実は問われていることは例年似ている!?「出題の趣旨」を確認しよう。

同友館
doyukan_logo

事例Ⅰ担当のみぴぞうです!
試験まで残り1か月ほどとなりましたが、行き詰っていませんか?
2次試験を2回受けた私が、「この視点を持ったから合格できた!」というポイントをお伝えします!

1年目の失敗 問われていることに答えられている?!

2次試験1回目のときは、試験まで時間がないこともあり、事例ごとの頻出キーワードや語呂合わせをとにかく詰め込みました。

試験の問題用紙はすべて埋めできた気になっていましたが、結果は不合格。

キーワードを詰め込めば回答は作れますが、設問で聞かれていることに対してちゃんと答えられていなかったんですね。

2年目の勉強を始めふぞろい採点をしようとページを開くと、、、各設問に「出題の趣旨」が。

1年目はとにかくキーワードに夢中で全く視野に入っていませんでした。

出題の趣旨 を必ずチェックしよう!

公式解答がない2次試験ですが、協会HPで出題の趣旨(出題者が設問で問いたいこと)は公表されているので、出題趣旨に沿って解答できていたか見直すことができます。

2次試験は毎年異なる企業、設問文が出題され「初見問題に対応することが難しい」とよく言われますが、実は似たような趣旨で問われ続けていることが多いことがわかります。

例えば、令和3年・4年度の事例Ⅱを比べてみます。

第2問の趣旨をみてみると、どちらも「強みを活かす」ことをポイントとしつつ商品戦略や流通戦略が問われていることがわかります。

また、第4問においても、「新市場参入におけるコミュニケーション戦略、製品戦略(商品戦略)」が2年続けて問われていることが分かります。

設問出題の趣旨
【令和3年度事例Ⅱ第2問】 「B 社社長は社会全体のオンライン化の流れを踏まえ、ネット販売を通じ、地元産大豆の魅力を全国に伝えたいと考えている。そのためには、どの商品を、どのように販売すべきか。ターゲットを明確にした上で、中小企業診断士の立場から100字以内で助言せよ。」「強み・機会を活かすことで、弱み・脅威を克服するための、ターゲティング戦略、商品戦略、流通戦略を提言する能力を問う問題である。」
【令和4年度事例Ⅱ第2問】 「B社は、X県から「地元事業者と協業し、第一次産業を再活性化させ、県の社会経済活動の促進に力を貸してほしい」という依頼を受け、B社の製造加工技術力を生かして新たな商品開発を行うことにした。商品コンセプトと販路を明確にして、100字以内で助言せよ。」「自社の強みを生かして地域課題の解決を図るための商品戦略と流通戦略について、助言する能力を問う問題である。」

設問出題の趣旨
【令和3年度事例Ⅱ第4問】 「B 社では X 市周辺の主婦層の顧客獲得をめざし、豆腐やおからを材料とする菓子類の新規開発、移動販売を検討している。製品戦略とコミュニケーション戦略について、中小企業診断士の立場から100 字以内で助言せよ。」「新しい市場への参入に際して必要となる、製品戦略、コミュニケーション戦略を提言する能力を問う問題である。」
【令和4年度事例Ⅱ第4問】 「B 社社長は、新規事業として、最終消費者へのオンライン販売チャネル開拓に乗り出すつもりである。ただし、コロナ禍で試した大手ネットショッピングモールでの自社単独の食肉販売がうまくいかなかった経験から、オンライン販売事業者との協業によって行うことを考えている。中小企業診断士に相談したところ、(中略)。B 社はどのようなオンライン販売事業者と協業すべきか、また、この際、協業が長期的に成功するために B 社はどのような提案を行うべきか、150 字以内で助言せよ。」「新規市場への参入にあたって必要となる取引関係の構築、商品戦略、協業先がとるべきコミュニケーション戦略の提案について、助言する能力を問う問題である。」

私の2年目の勉強では、すべての設問の横に出題の趣旨をメモり、「どんな設問文だとどんなことを聞かれているのか?」「趣旨に合わせた回答をかけていたか?」を意識しながら振り返りを行いました。
過去問演習を重ねることで、だんだんと聞かれていることが分かるようになってきて、本番で「なんて書いたらいいか分からない・・」に陥り大外しするパターンを回避できようになりました!本番中の自信にも繋がります!

最後に

あくまで私の勉強法ですが、勉強に行き詰ったらぜひ実践してみてください。

全力を出し切り合格をつかみ取れるよう応援しています!!

次はだいすけです!お楽しみにー!

「この記事が参考になった」と思った方はクリックをお願いします!
SNSでフォローする