中小企業診断士試験の独学受験での合格の秘訣ブログ

ふぞろいで点数を伸ばす方法

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今日もお疲れ様です!

「頑張りたい!けど、モチベーションが長続きしない……」そんなあなたを応援したいじょーきです!(※じょーきとは……2.5年で2次試験に合格した独学多年度生。目の前にあるものに次々と興味が移るその精神年齢はいつまでも5歳のまま。診断士試験でも見落とし多数、制約条件漏れで大いに苦戦。本業は金融業)

いよいよ1次試験が間近に迫ってきましたが……6月24日付で協会から新たな情報が出てきました。

<試験の実施について>
https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/010_c_r02_shiken/R02_1ji_shiken_試験の実施について.html

<新型コロナウイルス感染症への対応について>
https://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/010_c_r02_shiken/R02_1ji_shiken_新型コロナウイルス感染症への対応について.html

コロナ禍での受験とあって、主催者側も相当苦慮していることが伺えます。受験生の皆さまにとってもストレスのかかる環境だと思いますが、当日「え!そんなの聞いてないよ!」なんてことがあると、試験以外のところで神経を使って体力を消耗します。そうならないように、6月末に発送予定の受験票や協会のHPはしっかりチェックしておいてくださいね。応援しております。

さて今日もブログの内容は、2次試験を見据えている方に向けて。前回の続きとして、『ふぞろい』を使って点数をアップさせるコツについてお伝えします。

内容に入る前に……

ふぞろい13を無事に発刊できましたのもひとえに皆さまの再現答案のおかげさまです。改めて御礼申し上げます。
実際に書店で手にされている人を見かけたときは感慨深いものがあり、皆さまのお役に立てればという思いを更に強くした次第です。引き続き頑張っていきましょう!

(前提)受験生支援の活動を通じて感じること

最近になって、受験生(特に多年度生)の方とオンライン勉強会でご一緒する機会が増えてきました。その方々の知識や解答に至った論理等を伺っていると、「私は(少なくとも昨年の同時期に)そこまで考えられていませんでした」と頭が下がることがとても多いです。あとはちょっとした読み違えを解消したり、解答構成にもう一工夫したりできれば、合格に手が届くはず、そのような印象を受けています。

これまで学習時間は十分に確保した。知識も不足なし。過去問も何度も解いた。でももうワンパンチ足りない……という方、打開のヒントになるかもしれないので、10分だけお付き合いください。

『ふぞろい』でとことん復習!

皆さんは『ふぞろい』に対してどのような印象を持っていただき、またどのように『ふぞろい』を活用していただいていますか。
 ・自己採点のツールとして役に立つ
 ・模範解答が現実的でイメージがつきやすい
といったところでしょうか。

一方で、
 ・解説が少ないので復習には適さない
とお思いの方も多いのではないでしょうか。

いや、むしろ解説が少ないからこそ、ご自身で能動的に復習するツールとして活用していただきたいと私は考えています。

これには私自身がテキストや丁寧な解説とマッチしなかったことと大いに関係があります。マッチしなかった理由を改めて考え直した結果、私の中で、
「現在地がそれぞれで異なっているんだから、画一的な道案内をされたところで(説明を聞いたときには目的地までの順路がわかったような気になっても)次の機会に自力で目的地にたどり着けない」
ということだと整理しました。

テキストや予備校の解説は極めて丁寧で体系的です。しかしそれはあくまで最大公約数的な内容であって、必ずしも自分にマッチしたものではありません。結局、自分に不足しているポイントは自分自身で見つけ、自分自身で補うしかないのです。

……とまあ自らの勉強法を後付け的に正当化したわけですが、以下にご紹介する勉強法は、実際私が取り組んでいたものです。全てを採用することはオススメしませんが、エッセンスをうまく抽出してご自身の勉強にお役立てください。

じょーき流『ふぞろい』活用法

過去問を解く

まずは過去問を解きます。できれば80分きっちり使って解くのがベストですが、それより長くても短くても構いません。

自らの答案を見直して、うぬぼれる

このプロセスが結構重要です。
 ・自分の解答こそベストに決まっている
 ・この設問はベストではないけど、合格に十分に手が届く点数のはずだ
 ・与件文のこの記述からこの答案を導き出せたのは自分のファインプレーだ
自分がその解答に至った根拠を振り返りつつ、まずは自分をほめてあげます。

「うぬぼれる」という少々変な表現を使いましたが、これには2つの意味があります。

1つは自分の解答プロセスを肯定的に振り返ることで、現在地を再認識することです。過去問演習のゴールは、高得点を取ることではありません。ご自身の答案と合格に手が届く答案の間にあるギャップを埋めていくことがゴールです。そのためには、まずは自分がたどった解答プロセスを再確認することで、この先の復習の出発点にするということです。
(事例企業に対しても、現在の問題点や今後の課題がわからないまま、助言なんてできませんよね)

この際、否定的に振り返ってしまう、例えば
 ・時間がなかったからテキトーに書いた
 ・思い付きでなんとなく書いた
 ・どうせ間違っていると思うけどとりあえず書いた
と思っていては現在地の認識にならず、これから向かっていくべき方向を考えることすらできません。

もう1つは、復習の前後で気持ちに落差がある方が記憶にとどまりやすいということです。ただ漫然と採点したのでは、その点数だけがなんとなく記憶に残って、解答プロセスの誤りはすぐに忘れてしまいます。そして次に同じ問題を解いたときには、また同じような解答プロセスを踏んで同じように間違えます(体験談)。

