中小企業診断士試験の独学受験での合格の秘訣ブログ

RYOの令和元年度二次筆記試験の再現答案と経済的発注量

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地方在住受験生の味方、RYO@九州福岡です。自己紹介はこちら

本日は、
①RYOの令和元年度二次筆記試験の再現答案
②経済的発注量
本日も、よろしくお願いします。

①RYOの令和元年度二次筆記試験の再現答案

試験当日に作成した再現答案ですので、再現度はほぼ100%だと思います。
私の再現答案に関しては、読者の皆様に自由にお使いいただきたいので、使用用途に制限は設けません。
ただし、使用に伴い発生したいかなる結果に対しても、当ブログは責任を負いかねますこと、ご了承ください。

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事例I (得点開示結果:51点)
***
第1問
最大の要因は、たばこ市場が縮小し、葉たばこの耕作面積も減少するという外部環境の変化の中で、葉たばこ乾燥機という製品中心の考え方から抜け出せず、市場の要求に合わないサービスを事業化してしまったため。

第2問
過去の成功体験の引きずられており、①売上重視のあまりコスト意識が不足②全社的な管理の必要性の認識の欠落③年功序列的な考えのもと保守的な古参社員を中心とした新しいことへの挑戦への抵抗

第3問
①潜在顧客との双方向のやり取りにより潜在需要を認識できたこと②ターゲットを限定しなかったことによる様々の潜在顧客とのつながりができたこと③競合にはないサービスであり差別を図れたこと。

第4問
①自社の強みを全社で共有できたことで向かうべき方向の統一が図れたこと②保守的な古参社員を削減したことで、新しいことへ挑戦する雰囲気が生まれたこと③成果連動型賞与制度によりモチベーションが向上したこと。

第5問
A社社長が進めてきた経営改革が実を結び始めており、また新しい顧客とのつながりもでき始めている中で、組織再編を行うメリットよりも、再編のよる混乱によるデメリットの方が大きいと考えられるため。

***
事例Ⅱ(得点開示結果:52点)
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第1問
S
①落ち着いた雰囲気の店内②商店街の他店との良好な関係③高い技術・提案力④口コミ
W
①商店街の中心から離れた場所②狭い店舗③顧客層の偏り④繁忙期の余裕のなさ
O
①属する商店街の規模の大きさと集客力②周辺が高級住宅街③行事が盛ん④一定の市場有

①立地の良い場所の大手ネイルサロン②商店街周辺に多数存在する個人サロン

第2問
強みと機会を活かしながら、①写真共有アプリの更新のお知らせ②季節に合わせた提案③地域行事に合わせた提案④学校行事に合わせた提案を行い、オプションの追加を促すことで、客単価の向上を図る。

第3問設問1
衣料品店、宝飾店、雑貨店、美容室等と組んで、40代女性とその子供世代である10代から20代前半の女性をターゲットとする。理由は
全身コーディネートで差別化できる上、若年層の取込で顧客生涯価値の向上を狙えるから。

第3問設問2
提案したデザインに対する評価が高ければリピートにつながる例が多いため、①服装や持ち物、髪型に合わせた全身コーディネートの提案②親子でおそろいのデザインの提案、等で競合と差別化し、顧客満足度を向上させる。

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事例Ⅲ (得点開示結果:63点)
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第1問
①創業当初からの熱処理専業として蓄積された特殊技術②機械加工との一括受注による差別化③熱処理部、機械加工部ともに高い技術力を持つ作業員の存在

第2問
効果は①量産体制による稼働率向上②材料調達量の増加によるスケールメリットを活かした交渉による原価低減の可能性。リスクは①X社への依存度の高まり②在庫増大によるキャッシュフローへの悪影響

第3問設問1
①引き続き、汎用機械の使用・導入による汎用技術力の向上②熟練作業者の技術を標準化しマニュアル化③SLPによる設備配置の最適化と未導入のマシニングセンタの導入の検討④マニュアルを用いたOJTにより作業者の多能工化を促進。

第3問設問2
①機械加工部と熱処理部でそれぞれ分かれている生産計画を、全社生産計画として一本化する②材料商社との材料調達契約を見直し調達リードタイムを短縮するよう交渉を行う③材料在庫、仕掛品在庫、製品在庫の増大に備えて在庫管理のルールを決めて、適正在庫の管理を徹底する。

