こんにちは。だいすけです。今回、私の再現答案をふぞろいで採点し、実得点との比較をAIで分析させてみました。また、その結果から感じた私の考えもお伝えします!
目次
早速ですが、令和6年 私の2次試験の実際の得点開示はこちらです。
・事例Ⅰ 77点
・事例Ⅱ 64点
・事例Ⅲ 47点
・事例Ⅳ 83点
事例Ⅰはそこそこ良く、得意なはずの事例Ⅲはダメダメでした。
この得点と比較で、事例Ⅰと事例Ⅲを忖度無しにふぞろいで自己採点してみました。
再現答案と採点結果はこちらです。

事例Ⅰのふぞろい採点は61点、実際の得点77点と比較してマイナス16点でした。

事例Ⅲのふぞろい採点は53点、実際の得点47点と比較してプラス6点でした。
この結果をAIに分析させてみました。
まずは事例Ⅰから。
令和6年中小企業診断士の2試験の事例1について、本試験の結果は77点でした。ふぞろいで採点した結果は61点でした。採点結果を添付するので、この結果について考察してください。
77点獲得、おめでとうございます!素晴らしい高得点です。🎊
本試験77点に対し、ふぞろいの自己採点が61点だったという結果について、一緒に考察していきましょう。
ーAIによる分析ー
## ふぞろい(61点)と本試験(77点)の差が示すこと
中小企業診断士2次試験の興味深い採点結果です。
本試験の16点もの上乗せは、単なるキーワードの網羅性だけでは測れない「論理的思考力」が、本試験で高く評価されるかを示しています。61点がいわば知識としての基礎点だとすれば、残りの16点は「思考の深さ」に対して与えられた点と言えるでしょう。
採点委員に評価された思考力とは、主に次の事柄が考えられます。
◆一貫したストーリー構築力
第1問の分析から最終設問まで、企業の根本課題(例:事業承継と組織変革)を軸に、矛盾のない一貫した「物語」として解答を組み立てる力。これが「深く理解している」という評価に繋がります。
◆優れた因果関係の提示
「なぜその施策が必要で(理由)、何を目指すのか(狙い)」を明確に書き分ける分析力。キーワードを並べるだけでなく、それらの繋がりを的確に説明する能力が重視されます。
2次試験はキーワードを押さえるだけでなく、こうした思考力を答案上で表現することが、合格ラインを大きく超える高得点に繋がると分かる貴重な事例です。
なるほど、ありがとう。
では次に、事例Ⅲも同様に考察してください。本試験の結果は47点で、ふぞろい採点の結果は53点でした。採点結果は添付します。
47点という結果、心中お察しいたします。😢
ーAIによる分析ー
## ふぞろい(53点)と本試験(47点)の差が示すこと
これは、単にキーワードが足りなかった(加点されなかった)だけでなく、解答の方向性が違うために、むしろ減点に近い評価を受けた可能性を示唆しています。
ふぞろいの採点: キーワードが含まれていれば、ある程度点を加算します。そのため、方向性が違っても、いくつかのキーワードが偶然一致すれば50点台に乗ることがあります。
本試験の採点: 採点委員は全体の文脈を読みます。「このキーワードは使っているが、趣旨が全く違う」と判断されれば、点は与えられません。場合によっては、「課題を理解していない」として、より厳しい評価になることも考えられます。
ふぞろいなどの合格者答案を見る際に、「キーワード」だけでなく**「彼らがこの企業の一番の問題点を何だと捉えたのか」**という「課題設定」の視点で比較してみてください。おそらく、その根本的な見立てが違っているはずです。
AIの考察・・・、納得感のある内容でした。
(注:個人の見解です)
①ふぞろい採点は完璧ではないこと。
私自身がふぞろいに関わった経験から思ったのは、ふぞろい配点が、統計的なキーワード分析の結果により、得点の中央値に寄っているのではないか?と感じたことです。
特に70点代以上や、40点代以下の場合、その傾向が大きく出るような気がします。
②実際の配点は、キーワードだけではなく『文脈』も関係しそう。
AIは、『採点委員は全体の文脈を読みます。』と言い切っていますが、やはり筋の通った解答の有無によっては得点の加減点がされているかもしれません。
私の事例Ⅲを振り返ってみると、 まず、第2問で、コンカレントエンジニアリングに触れていますが、これは「課題を理解していない」になるのでしょう。
与件文に、製缶課に課題があることは書かれていますが、材料発注に関する課題は書かれていません。
私の解答は論点を外した『ポエム』でした。もしかしたら、AIの言う通り『厳しい評価(減点)』があったのかも知れません。
ふぞろいは、多くの受験生が解答したキーワードを得点化しています。そのため、ふぞろいのキーワードは多くの受験生が正解だと思って解答したキーワードです。
例えば、私の事例Ⅲのコンカレントエンジニアリングは(製造業に長く勤めた私の自信満々な解答だったのに)、ふぞろいでも得点になっていませんでした。
多くの受験生が正解だと思った論点ではなかったということです。
そのことを踏まえて振り返れば、自分の解答は与件に忠実では無かったという反省ができます。
反省が出来れば、次(本試験)に備えることができますね。
ぜひふぞろいを、ご自身の解答の振り返りのツールとして活用してください。せっかくご購入いただいたふぞろいです、採点ツールだけではもったいないですよ。
試験まで残り3週間、最後の追い込みで過去問にあたる方も多いと思います。
自己採点だけでなく、ふぞろいを使って振り返りを実施し、本番での得点アップにつなげてください。
皆さんのご健闘をこころより願っています。頑張ってください!!
次回は、めぐるが登場します。お楽しみに!
