中小企業診断士試験の独学受験での合格の秘訣ブログ

事例Ⅳで60点以上獲得するために重要なこと

同友館
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皆さん、おはこんばんにちは! うえちゃんです!

突然ですが、事例Ⅳを解く上で重要なことは何だと思いますか?

計算力? 財務・簿記の知識?

いろいろ思い浮かぶかと思いますが、私は「タイムマネジメント」が最重要だと考えます。「80分では解ききれず最後の方が白紙になってしまった」「全問解こうとしてあせって計算ミスをした」という方も多いのではないでしょうか。今回は、事例Ⅳで安定的に60点以上を獲得するために、ふぞろいな合格答案プロジェクトで蓄積されてきた再現答案の分析データをお見せしながらタイムマネジメントの重要性と実際の手法を解説していきます。

なぜタイムマネジメントが重要か

ではまず、なぜタイムマネジメントが重要か、私の考えは下記のとおりです。

そもそも80分では解けないようにできている

事例Ⅳは他の事例と比べて問題数が多く、80分では解ききれないように作成されていると私は考えます。にもかかわらず全部解こうとしてあせって簡単な問題でミスをしてしまったという受験生の声をよく耳にします。これは令和元年度の再現答案を分析した結果ですが、合格答案やA答案でも4割の受験生が、少なくとも1問は空白で答案を提出していたことがわかっています。「解答用紙に白紙部分があってもA評価は獲得できる」という事実を頭に入れておけば、精神的にも余裕が生まれるのではないでしょうか。

毎年難問が出題される

また、事例Ⅳでは毎年著しく正答率の低い難問が出題されます。下記にグラフを示しましたが、令和元年度試験でもほとんどの受験生が正解できなかった超難問がありました。こういった問題に序盤で着手してしまい、ドツボにはまり30分、40分と時間をかけた挙句、不正解だったという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

タイムマネジメントを行う上で知ってほしいデータ

それでは、ふぞろいな合格答案プロジェクトに蓄積されたデータをお見せします。

令和元年度事例Ⅳの超難問

上記のグラフは皆さんにいただいた令和元年度試験の再現答案の問題ごとの正答率を表したものです。青の線が合格+A答案、オレンジの線がB+C答案の正答率となっています。ここで注目していただきたいのは第3問(設問3)です。この問題は正答率2%の超難問でした。なんと、ふぞろいに提出いただいた290名の再現答案の中で正解出来ていた方は6名しかいませんでした。ここで何をお伝えしたいのかというと、この問題に着手しても得点できる可能性は低いですし、他の受験者との差もつかない(青線、オレンジ線の差が無い)、極端に言えば捨てていい問題といえるのではないかということです。その分もっと簡単な問題に時間を割けば、時間的にも精神的にも余裕ができます。上記でもお話したとおり合格答案とA答案の4割はこの問題を空白で出していることがわかっています。ですので問題は全部解かなければいけないといった固定観念がある方は、こういった正答率が低くなる難問は解かなくてもA評価は獲得できるということをぜひ頭で理解していただければと思います。

 

どんな問題が難問か

次にこちらのグラフをご確認ください。過去13年分の出題分野ごとの難易度を過去のふぞろいプロジェクトの分析結データを基にグラフに整理したものです。白い部分が簡単な問題、灰色が中難度、ピンクが難問です。注目していただきたいのは赤の枠で囲った部分です。NPVが難易度が高い傾向にあることがわかります。この結果は、おそらく皆さんの感覚と同じなのではないかなと考えています。私の場合は、試験開始後、数分問題全体を見渡して、NPVの問題があったら絶対に後回しにするという方針で本試験に臨んでました。事例Ⅳに関してはこの方針で4回受験して4回ともA評価を獲得できているので、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

