合格点獲得へのヒント!~事例Ⅰ徹底攻略~

同友館
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こんにちは!いよいよ事例シリーズも最終回。
今回は事例Ⅰの勉強法やお役立ち情報をお届けします!

2次試験の最初の科目である事例Ⅰ、ここでつまずくことなく次の科目へモチベーションを加速させたいところ。。
今回は頼りになるふぞろい事例Ⅰメンバーに勉強法や、答案分析で実際にたくさんの答案を見た中で得た気づきなどについて語ってもらいました。

事例Ⅰ勉強法 ~私たちはこうやってた~

過去問傾向から解答のパターン化

解答のパターン化。過去問12年分の設問に対する解答を『ふぞろい』を用いて分析しパターン化した。たとえば、混成チームへ組織改変した理由に対して、①開発の強化②シナジー効果③ノウハウの共有④意思決定の迅速化……など。与件文から読み取れる情報から作成した解答パターンに合致するものを当てはめるトレーニングをしてた。(けい)

過去問6年分の設問のテーマ(例えば事業承継、多角化とか)をざっと把握して、こういうテーマなのねと把握、そのあとにそのテーマの場合のメリット、デメリットとかをノートにまとめて、振り返れるようにしてたよ(ほちこ)

例えば、一族経営なら、意思決定の早さがメリットで、企業の私物化や一族以外のモラール低下がデメリット。回答では、理由を聞かれたらメリットを書く、注意すべきことを聞かれたらデメリットに基づいて書く。(めぐる)

過去問を10年分くらい解いてパターンを掴む(「後継ぎへの円滑な事業承継」等)
解いた後は早稲田出版の解説動画(最近だとEBAの江口先生の動画)を見て、与件文や設問のヒントからどのように再現性高く解答のフレームを導くかを学ぶ(「オンライン」なら「双方向コミュニケーション」とか)
直前はnotionで作った1問1答シートでフレームワークの定着度を確認してた(よっしー)

意外と見落としがちなし「出題の趣旨」

過去問の振り返りをするときは、「出題の趣旨」を必ず確認して設問分の横にメモ。ふぞろいのワードよりも趣旨にあった回答が出来ているかを重視してチェックした! 過去問を重ねると実は毎年同じような趣旨が問われていたので、どの設問はどんな趣旨かをよく確認した。そうすると本番でも聞かれていることに答えられる。(みぴぞう)

社長の思いやなりたい姿には特に注目

事例Ⅰはとにかく「社長のなりたい姿」が第一優先。与件文に社長のやりたいことや姿や目標が書かれていたらイエローでラインをひいてた。解答を書く時、回答の最終目的は社長のなりたい姿を実現すること、を意識して書くと大ハズレしない気がする。施策系が問われた時は特に、社長のなりたい姿を実現するには?を念頭に置いて考えた!(みぴぞう)

1次試験合格後から2次対策を開始された皆さんも、そろそろ事例Ⅰで問われるキーワードや、設問の切り口に馴染みがでてきた時期ではないでしょうか?

このタイミングでよく問われるテーマやキーワードをなどご自身の頭の中にある知識をアウトプットし、ファイナルペーパーの土台とするのもおススメです!

意外とみんながハマる!?事例Ⅰ勉強の落とし穴

一般論よりも与件に寄り添った解答作成を意識

一般論と専門知識の境目が曖昧なので、なんとなく良い解答が書けた気がしてしまい、そのまま本番に臨んでしまったSWOTから最後の設問の戦略提案までの大きなストーリーを掴み損ねると、何を書いてよいかわからなくなってしまうこともあるので、とにかく他人の作った答案を見て気づきを得ることが重要!(よっしー)

与件文に寄り添うというよりも、一般論に逃げてしまった感(けい)

フレームワークよりも社長の思いを優先!

「この問に対してはこのキーワード」でやりすぎない方がいい。例えば、「人事施策が問われたら【茶化】のワードで答える」みたいな。
私も1年目はそうだったけど、2年目から、語呂合わせはあくまで考えの取り掛かりとして使うけど、回答は「事例企業の社長のあたりたい姿を叶えるべくやる施策」を1番で考えるようにしたら点数が上がった気がする!(みぴぞう)

時間切れだけは避けたい。時間配分は慎重に

本番は与件文を丁寧に読みすぎて時間が足りなくなった。演習は70分で解くなどの工夫が必要かも(めぐる)

事例Ⅰならでは!時系列は必ずチェック

事例Ⅰあるあるの時系列を無視して答えちゃうことが模試とか演習時にはあった!本番ではそこを徹底的に意識して、時系列のワードが出てきたときは四角マークで囲うことで、ミスは防げました!(ほちこ)

私自身も勉強していた時はみんなが挙げてくれているような失敗を経験しました。

その他、特にiPadで勉強されている方は本番までに何度か紙で演習する機会を設けることを強くお勧めします。消しゴムで消して、また書き直すという作業は思った以上に時間がかかるので、慣れておかないと本番で慌てます。。。

合格・不合格答案の共通点とは?解答分析後の本音

キーワードは多面的、そして具体的に解答に盛り込む!

合格答案はやっぱりキーワードの抜け漏れが少なく、多面的!そして、文章がわかりやすいと思ってました!例えば、弱みにしても、「組織体質」のキーワードだけではなく「旧態依然の組織体質」と表記しているなど、何がどう弱みになっているのかがわかるように記載されてました(ほちこ)

不合格答案は解答が抽象的で、設問で問われている背景や目的との関連性が薄い場合が多い。
一般的な知識に基づいた解答に留まり、事例に特化した理由が見えにくい解答が不合格答案には多かった。(けい)

不合格答案はとりあえずワードを並べてる感があった。
ワード並べるだけだと、事例企業じゃなくとも当てはまるから具体性がなかった(みぴぞう)

論理構造のわかりやすさをチェック!

とにかく解答の型をもっていることが合否ラインに確実に乗せるための鉄則。R6年の例だと「機動的な商品補充と適正な在庫管理」は多くの合格答案がそのままの表現で書いていた。(よっしー)

二つ以上の理由や狙いが問われている問題の場合、それぞれが混同していたり、因果関係が不明瞭な回答が多かった。それぞれが独立した質問項目として明確に区別できている答案が合格答案には多い印象だった。 (けい)

設問の意図は何か設問解釈時に考える!

設問解釈時、出題者がどのような論点について解答して欲しいのかという推測は必要。
不合格答案に頻出した論点があったので、与件文に書いていて、一般論としては間違っていなかったとしても設問が意図する論点がズレると得点に結びつかないのでは…。(めぐる)

合格答案に共通する要素としては、多面的なキーワードが盛り込まれていること、そして文章や論理の構造がわかりやすいものが多いということでした。

採点される方は多くの解答を読み込む必要があるので、平易でわかりやすい文章や、与件文で使用されている言い回しなどをできるだけ使用するなどして、読みやすい解答を作ることを私も意識していました。

最後に

いかがでしたでしょうか?私たちの経験が少しでも皆様の勉強にお役に立てましたら幸いです。

次回はふぞろい18最年少メンバー!みぴぞうが登場です!お楽しみに!!

【申し込み方法】 

 こくちーずからお申込ください 

 9月21日分  こちら 
 募集期間 9月2日(火) 18:00〜2025年9月16日(火) 23:00まで 

 9月28日分  こちら  
 募集期間 9月2日(火) 18:00〜2025年9月23日(火) 23:00まで 

  • 各回先着50名としています(第1部、第2部 両方の参加の方) 
  • 第1部のみの参加も可能です。こちらも先着50名です(各回計100名)

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