第4問
①増大する加工能力と蓄積される加工技術を活かしX社以外からの受注を増やし、売り上げの増加とX社への経営依存度の低下を狙う
②熱処理部に対する機械加工部の売り上げを増やすことで、経営上のリスクを分散させ、競争力強化へ新たな設備投資への原資を稼ぐ。

***
事例Ⅳ(得点開示結果:76点)
***
設問1
売上高総利益率
16.76%
当座比率
41.27%
有形固定資産回転率
1.64回

粗利益率低下による収益性悪化で運転資本が不足し短期の安全性が悪化しているが固定資産活用効率は改善した。

第2問設問1
建材事業部:95.33%
マーケット事業部:69.39%
不動産事業部3.52%
全社:89.09%

第2問設問2
4,345百万円

共通固定費が各セグメントへ配賦されておらず利益計算が不正確。

第2問設問3
91.49%

全体の目標利益:250
共通固定非費:△20
不動産事業部利益:244
マーケット事業部利益:△35
※196×1.1-136×1.1-101=-35
建材事業部目標利益:61
※250-(-20)-244-(-35)=61
建材事業部目標変動費:4,130
※4,514-323-61=4,130
目標変動比率:91.49%
※4,130/4,514×100=91.493=91.49

第3問設問1
第1期:△0.9
※-7×0.7+4=-0.9
第2期:6.1
※3×0.7+4=6.1
第3期:14.5
※15×0.7+4=14.5
第4期:9.6
※8×0.7+4=9.6
第5期:9.6
※8×0.7+4=9.6

第3問設問2
(a)回収期間
3.03年
※3+(20-(-0.9+6.1+14.5))/9.6=3.03125=3.03

(b)正味現在価値
12.63百万円
※-0.9×0.952+6.1×0.907+14.5×0.864+9.6×0.823+9.6×0.784=12.6311

第3問設問3
3.69%←間違い。おそらく10.52%
((16X-2)x0.7+2)x0.952+((27X-2)x0.7+2)x0.907+((32X-2)x0.7+2)x0.864
+((25X-2)x0.7+2)x0.823+((16X-2)x0.7+2)x0.784>=0
おそらく…
((16X-2)x0.7+2)x0.952+((27X-2)x0.7+2)x0.907+((32X-2)x0.7+2)x0.864
+((25X-2)x0.7+2)x0.823+((16X-2)x0.7+2)x0.784>=10
70.3416X>=7.402
X>=10.522
X>10.52%

第4問設問1
(a)
独立した会社とすることでコスト意識が高められる。
(b)
親会社の下請会社との意識が抜けず利益追求が甘くなる。

第4問設問2
在庫情報も共有することで、無駄な発注を防ぎ、ブルウィップ効果を低減することで、キュッシュフローの改善を期待できる。

 

②経済的発注量

 

一次試験科目の運営管理で、経済的発注量、という概念が出てきます。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

こんなやつですね。

皆様の中にも、√のついた難しそうなやつで、とりあえず公式を丸覚えしている、という方もいらっしゃるかもしれません。
公式を暗記していて必要なときに使えるという方、素晴らしいです。
羨ましいです。

しかし、よく分からないものを覚えて使え、と言われても……という方も、いらっしゃるでしょう。
私も後者のタイプで、とりあえず丸暗記、が苦手です。
そんな私が、経済的発注量を理解したプロセスを紹介します。

まずは、経済的発注量とは何者で、何故必要なのか、を簡単に説明します。
例えば、1年間で10,000個売れる見込みの商品があるとします。
それなら、最初に10,000個を一気に仕入れてしまえばよいのでは?と思われるかもしれません。

しかし、10,000個が一気に売れるわけではないので、仕入れてから売れるまでの間は、在庫品となります。
在庫品が発生すると、在庫を保管するために倉庫を借りたり、在庫を管理するために人やシステムが必要になったり、と費用が発生します。
もし、この商品が要冷蔵であれば、どうでしょうか。
冷蔵機能を持った倉庫が必要になり、在庫費用は高くなるかもしれません。
このように、在庫費用が発生するので、見込み需要量を一気に仕入れることが、必ずしも経済的に最適ではない場合があります。