なので私は、
 ・なんやこれ、自分が思ってた答えと全然ちゃうやないか!(急に関西弁)
 ・この設問、めっちゃ自信あったのに、大事なキーワードを取りこぼしてるやないか!悔しい!
という感情をセットにして自分の記憶に刻み込むように心がけていました。

もしここで「この過去問は何度も解いているから答えを覚えてしまっている」という方がおられたら、今一度その答案に至ったプロセスを振り返ってみてください。
 ・与件文の第何段落の何行目を踏まえて書いた内容か
 ・設問解釈から得た解答骨子はどうだったか
など、掘り下げていくと、案外説明できないところが見つかってくると思います。

採点する

うぬぼれのワンクッションを挟んだら、ふぞろい流のキーワードで自己採点してみてください。ついつい甘くなりがちですが、少し厳しめにつけるくらいがいいと思います。勉強仲間がいるなら、その人に採点してもらうのもいいと思います。私はたまに(診断士試験を解いたこともない)妻に採点してもらっていました。

ここでのポイントは、
 ・題意に沿っているか
 ・因果は適切か(むやみやたら①~、②~……と列挙するにとどまっていないか)
 ・汎用的(抽象的)な言葉選びをしていないか(与件文にある表現を使えているか)
 ・ふぞろい流キーワードを拡大解釈して加点していないか
などです。

さて、採点結果はどうでしょうか。ベストと思っていたはずの自らの解答の中には、目を覆いたくなるような点数がついたものもあるのではないでしょうか。

でもここでめげたり開き直ったりしてはいけません。
 ・自分にはまだまだ合格に手が届くような実力はない
 ・今回の問題はたまたま相性が悪かったから仕方がない
 ・自分の答案は高度だから、ふぞろいにはわかってもらえなかったが協会には刺さるはずだ
なんていう思いは横に置いておきましょう。

代わりに抱くべき思いはただ1つ。
 ・自分の考え方とふぞろい(合格者の答案)との違いはどこにあるのだろうか
という1点だけです。

徹底的に見直す

自己採点が済んで、よかった・悪かったで、なんとなく解説を読んで終わり……という方が意外と多いのではないでしょうか。これは非常にもったいないことです。むしろここから点数をアップさせるための工程に入ってきます。

まずはふぞろい流の上位の加点キーワードをチェックするところから始まります。次に自分の解答を見ます。上位のキーワードが入っていればまあよしですが、そうじゃない設問は要注意です。

「なんでこんなキーワードが上位に入ってくるんや?そんなんどこに書いてんねん?」
中にはそんな疑問すら抱く設問も出てきますが、このギャップこそが肝です。

肝となるギャップを見つけたら、与件文・設問文を読んでいきます。個人的には、与件文と設問文を行ったり来たりするのではなく、与件文だけを通読することをオススメします。これは私の経験則ですが、私の場合は与件文全体のストーリーを読み直すと、先に見つけたギャップの大半は解決できたからです。

理由は簡単です。問題を解いているとき、私はどうしても与件文をポイントに分けて読みがちでした。しかしそうすると、目を付けたポイントとは少し離れたところにちょこっと書かれた、社長の想いや、事例企業の今後のビジョンなんかをついつい読み落としてしまうのです。

「おぉー、こんなところに大事なキーワードが隠れてるやん!合格者はここに着目したんか!」
この気づきこそ今の自分と合格者とのギャップを埋める気づきです。

中には与件文・設問文を読んでもしっくりこないキーワードがあります。そうなると次に考えられる有力どころは1次試験知識です。例えば事例Ⅰの組織構造ごとのメリット・デメリットなんかは与件文に明記されていなくてもそのまま解答に書いたりしますよね。

「このくらいの内容なら、与件文に明示的にヒントが書いていなくても解答に盛り込んでいいんやな」
これまた合格者とのギャップを埋める新たな気づきです。

自分の解答をブラッシュアップする

見直してもまだ終わりません。ギャップを埋め切るにはブラッシュアップが必須です。ここで言う「ブラッシュアップ」とは、加点されない(加点が小さい)部分を消して(圧縮して)、加点される(加点が大きい)キーワードに置き換えた上で因果の通った文に改めることです。

ここでふぞろい流ベスト答案や、合格+A答案のサンプルが参考になります。単純にあるキーワードを消すだけではなく、より端的に少ない字数で言い換えるというテクニックも重要になってきます。
「自分はだらだらと『他社にはない製品を取扱う』なんて書いてしまったけど、『差別化する』で言い換えたらいいんか!」
なんていう気づきがあれば、また1つギャップが埋まります。

こうしてブラッシュアップされた答案が自分が目指すべきゴールです。もっと言うなれば、自分の現在地から、たどり着くべきゴールまでのギャップを埋め合わせた結果です。そして、このレベルの答案が、試験当日に目指すゴールになるのだと考えていました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。「『ふぞろい』を使ってしっかり復習してください」、一言で終わらせるとそうなのですが、せっかくの機会をいただいたので、私の『ふぞろい』の活用法を細かく書かせていただきました。長文にお付き合いいただき、ありがとうございます。

私はずっと独学で勉強していたことを不安に思っていましたが、自分を客観視して、自分に足りないポイントを見極めることさえできれば、独学はビハインドにはなりません。今日の内容が、皆さんが弱点を発見するきっかけとなれば幸いです。

さて、明日はマリの登場です!!明日もお楽しみにー。


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