私のタイムマネジメント方針

ここで私が実際に試験に臨むうえで決めていたタイムマネジメント方針を紹介いたします。

解ける問題から解く

受験生の皆さんは、問題を解く順番をどうしていますでしょうか。最初の問題から順番に解いている方もいらっしゃるのでないでしょうか。その場合、最初の方で難易度の高い問題が、後の方で難易度の低い問題が出題された時は、難問で予想以上に時間をくってしまい解けるはずの問題に着手できずに試験終了になってしまうという可能性があります。事例Ⅳにおいては必ず解ける問題から解くという方針をオススメします。試験開始直後に問題用紙全体を確認し、解く順番を決めてしまいましょう。問題を解く優先順位は、あらかじめ出題分野ごとに決めておくとよいでしょう。ちなみに私の優先順位は、「経営分析→記述問題→CVP→CF計算書→その他計算問題→NPV(NPVは必ず最後)」でした。

難問は捨てる

私の場合、NPVの問題は後回しにしていました。NPVの問題は設問文の解釈によって解答が異なったり、計算回数が多くミスが出やすい難問と考えていたからです。具体的には、試験開始直後に問題用紙を見渡して、正味現在価値というワードや年金現価係数の表が記載されていれば、その問題は一番最後に解くと決めていました。また、そしてその問題を残して試験終了まで15分を切っていたら手を付けずに他の問題の見直し・検算を行うという方針にしていました。ただし、令和元年度試験にも該当しますが、問題の中にいくつか設問が設定されている場合、最初の方の設問は比較的難易度が低いことが多いのでそこまでは解いた方が良いです。もちろん他の分野が難問となる可能性もあるため、解いてみて難しい問題だと感じた場合は逃げるといった柔軟な判断が重要になります。

経営分析は20分で解く

経営分析については、解く時間を20分と決めていました。上のグラフの正答率比較からもわかる通り、経営分析は他の受験生と差が付かない問題です。時間をかければ誰もが解ける問題ですので、この問題にかける時間を如いかに短縮して、他の問題に挑むかがポイントになると考えます。3つ指標を選択する問題の場合、3つ目の指標で悩む受験生が多いかと思います。それは他の受験生も一緒ですので、指標は3分の2が当たってればいいやという風に考えていました。

記述問題は10分で解く

次に知識問題への対応についてですが、記述問題(知識問題)はどういった問題が出題されるか予測が困難です。ここでもあまり時間をかけずに10分までと決めていました。それ以上考えても答えは浮かんでこないからです。与件文や1次知識を根拠にさらっと解答することにしていました。私の場合は知識問題を最後に残すと気になって仕方が無いので、経営分析の次は知識問題を解くと決め、そのあとは残りの計算問題に集中しようと考えていました。

令和元年度試験でのタイムマネジメント例

参考に令和元年度試験で有効であったであろうタイムマネジメントの例を表にしてみましたので解説していきます。まずは、最初に毎年必ず出題される経営分析を20分程度で解きます。得点目安は6割から7割です。次に計算問題に着手する前に記述問題を10分程度で解きます。ここでの得点目安は6割程度です。あとは、計算問題に着手して第2問、第3問(1)まで確実に正解できればA評価を獲得できる計算になります。そこからさらに第3問(2)が解ければ70点越えも可能です。ここまでで1、2つミスがあっても60点以上は獲得することが可能だったのではないかと考えております。おそらく時間の方も難問だった第3問(設問3)を残して10分くらいは余ると思います。最後の残り時間の使い方ですが、難問を解くのではなく、他の問題の見直しに使うことをオススメします。理由はこれまで解説してきたとおりです。

さいごに

事例Ⅳは「難問を避け、自分が正解できそうな問題を丁寧に確実に解く」というタイムマネジメントが重要だと考えます。解けないと判断した問題は早めにあきらめ、その分正解できそうな問題をミスが無いよう検算を繰り返し行うなどして時間を掛けて確実に解ききれば60点以上は獲得できると考えます。

いかがでしたでしょうか。今回お伝えした内容は、タイムマネジメントの一例です。受験者の皆さんも過去問や問題集を繰り返し解いて、自分に合ったタイムマネジメント方法を見付けていただければと思います。

明日もタニッチです!

ではまた!


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