自分を捨てる

こんにちは。自分のことで精一杯だよ!利己主義な多年度合格ナビゲーター
シュホンニと申します。

先日、ホテルの朝食バイキングを楽しんでいたときの話です。

7時の開店と同時に入店、私の他には家族連れの4名が入ってきました。

何食べようかなと物色していたところ、家族連れのご主人が呆然とした表情で立ち尽くしています。

すぐさま様子が激変し、若い女性スタッフを大声で怒鳴り始めました。

「何だよこれ!客にやらせんのかよ!信じらんないよ!」

早朝から何事かと耳を澄ませていると、どうやらご飯の釜を開けたところご飯がかき混ぜられてなかった、という話のようでした。

ご主人の怒りは収まらず、自分も飲食業に携わっているがこんな経験は初めてだ、客をバカにしている、など、スタッフへ罵声を浴びせます。

およそホテルの雰囲気とは不釣り合いな朝のスタートに辟易しつつ、色んな人がいるもんだなと、少し考え込みました。


ごはんの釜を開けたのがもし私だったら、恐らく何も感じなかっただろうと思ったのです。

何気なく自分で多少かき混ぜてから茶碗によそい、すぐ味噌汁に手をかけたでしょう。

ご主人の主張は分かりますが、そんなに怒らなくてもいいのでは…


結局、「こんな店で飯なんか食えん」と吐き捨て、不安げな家族を引き連れて出ていってしまいました。


私には些細なことのように思えましたが、飲食業界で働くご主人にとっては、店の評価のすべてと言えるほど重要なポイントだったということです。

普段からお客様目線で、仕事にプライドを持ち、質の高いサービスを提供すべく工夫しているのだと思います。

同業として、許せなかったのでしょう。


長々と前置きして言いたかったことは、以下です。

職業人としてのご主人の姿勢を私は尊敬しますが、こと診断士試験においてはリスキーな要素だと考えます。

本試験の事例が、誰が受験しても論理的に妥当な解答にたどり着くよう設計されているとすれば、 ご自身の経験から成る「こう在るべきだ」という考えは、解答の方向性をミスリードする可能性があると思います。

想いの強さから、出題者の意図ではない論点に、過剰に反応してしまうということですね。

与件文と一次試験の範囲から、誰が読んでも納得感がある解答を作成する。

自分が築き上げてきた経験を、良い意味で捨ててみる、限りなく客観の境地で与件と向き合ってみる。

この点を意識して事例に取り組んでいただくと、より安定感が高まるのではないかと思います。



明日は、世界どこでも勉強できる♪ストレート合格ナビゲーターおかじの登場です。

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