二次試験もモチベーションを維持して、最後まで走りぬこう!

同友館
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こんにちは!キウイです。
二次試験の学習は、よいスタートダッシュが切れましたでしょうか。
二次試験は一次試験と試験形式が全然違います。
公式な模範解答は無いし、どうやって学習を継続していいかわからずモチベーション下がったりしてないですか~。


二次試験でも、やっぱりモチベーションの維持は課題です。
ここでは、私が何度も心を折りながらも、2次試験を走り抜けるために持っていた考え方と、どうやってその考え方を日々のルーティーンに落とし込みモチベーションを維持していたかをご説明できればと思います!

あくまでも「私のやり方」であり、1つの方法ではありますが、皆様の学習を後押しできればと思います。
あと、結構リーズナブルで真似しやすいかもです!

不安を払いのけろ!まずは学習ルーティーンを作る!

不安はモチベーション維持の大敵です。
「この学習方法でいいのかな~。あの本買わなくていいのかな~。不安だ。」・・・この状態は、モチベーションに悪影響を及ぼし、なんなら集中力すら削ります。

まずは不安という気持ちを払いのけよう!!


そのためには、自分専用の学習ルーティーンを作ることが効果的です。
「何を、毎日、どれくらい、どのように」やるのかが決まっていれば、迷う時間が減り、余計な情報に振り回されなくなります。

やるべきことが明確であれば、「これで合格に近づいている」という安心感が生まれ、不安は自然と薄れていきます。
結果として、学習のリズムが整い、集中力と継続力が高まります。

とはいえ、そんな簡単に二次試験の学習ルーティーンって、構築できるの?って思いますよね。
ルーティーンを構築して学習を軌道に乗せた私の体験談を説明します。


何を使用してルーティーンを構築したか?

私の場合、ふぞろいシリーズと事例Ⅳ対策に全知全ノウのみでした。
え・・・それだけ?と思うかもしれませんが、ふぞろいシリーズを1~17まで集めて全部解きました(笑)。ええ、引くほどに大量です!

これを言うと、ふぞろいメンバーにも笑われます。が、量は質をかねるとも言いますし、同じシリーズを使うとルーティーンに落とし込みやすく勉強しやすいんです!

本当にそんなんで受かるのか?と思うかもしれませんが、受かりました!
ちなみに、私は多年度生なのですが、1年目は237点、2年目は281点です。両年とも、ふぞろいシリーズをぶん回して点数を上げました。


次に、どのくらいやったのか?

1年目は、ふぞろい1~16を3周と全知全ノウを2周、2年目はふろぞい1~17を4周と全知全ノウを4周実施しました。
期間としては、1年目は9月~10月の2か月間(8月中はやり方わからずに不貞腐れていました(;_;))、

2年目は7月~10月の3カ月間です。
2年目はもっと早くから始めればよかったと思いますが、1年目に落ちた反動でずっと目を背けていました。
幸いにも直前期にめちゃくちゃ詰め込むことができたので、本番に成績のピークを持ってこれたと思っています。

が、1日でも早く始めたほうが絶対いいです!(^_^)v

まだ、2次試験の学習に軌道に乗せられていない方は、すぐにでも過去問の与件文を読み始めましょう!


そして、どのようにやっていたか?

ここから、実際の1日の学習ルーティーンについて細かく記載していこうと思います。
私は毎週日曜日の終わりに、1週間のスケジュールを作成してルーティーンを自身に落とし込んでいました。参考例を載せておきます。


このように、1週間の目標を毎週エクセルで作っていました。
私の場合は、エンジンがかかるのが遅いタイプだったので、ぎちぎちのハードスケジュールです(T_T)

ここで、学習方法ですが、「黙読・音読・書き取り・問題演習」の4種類を意識してスケジュールを作っていました。
なぜ、このように4種類に分けたかというと、学習方法ごとのメリットがあるからです。

まず、
黙読は、目で追うだけなので、進むスピードが最も速い方法です(当然ですが)。
朝に固めているのは、起きたばかりで最も体力があり集中力が続くからです。
なお、黙読時は、特に覚えようとかはしなくていいです。

私は、理解することだけを考えていました(今後ふぞろいを何周もしますが、毎回同じです)。
朝の2時間は、声も出さずメモもとらず、ひたすら黙読を意識しました。これは、とにかく速く進めたいからです。

ふぞろい17年分を3~4周やるには、1周に何カ月もかけられないのです。
1年目も2年目もふぞろい17年分を1周2週間を目標にしていました。

また、朝起きてばかりだと眠くてボケていると思いがちですが、何だかんだいって寝起きの脳ミソはピンピンしてます。
個人的に朝の黙読は最強だと思ってます!

ちなみに、1日の後半は仕事で疲れているので、黙読が私はできませんでした(すぐに意識が変な所へ飛んでいきます)。
そのような時は、音読を開始します。

声を出すので黙読より少しスピードに劣るのですが、疲れて落ちた集中力を無理やり上げることができます。
ちなみに音読を連続で30分すると声枯れます(体力ある人ならもっといけるかもしれません)。

なお、音読は自分の声(音)を聞くことで、音韻メモリという脳内のワーキングメモリを使うことができ、黙読にはない暗記が促進されると言われています(ここでは詳しい説明は省きますが、ワーキングメモリは脳科学の分野で研究されている概念です。結構面白いので、余裕がある方は学んでみると面白いかもです)。


さらに疲れてくると声を出しても意識が変な所へ飛んでいきます。
そのような時は、ペンを走らせます。頑張って与件文と設問を音読したら、解答を書きとります。
書き取りは、黙読と音読と比べると時間がかかります。

ですが、実際に体を動かしているため、集中力をぐっと高めてくれます。
そもそも集中しないと、文字を綺麗に書けないですよね。さらに、この時間は実際に書くことで、本番で必要な記述の練習の時間となります。

ここで、スケジュールに戻っていただきたいのですが、毎日事例Ⅰ~Ⅲは実施する時間帯を変えています。
黙読・音読・書き取りで定着の仕方が違う気がしたのと、朝の方が定着するので、均等に定着させるために、このようなスケジュールにしていました。

なお、事例Ⅳは平日の夜にやるため途中で力尽きることがあるので、土日にリカバリーをしていました。
事例Ⅳだけは、実際に問題を解いていました。

まずはこのようにルーティーンを構築がモチベーション維持におススメです!

