【1次試験前に事例Ⅳ!?】多年度受験生が語る「いま」始めるべき3つの理由

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けい
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こんにちは!けいです。今回は、私の失敗談をもとにみなさんに「2次試験科目である事例IVの対策を早めに始めてほしい」ということをお伝えしたいと思います!


私は多年度受験生として、1回目の2次試験では事例Ⅳで51点という悔しい結果に終わりました。
しかし、2回目の試験では82点と大きく得点を伸ばすことができました。
その要因の一つが、早期に事例Ⅳの学習を始めたことだったと実感しておりますので、みなさんに共有させていただきます!


そもそも「事例Ⅳ」とは?


2次試験の事例Ⅳでは、財務・会計をテーマとした計算中心の問題が出題されます。
経営分析(PLやBSを題材にした分析)や、CVP分析、NPV、DCF法などが頻出。
1次試験の「財務・会計」と地続きの内容であるため、1次の勉強が2次にも直結するという特徴を持っています。


なぜ「1次前」に事例Ⅳに取り組むべきなのか?


「そうはいっても、1次試験だけで7科目もあるし、とても2次試験まで手が回らない…」という声が聞こえてきそうです。
ですが、事例IVに早いうちから触れておくことで、1次試験の突破率、そしてストレート合格の可能性がぐっと高まると私は確信しており、その理由をお伝えします。


理由①:1次の「財務・会計」が余裕になる

事例IVがある程度解けるようになると、計算の背景や意味がわかるようになるので、自然と「財務・会計」の試験問題も解けるようになります。
ただでさえ暗記が多い1次試験。数字の意味やつながりをきちんと理解することで、ストレスなく得点源にできるようになります。
1次と2次を同時に鍛えられる、一石二鳥のアプローチです!

理由②:数値感覚が1次試験の全科目に波及する

事例Ⅳで鍛えられるのは、単なる計算力だけではありません。
「検算力」「ミスの発見力」「時間内に正確に処理する力」など、1次試験全体に通じるスキルも身につきます。
結果的に、試験全体の“安定感”や“得点力”も向上すると思われます。

理由③:2次試験対策の後半戦に余裕が生まれる

2次試験は、どの事例もボリュームがあり、対策期間が長く必要です。
特に事例Ⅳは、知識の積み上げとトレーニングが必要不可欠。

私自身も1回目は1次試験合格後から2次試験の勉強を始めましたが、時間が足りず準備不足を痛感しました。
早く始めることで、「1次後の2次対策期間に他の事例に集中する」ことができます。

【実体験】51点→82点までの軌跡

私は理系出身ということもあり、数字には強い自信がありました。
また、今まで受験してきた資格試験も一発で合格していた経験があるため、初年度の1次試験を突破したときは「2次試験もあわよくば突破、ストレートで合格かも?」と息巻いていました。

しかし、いざ2次試験が始まると、過去問や応用問題に触れる時間が短かったせいか、応用が利かず、計算ミスも多発。
事例IVで、51点という結果に終わってしまいました。(事例Ⅳが60点であれば合格でした泣)
試験が終わったときには意気消沈。再受験を確信しました。

翌年は戦略を変えて、事例Ⅳに集中した学習を7月からスタート。
最初は入門編の参考書から始め、徐々にレベルを上げ計3つの参考書を3周し、最後に『ふぞろい』を用いて過去問に取り組みました。
本番では初見の問題がなく、焦らず落ち着いて解くことができました!

ご参考までに私が使用した参考書をご紹介します。(全て最新版です)

30日完成! 事例IV合格点突破計算問題集(同友館)

中小企業診断士2次試験事例IVの全知識&全ノウハウ(同友館)

意思決定会計講義ノート(税務経理協会)

中小企業診断士2次試験 ふぞろいな合格答案 エピソード17(同友館)

なお、ふぞろい18では令和6年度試験の特徴や解説、2次試験「突破のヒント」など盛りだくさんな内容となっておりますので、発売の際には是非ご購入ください!

最後に

日曜日は事例Ⅳを解く日、などほんの少しでもいいので、事例Ⅳに触れる時間を確保してみてください。早めに対策を始めることで、1次試験の理解度や2次試験への入り方が格段に変わってくると思います。

診断士試験は、戦略と計画が命。ストレート合格する人は先を見て動いています。特に事例IVは、やればやるほど力がつく科目。やらない手はありません。

みなさんの合格を、心から願っています!

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