こんにちは!あやです
あっという間に年末の足音がすぐそこまで聞こえてきましたね。
盆も正月もなかった受験生生活に区切りが付き、昨年の私も「今年はようやく人間らしい?年越しができる…!」と普通の日常を噛みしめていました。
とはいえ、時間がある年末年始だからこそ、「次のステップに進むための準備として何をすればよいのだろう?」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな方に向けて、合格後の実務補習・実務従事を控えたこの時期にやっておくと確実に役立つ下準備をご紹介します!
診断士として必要なスキルが身につく内容なので、試験に合格していても、不合格だったとしても、今後の大きな糧になるはずです。
目次
中小企業診断士を名乗るには、試験合格後3年以内に実務要件(15日間)を満たして登録申請を行う必要があります。
「実務補習、実務従事って何?」という方は、なすっちが詳しくまとめてくれているので、こちらもチェックしてみてください。
私は地方在住という事情もあり、最終的に
・オンライン完結の実務従事(10ポイント)
・自社診断(5ポイント)
という組み合わせでポイントを取得し、10月末に登録申請。
12月1日付で無事、中小企業診断士として登録されました。
当初は実務補習を受けるか悩みましたが、ふぞろいの口述セミナーで先輩方の体験談を聞き、オンライン完結の実務従事に決めました。
実務補習、実務従事の選び方は、働き方、家庭の状況、住んでいる地域などによって変わると思いますので、迷っている方は、ぜひ口述セミナーなどでリアルな体験談を聞くことをおすすめします!
実務従事が始まると、本業と並行しながら「ヒアリング準備、調査、資料作成」に追われ、時間的な余裕はほとんどありません。
そのため、時間のある今のうちに実務従事の基本となる知識をインプットしておくことがスタートダッシュの鍵となります。
お勧め書籍①『事業デューデリジェンスの実務入門』
実務従事で最初にぶつかる壁は、与件文が存在しないことです。
経営者の方へのヒアリング、市場調査、財務資料を基に、自分たちで課題を抽出し、改善案を考える必要があります。
この本では、
① 現状整理から課題抽出
② 競合・顧客を踏まえた強みの発見
③ 強みを軸にしたアクションプランの構築
といった、実務従事で行う一連の流れを体系的に学ぶことができます。
読んでみると、2次試験の設問が「なぜあの形だったのか」も腑に落ちる内容です。
余裕のある方には2次試験対策としてもお勧めです!
お勧め書籍②『外資系金融のExcel作成術 表の見せ方&財務モデルの組み方』
実務従事では、提供される決算資料などをもとに、経営分析、財務モデルの作成、改善施策の効果試算などを行います。
私が受けた実務従事では、こちらの書籍を事前に読んでおくよう案内があり、「提供されたフォーマットを使用し、各グループで作っておいてください」という感じでした。
正直、書籍を読んでいても不安はありましたが、読んでいなければもっと苦戦していたと思います。
この本では、前半でExcelの作り方、後半で財務モデルの組み方を具体的に解説していますので、事例Ⅳに苦手意識がある、簿記の知識に不安があるという方には特におすすめです。
可能であれば、YouTubeなどでも学習をしておくと良かったなと思います。
実務従事では、与件文も正解もない中、初対面のメンバーと短期間で資料をまとめるため、「自分で考え、形にする力」と「スピード」が重要だと感じました。
事前の準備をしておくことで迷う時間を少しでも減らし、分析や提案のブラッシュアップに注力できれば、より充実した実務従事になると思います。
実務従事の話ばかりしてしまいましたが、口述試験まであと1か月程となりました。
私は昨年の今ごろは、2次試験の問題と再現答案を時々見返す程度でしたが、結果としてこの「2次試験の記憶の維持」が役に立ちました。
1月の口述セミナー後は想定問答集を覚えるだけで手一杯になるため、今のうちに試験内容を頭に残しておくことをおすすめします。
そして、口述セミナーでは実践的な模擬体験ができるので、こちらもぜひご活用ください!
せっかくの長い年末年始休みです。ここまで頑張ってきた自分をしっかりと労りつつ、試験勉強以外で何かしたいという方はぜひ「次のステップの準備」に取り組んでみてはいかがでしょうか。

