診断士を受験していなかった世界線はどんな感じだろう?

同友館
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こんにちは!よっしーです。
2次試験を受験されたみなさん、本当にお疲れさまでした。

合格発表が楽しみで毎日浮ついた気持ちの方もいれば、本来の実力を出し切れずに「あの時こうしていれば」と夜な夜な振り返ってしまう方もいるかと思います。
僕は試験前日になかなか眠れず、1時間睡眠の寝ぼけた頭で本番に挑むことになったので、どちらかと言えば後者でした。

一方で、色々と考えたところで結果は変わらないので、まずは頑張った自分へのご褒美をあげてみるのはいかがでしょうか?
僕の場合は、試験が終わってすぐに、妻と年末年始のトルコ行き往復航空券を予約しました。今振り返ると、そのおかげで年が明けるまでは試験のことをうまく忘れて、心身ともにリフレッシュできた気がします。

みなさんも、いつもと違うワクワクするようなイベントを設定してみると良いかもしれません!

はじめに

さて、二次試験後の過ごし方に関しては他のメンバーがいろいろと有意義な情報を書いてくれているので、いよいよネタ切れです…。

そこで、皆さんの箸休めになるコンテンツがないか色々と考えた結果、中小企業診断士を受験してなかった世界線が今とどのようなに異なるかを妄想してみることにしました。

あくまで「合格してなかったら」ではなく「受験してなかったら」なので、みなさんの合否にかかわらず、ご自身の今後を考えてみるきっかけにしてもらえたらと思っています!

出会うことのなかったコミュニティがいくつもある

まず一番わかりやすいのは、診断士を受験しなければ決して関わらなかったであろうコミュニティとの出会いがいくつもありました。
ふぞ18はもちろん、社内の診断士コミュニティ、大企業で事業開発をしている診断士の勉強会、県内の診断士協会、その他支援団体の勉強会などにも顔を出しています(もちろん全ての関係性をキープしているわけではないですが)。

面白いのは、振り返るとほとんどのコミュニティが受験生時代に出会ったものだという点です。
意外と、診断士という肩書きそのものよりも、同じプロセスを経験した仲間意識の方が重要なのかもしれません。

副業を始めていなかったかもしれない

僕はこれまでに副業として、2社のスタートアップの経営支援をしてきました。

診断士という資格をフックに副業を始めたのかと言えば、そうではありません。
実は、1度目の受験生時代、2次試験が終わり合格する気が満々だった僕は、周囲の人に対して「副業を始めようと思っている」という話をするようになりました。

そうした中で、過去の職場の上司から「新しい会社を企業するから手伝って欲しい」と言われ、副業を始めることになりました(そして、見事に次年度の受験資格を勝ち取りました…)。

これも、直接的な因果ではないかもしれませんが、「診断士を取ったらどのような活動をしようか」と考えるきっかけがあったからこそ、得られた機会だと思っています。

地方移住をしていなかったかもしれない

僕は、今年(2025年)の4月、某地方都市に移住をしました。現在は東京の仕事を続けながら、二拠点生活のような働き方をしています。

東京で生まれ育った自分にとって、地方移住はずっと憧れではあったものの、最後の最後の決断には踏み切れずにいました。
そんな中で昨年の12月に移住の決断をしたのですが、決め手になった要素の1つとして、「せっかく診断士の資格を取るなら、東京よりも地方の方が自分が提供できる付加価値が大きいのではないか」と感じられた点があります。

今思えば、合格前にこの判断をしたのは非常に滑稽なのですが、結果的にはこのタイミングを逃していたら、しばらくは東京で今までどおり暮らしていたかもしれません。

登壇の機会をいただけることもなかった

今年は、大学の同窓会でのトークセッションの司会や、移住先の自治体が主催する勉強会の講師など、自分にとっては新しいチャレンジになるような機会をいただくことがありました。

これは、恐らく診断士だからお願いされたということではなく、診断士をきっかけに都会と地方のパラレルキャリアを志向するようになった結果、周囲の人間への自分自身の紹介の仕方が主体的になった影響だと思っています。

体系的な知識を身につける機会がなかった

重要なものを忘れていました。試験勉強によって身につけた体系的な知識です。

僕は本業で事業開発を担当しているのですが、事業開発は総合格闘技とも言われます。
事業戦略やマーケティングは然り、ファイナンスの知識も必要だし、所属会社がメーカーなので生産管理の知識も必要になります。

診断士の試験はとにかく試験範囲が広く、体系的な理解が求められます。
これを経験できたからこそ、新しく直面した課題に対しても場当たり的にぶつかるだけではなく、一定の検討をつけながら対応できるようになった気がします。

大事な思い出がなくなってしまう…

少し照れくさいのですが、人生において一番持続性のある幸せの源泉って思い出なのではないでしょうか。モノも資格も、一度手に入れるとありがたみを忘れてしまう。

一方で、診断士を目指す過程で得られた思い出は、今も色あせずに残っています。

ひとり旅先のローカル電車で、車窓の景色を眺めながら勉強をしたこと。
職場近くのドトールで、朝6時台から眠い目こすって過去問を解いたこと。二次試験が終わり、うきうきした気持ちでドコモバイクシェアに乗ってハロウィンディナーに向かったこと。

こういう一つひとつの出来事が、彩りのある日常として思い起こされます。

おわりに

長い自分語りになってしまいましたが、こうして振り返ってみると、改めて人生というのはバタフライエフェクトの連続なのだと感じます。

過去の投稿にも書きましたが、診断士を知ったのも偶然、勉強をはじめたのも偶然。まさかその先に、副業や地方移住が待っているなんて微塵も考えませんでした。

受験生のみなさんは、今は合否によって天と地が分かれてしまうような不安な気持ちでいるかもしれません。だけど、実際には試験の結果に関わらず、間違いなく人生の新しい道を切り拓いている最中なのではないかと思います。

今すぐには気が付かない小さな変化なのだと思いますが、いつか貴重な思い出として振り返る日が来ることを信じて、胸を張って合格発表を迎えていただければと思います!

次回はみんなのアイドル、なすっちの投稿です!!お楽しみに!!

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