中小企業診断士試験の独学受験での合格の秘訣ブログ

設問解釈のメリット(再現答案付)

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こんにちは。自信のないあなたを全力で応援したいはるかです。


突然ですが、皆さんは設問解釈していますか?

設問解釈とは、その名の通り設問を読み込んで解釈することなのですが、実は私、二次試験の学習を始めたばかりのころは、この設問解釈が苦手でした。与件文も読んでいないのに何がわかるの?と思っていましたし、3分くらいざっと目を通して制約条件に印をつける程度で終わらせていました。もちろん、当時の私のようなやり方でも問題はありませんし、診断士試験の二次試験において正しい解き方なんて存在しません。しかし、個人的には設問解釈をすると以下のメリットがあると思っています。(※ここでは与件文を読む前に設問解釈をすることを前提とします)

  • メリット
    ① あらかじめ目星をつけておくことで、効率的に必要な情報を与件文から探すことができる。
    ② 発想を広げておくことで、与件文のストーリーに流されることなく多面的に解答できる。
    ③ あらゆる設定を想定し知識を広げておくことで、本試験での対応力を高めることができる。


とはいっても、限られた時間の中でどのくらいの時間を使って、具体的にどこまで想起しておくのか?というのは悩ましいところです。
ということで今日は、令和元年事例Ⅰの本試験でスタートから7分間で実際に私が頭の中で行った設問解釈と再現答案をセットでお伝えしたいと思います。(7分間と私は決めていました)ちなみに得点開示の結果は75点でした。

それでは、いってみましょー。

 

 

 

 

 

 

 

令和元年事例Ⅰ

第1問
 A 社長がトップに就任する以前のA社は、苦境を打破するために、自社製品のメンテナンスの事業化に取り組んできた。それが結果的にビジネスとして成功しなかった最大の理由は何か。100字以内で答えよ。

(メモ)強みを生かせない、シナジー、経営資源の分散、自社製品の売上、差別化困難
(解釈)最大の理由ということは、レイヤーは上の方か。ビジネスとして成功しなかったとあるので、売上面で、外部環境の変化を捉えられず、ポジショニングの失敗も考えられる。もしくは、内部資源である経営資源の分散で強みを生かせていないのか。差別化困難や高コストな体質で利益が確保できていないかもしれないな。

(再現答案)
理由は、たばこ市場の縮小や葉たばこの耕作面積減少の中、自社製品の受注量が低下した事でシナジー効果が薄く、要望に応えるために過剰な在庫を抱え高コストであったため十分な収益を確保できなかった事である。


第2問
 A社長を中心とした新経営陣が改革に取り組むことになった高コスト体質の要因は、古い営業体質にあった。その背景にあるA社の企業風土とは、どのようなものがあるか。100字以内で答えよ。

(メモ)なし
(解釈)古い営業体質とは?企業風土?組織風土のことか。A社の業務の特徴や歴史にヒントがあるかもしれないな正規社員の人数や年齢構成など従業員の特徴も確認しよう。その特徴から類推する問題なのかもしれないな。

(再現答案)
企業風土は、高齢社員が多くたばこ産業の好景気を受け業績が好調だった最盛期の文化が根付き、営業所の業務が手書きの帳簿で行われ一元管理されておらず、減価償却済の部品在庫の過剰在庫削減等のコスト削減意識が低かった事。


第3問
 A社は、新規事業のアイディアを収集する目的でHPを立ち上げ、試験乾燥のサービスを展開することによって市場開拓に成功した。自社製品やサービスの宣伝効果などHPに期待する目的・機能とは異なる点に焦点を当てたと考えられる。その成功の背景にどのような要因があったか。100字以内で答えよ。

(メモ)アイディアを収集に印、設問の自社製品の横に→を引き競合は?と書く。新需要を掘り起こす、ニーズ収集、新製品開発、ブランド価値

(解釈)自社製品やサービスの宣伝効果とは異なる点に焦点を当てたとあるので、情報の収集か。もしくは、ブランド価値の向上、関係性強化、ニーズ収集で新製品開発に活用なども考えられるな。情報の受信と発信の両面から考えよう。競合がいればその対比で考えよう。

(再現答案)
要因は、①ターゲットを限定せずA社の発想にない潜在市場の顧客ニーズを収集し、新需要開拓ができた事。②これまで接点のなかった市場と結びつきができ販売チャネルを構築できた事である。

第4問
 新経営陣が事業領域を明確にした結果、古営業体質をひきずっていたA社の営業社員が、新事業の拡大に積極的に取り込むようになった。その要因として、どのようなことが考えられるか。100字以内で答えよ。

(メモ)モラール、明確化する前の状況は?、評価、報酬、
(解釈)事業領域が明確になる前の営業社員が積極的に新事業の拡大に取り込めなかった理由はなにか探そう。事業領域が明確ではないから営業社員の強みを生かせないのか、それとも評価、報酬が適切ではないためのモラールが低下しているのか。古い営業体質がどう影響しているのか

(再現答案)
要因は、事業領域の明確化で取り組むべき内容が明確になることで営業力を強化でき、成果に応じての適切な評価や報酬が行われたため若手社員の士気が向上した事である。

第5問
A社長は、今回、組織再編を経営コンサルタントの助言を熟考した上で見送ることとした。その最大の理由として、どのようなことが考えられるか。100字以内で答えよ。

(メモ)強みの維持・強化、企業の目標、経営資源の配分、ノウハウ、情報共有、

(解釈)組織再編の問題は、組織は戦略に従うのだから(チャンドラー)この企業の目標やなりたい姿を探しにいこう。最大の理由なので、そのなりたい姿になるためには今の組織の方が適していると締めくくろう。

(再現答案)
理由は、ターゲットを限定せず専門性を高め、農作物の乾燥技術力や営業力を強化し集権的な組織構造でA社社長のリーダーシップの下、一体感を高め機動的に時代に合った企業として再生するためである。

以上となります。
いかがでしたでしょうか。皆さんはスタートからの7分間でどれだけ想起できましたか?こうやって見比べてみると、最初の設問解釈から解答の方向性はそれほど離れていないのがわかります。

もちろん、類推問題はいくら考えても答えは出てきませんが、どんな情報をピックアップすれば類推できるのかなどを予め考えておくことで、そのあとの作業効率はぐんと上がるはずです。

早く与件文を読まなくちゃ、早く書き出さなくちゃ!と焦る気持ちはわかります。

でも、そんなときこそ深呼吸して、まずは設問から。

 

皆さんも、最初のスタートダッシュ磨いてみませんか?

明日は、ラーメン大好きいけぽんの癒しブログです!お楽しみに!

 

 


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