では、1個ずつ発注して、在庫を最小限にすれば良いでしょうか。
もちろん、在庫費用は抑えられますが、その代わり、発注回数が増えるので、発注毎にかかる費用である、発注費用が高くなってしまいます。
このように、一気に仕入れると在庫費用が嵩むし、こまめに仕入れると発注費用が高くなる。
では一体、1回でどれくらいの量を発注すれば、全体として費用を抑えられるのか。

その量を経済的発注量と呼んでいます。

次は、経済的発注量の求め方です。
前提条件は1つだけ。

「在庫費用 = 発注費用」となる量が経済的発注量である。

ということです。
まずは、在庫費用を求めてみましょう。
在庫費用は、

品物1つあたりの在庫費用×在庫量

と考えます。
ただ、在庫量と言われても、日々在庫量は変わってしまいます。
そこで、平均的な在庫量として、在庫量 = 1回の発注量の半分と考えます。
例えば、1回の発注量が100個であれば、発注した100個が在庫になるときと、全て売れて在庫が0になるとき、その間をとって50個とします。
よって、

在庫費用 = 品物1つあたりの在庫費用×在庫量
在庫量 = 1回の発注量の半分 = 1回の発注量÷2

から、

在庫費用 = 品物1つあたりの在庫費用×1回の発注量÷2

となります。

続いて、発注費用を求めてみましょう。
発注費用は、

発注費用 = 1回あたりの発注費用×発注回数

と考えます。

発注回数は、

想定される需要量÷1回の発注量

となります。
例えば、想定される需要量が10,000個の場合、1回の発注量が200個の場合は、10,000個÷200個で、発注回数は50回になります。
よって、

発注費用 = 1回あたりの発注費用×発注回数
発注回数 = 想定される需要量÷1回の発注量

から、
発注費用 = 1回あたりの発注費用×想定される需要量÷1回の発注量

となります。

在庫費用と発注費用、両方が求められましたね。
ここで、1つだけ設定した前提条件に戻りましょう。
「在庫費用 = 発注費用」となる量が経済的発注量である、でしたね。

在庫費用 = 品物1つあたりの在庫費用×1回の発注量÷2
発注費用 = 1回あたりの発注費用×想定される需要量÷1回の発注量

から、
在庫費用 = 発注費用

は、

品物1つあたりの在庫費用×1回の発注量÷2 = 1回あたりの発注費用×想定される需要量÷1回の発注量

と言えます。
この式の中に出てくる、「1回の発注量」が、まさしく経済的発注量です。
今、この経済的発注量を求めたいので、この式を、一回の発注量=〇〇という形に変形していきます。

品物1つあたりの在庫費用×1回の発注量÷2 = 1回あたりの発注費用×想定される需要量÷1回の発注量

右辺の「1回の発注量」を消すために、両辺に「1回の発注量」をかけます。

品物1つあたりの在庫費用×1回の発注量÷2×1回の発注量 = 1回あたりの発注費用×想定される需要量

左辺の「÷2」を消すために、両辺に2をかけます。

品物1つあたりの在庫費用×1回の発注量×1回の発注量 = 1回あたりの発注費用×想定される需要量×2

左辺の「品物1つあたりの在庫費用」を消すために、両辺を「品物1つあたりの在庫費用」で割ります。

1回の発注量×1回の発注量 = 1回あたりの発注費用×想定される需要量×2÷品物1つあたりの在庫費用

1回の発注量=〇〇という形にするために、平方根を取ります。

1回の発注量 = √(1回あたりの発注費用×想定される需要量×2÷品物1つあたりの在庫費用)

よって、

経済的発注量 = √(1回あたりの発注費用×想定される需要量×2÷品物1つあたりの在庫費用)

いかがでしょうか。
説明は長くなってしまいましたが、経済的発注量のイメージ、掴んでいただけたでしょうか。

本日も、お読みいただき、ありがとうございました。
明日は、4月から昇進して会社人生も絶好調、ヌワンコがお送りします。
よろしくお願いいたします。


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