ルーティーンを継続するには?

さて、学習スケジュールを作り、ルーティーンが出来上がって1か月~2か月ぐらいたつと、突然スランプがやってきたりします。
ゆるめスケジュールでもハードスケジュールでも、飽きて学習をしたくなくなる現象がおきます(来ない人もいます)。

私はこれを「何もかも嫌になった現象」と呼んでいます。私は1年目、2年目ともにきました(⌒▽⌒)

原因は何なのか。

答えは簡単です。
「本当に受かるんだろうか?」←避けては通れない負の感情。こいつのせいです。

せっかくルーティーンを構築したのにモチベーション下がってるやないかーい!とツッコミが入りそうですが、大丈夫です。
負の感情はねじ伏せることが可能です。

モチベーションが落ちている時は、ここまでの頑張りを振り返り、変化を思いしてみましょう。

変化は成長の証であり、成功体験の積み重ねです。

しっかりと自身の成長を褒めましょう(色々書きましたが、気持ちも大切なんです!!)。

私は学習期間辛くなったら、これまでに起きた変化を思い出すようにしていました。
そうすると、成長実感に繋がり、活力がわいてきて負の感情に蓋をします。
私にも様々な変化が起きましたので、1つの例として紹介します。

学習1日目:書く言葉が一個も浮かばない。やべぇ(T_T)
学習4日目:何となく似たような単語やかき回しが使われていることに気付く。
学習7日目:与件文を読みながら、こんなことを書こうかなとか思い付いてみる。謎の自信が早速芽生える。
学習12日目:なんとなく書きたい単語が思いつくが、文章にならなくて萎える。とはいえ、単語レベルの定着があると考えてみる。
学習15日目:試しに文章を書いてみたら、50文字も書けなくて萎える。でも、1日目と比べるとだいぶ成長していると思いなおす。
学習20日目:相変わらず50文字ぐらいしか浮かばないが、ふぞろい2周目に入り黙読、音読、書き取りスピードが格段と上がる。経験曲線効果出てきたと感じだす。
学習25日目:答えに繋がりそうな単語の暗記が増える。結構嬉しい。
学習30日目:何となくの方向性と答えになりそうな単語は浮かぶが100文字書けなくて萎える。とはいえ、文章を書く際の武器が増えていると鼓舞する。書き回しを学ぼうと意識する。
学習40日目:ふぞろい3周目に入り、事例企業の情報を読むときに感情移入するようになる。与件文の読む際の情報整理が上手になってきているのを感じる。
学習50日目:100文字書けるようになるが、論点をダイナミックにはずし萎える。とはいえ、100文字は書けるようになり勝負できてると感じ始める。設問の意図を意識して読むようにする。
学習60日目:ふぞろい4周目にはいり、答えになりそうなキーワードの定着を実感するが、100文字じゃ納まりきらなくなったりする。設問の意図を意識して読むことを継続。
学習70日目:答えとの一致率が向上し始めるが、暗記してるから解けているのでは?と思い始める。しかし、ふぞ17年分暗記なんてできるわけないので、思い込みであると考えを改める。
学習80日目:明らかに得意不得意が鮮明になる。苦手分野が出たらどうしようと不安になるが、得意なものが出れば受かる自信も出てくる。苦手な問題に付箋を貼り始める。
学習90日目:苦手な問題がずっと中々答えられずに萎える。ふぞろいはどれも8割くらいの正答率だから大丈夫と言い聞かせる。4割は外してもいいと考えたら受かりそうとか楽観してみる。
試験前日:静かに諦め始める
試験当日の朝:謎に自信が出る

…と、こんなように、毎日学習を続けると、キーワードの暗記が進んだり、書き回しを覚え記述力が向上したり、設問の意図を意識するなど、変化が起きてきます。
ルーティーンの継続が辛くなっても、自分を信じて続けるのが大切です!

おわりに

二次試験は、一次試験と比べて正解がはっきり見えにくく、学習の方向性に迷ったり、不安になったりすることが多い試験です。

ですが、その不安を減らし、自信を持って本番を迎えるためには、自分なりのルーティーンを確立し、継続することが何より大切です。

ルーティーンがあれば、日々の学習が積み重なり、少しずつでも着実に成長を感じられるようになります。
成長実感はモチベーションの源泉であり、本番まで走り切る原動力になります。

私が記載したスケジュールや勉強方法はあくまでも1例です。
勉強方法や使う教材は人それぞれ違います。

やり方の良し悪しをあれこれ比較するよりも、「これを続ければ合格に近づく」という自分の道を信じて進み続けることも限られた時間の中での受験では必要です。

完璧な方法より、続けられる方法を選ぶことも1つの合格戦略だと思っています。

努力は必ず力になります。試験直前の1分まで、自分を信じて走り切ってくださいね!

試験後に「あのとき頑張ってよかった」と胸を張って言えるよう、今日も一歩を積み重ねていきましょう。

次回はひがしです!お楽しみに!

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