こんにちは!めぐるです。今回は、私が直前期から本番に改めて心掛けていた、当たり前のことを当たり前にやることの大切さについてお伝えできればと思います!
私はストレートで診断士試験に合格しましたが、未体験の2次試験に向けた勉強の際や、試験本番当日に心掛けていたことについて共有させていただきます!
目次
一年前のちょうどこの時期、はじめての2次試験を前にどんどん不安が募ったことを覚えています。
1次試験を通過した本気度高いの受験生、既に2次試験を経験し1年間2次試験対策に全力を注いできた多年度生。
そんな中から18%しか合格しない記述試験。みんながふぞろいを使って勉強しているなら、差がつかないんじゃないか…
不安にならない訳がないですよね! そんなときは、会社の先輩診断士の方から最初に言われた言葉を、何度も振り返っていました。
その注意点とは、オリジナリティを出して尖った回答をしようとするな、ということです。
診断士試験のことを何も知らなかった4月に、会社の先輩(診断士)に診断士試験について色々と伺わせてもらっていました。
その中で、振り返ってみると、とても重要だったと思うアドバイスが先ほどの注意点です。
私もその先輩もMBAを修了した後に診断士試験にチャレンジをしたのですが、その方曰く、MBAホルダーは差別化しようとして沼る。
オリジナリティを出そうとして与件文、社長の思いを無視した答案を書きがちである、という問題点を最初に叩き込まれました。
この教訓は全ての受験生に当てはまるのではないでしょうか。
直前期、様々なことをインプットし、上手くアウトプットできるようになってきたこのタイミング。
そんなときに、まるで国語の試験のように与件文をそのまま抜き出したふぞろいの模範解答。こんなのでいいの?って思いますよね。
安心してください、そのような解答であっても、私たちの分析では加点ポイントである、ということが示唆されています。
特殊なことではなく、当たり前ことを当たり前にやる、この視点が診断士試験には重要であると私は思っています。
中小企業を支援する際に大切な視点としては、ヒト・モノ・カネ・情報が限られている中小企業にとって、大企業が当たり前におこなっていることを実践するということはハードルが高い、ということです。
診断士の先輩方からは、大企業の当たり前を持ち出して社長に提案しても、何も分かってないと思われるだけだよ、ということをよく言われます。
受験生の中には大企業所属の方も多くいらっしゃると思いますが、そんな受験生にとっては、会社としてできて当たり前ということが、様々な制約条件、限られた経営資源によってできていない、手が回っていないということが中小企業では起こり得ます。
2次試験では、与件文からそのような課題を見つけて、社長の思いに寄り添って助言をおこなうことが求められており、それこそが合格にグッと近づく方法であると考えます。
繰り返しになりますが、当たり前のことを当たり前にできるように助言することが2次試験に求められていることの一つだと思っています。
他の受験生と差別化したいという誘惑・不安に駆られるかもしれませんが、グッとこらえて、与件文ファーストで社長の思いに寄り添うという基本に立ち返っていただきたく、このような内容を改めて書かせていただきました。
独創的なアイデアを思いつく必要はありません。これまで学んできたことを与件文に沿って解答すればきっと結果は出るはずです!
みなさんが2次試験本番で、いつもの力を発揮できることをお祈りしています!!
次回はゆうさいが登場します。お楽しみにー!
