、いまから対策を開始してもぎりぎり間に合うであろうくらいの難易度の点。
  • ⑦応用情報技術者試験が、情報処理を専門としないひとであっても勉強する価値がある点。
  • ⑧仮に不合格になったとしても、経営情報システムの対策となる点。
  • ⑨企業経営理論や財務・会計など中小企業診断士の他の科目の知識が活用できる点。

特に応用情報技術者試験について、以下に少しコメントを追加します。

  • ⑥について、特にIPAの情報処理技術者試験の体系をご存じの方は違和感をおぼえるかもしれません。ITパスポート、基本情報技術者試験の次、また高度試験区分の手前に位置づけられる本試験は、容易には取得できなさそうな感じがします。しかし、特に基本情報技術者試験と比較し、むしろ取得しやすい試験である意見も散見されます。というのも午後試験は複数分野から選択できるため、プログラミングなどのITよりの分野を回避できるためです。なお、午後問題の5分野としては、必須の「情報セキュリティ」以外では「経営戦略」、「プロジェクトマネジメント」、「サービスマネジメント」、「システム監査」を選択することが想定されます。
    また、特に午前問題は、過去問の対策が有効です。これは、過去問と同様の問題が出題されるからではなく、問題文・選択肢とも全く同じ問題が出題されるためです。あまり褒められることではありませんが、理解が伴わない問題については、最悪選択肢を覚えることで正答できてしまうものであり、まあ、そういう点もあり難易度が高いとは言えないと思われます。
  • ⑦について、「プロジェクトマネジメント」は中小企業診断士の試験の内容にはほとんど登場しませんが、IT分野かいなかを問わず、日々の業務の遂行に役立つ知識となるでしょう。「サービスマネジメント」は、中小企業診断士では運営管理、また事例Ⅱと近い分野ではありますが、費用対効果や需要管理などそれとは別の観点で顧客満足度を維持向上させる知見を学べます。「システム監査」も中小企業診断士試験には関係ありませんが、これもIT分野かいなかを問わず、経営システムや業務プロセスの目的やそれらへの監査の必要性を再認識させるものです。いずれも学ぶに値すると感じます。
  • ⑧について、午前試験などで出題される、伝統的ではない問題については、経営情報システムとの親和性が感じられます。今年の経営情報システムには、AI(教師ありとなし)、インターネットのマーケティング指標、サイトのユーザビリティ、RPAなどが出題されたようですが、それらは昨年度秋の応用情報技術者試験の午前問題の中にも同様なものを見出すことができます。
  • ⑨については、午前試験の中に財務・会計や経営法務などの知識ですでに解ける問題が多くあるだけではなく、午後試験に必要な知識もすでに取得済みであろうことを指摘するものです。たとえば以下は昨年度の「経営戦略」分野から、表1とそれに続く設問1の問題の一部です。いかがでしょうか。これなら解けると思ったのではないでしょうか。「経営戦略」は中小企業診断士受験者であればほとんど対策なしに満点が取れる分野といって良いでしょう。


引用:https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2019h31_2/2019r01a_ap_pm_qs.pdf

終わりに

ここまで経営情報システムを免除すべき理由と応用情報技術者試験を取得すべき理由を説明しました。難点があるのは、「情報セキュリティ」についてはややガチ目の出題となっており、がっつりとした理解と対策が求められる気がします、が、情報セキュリティの重要性が広く喧伝される中、ついでに学んでおくといった態度で望むのがよいでしょう。

さて、通常のブログの順番を変えて配信した理由は、明日が今秋の試験の申込締切日だからです(18時まで)。過去問を眺め、いけそうと思われる方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

参考書・サイト

  • 村山直紀『ポケットスタディ 応用情報技術者』秀和システム。非常に癖が強い合格特化型参考書。過去問を抽象化した観点ごとにまとめており、その姿勢は中小企業診断士2次試験の勉強の参考にもなりそう。
  • 応用情報技術者試験ドットコム。同一問題の繰り返し出題という観点から、過去問を解説したこのサイトだけで午前問題対策は十分と思われます。

あしたは、時折登場する俳句に心癒されるかーなの登場です。


にほんブログ村 士業ブログに参加しています

他の中小企業診断士関連ブログをチェック!皆様のクリックが記事執筆の励みになっております。

にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ
にほんブログ村

SNSでフォローする