本当はとても大切!一次試験と二次試験の関係性を考える!

皆さん、こんにちは。
診断士発アメリカ行き★ストレート合格ナビゲーター「ぬまっち」です。

アメリカは、この数週間のうちに2つの猛烈なハリケーンに襲われました。この影響で操業を停止した企業が数多くあります。異常気象が世界各地で起こる中で、今後経営者はより一層リスクや事業継続への対策を求められるようになるのではないかと改めて感じています。

さて、一次試験の合格発表から10日が経ちましたが、本日は試験対策上の一次試験と二次試験のつながりについて考えていきたいと思います。一次試験を受けてあまり時間が経っていないストレート受験生は、これを読んで逆にチャンスだと思ってくれればありがたいです。

●出題形式は違っていても深いつながりがある

マークシート・全7科目の一次試験と記述式・全4事例の二次試験、見た目も対策方法も異なるため、ついつい「別物」と考えてしまいがちです。一次試験を終えた今の時期であれば尚更で、早くも一次試験で苦労したことを忘れてしまっているかもしれません。

しかし、この二つの試験には、深いつながりがあります。その根拠の一つが、試験委員です。中小企業診断協会では、毎年4月にその年の試験委員を発表していますが、一次試験と二次試験は分けていません。このことから、各委員に専門の領域はあるにせよ、一次試験と二次試験の試験委員はまったく別の委員がそれぞれ独自に作成しているのではなく、少なくとも両者が連携して作成していると推測されます。両試験どちらにも深く携わっておられる先生もいるかもしれません。

以上の前提であれば、二次試験作成者としては、以下の二通りの考え方で二次試験を作成するはずです。
(1)一次試験で問えなかったテーマを二次試験で問いたい
(2)一次試験で問うたテーマを二次試験ではより深く、または別の側面から問いたい
そして、すべての設問というわけではありませんが、少なくとも二次試験の何割かは(2)の考え方に基づいて出題されているはずです。

●平成28年度はこうだった

実際に私が受験した昨年(平成28年)では、一次試験企業経営理論の
第12問のテーマ・組織構造
第16問のテーマ・マトリックス組織
第17問のテーマ・組織の成長段階と克服すべき課題や有効性
第21問のテーマ・人材のダイバーシティ
がその年の事例Ⅰにおいても、出題の趣旨や回答作成上のヒントになっています。

この中で、一つ具体例を挙げるとすれば、企業経営理論第21問のア「これまで社外に求められていた異質な見方を社内に取り込むことで、組織変革や新商品開発などのイノベーションが期待される。」は、事例Ⅰ第3問の回答作成上、新卒社員や女性社員というダイバーシティを活用して営業力やモラール向上を図るという骨格を描くことに繋がっています。

●論理性を身に着けるための一次試験
一次試験と二次試験の関係性を特徴づける点としてもう一つ、「論理性」があります。
一次試験では、選択肢の文構成として、「AはBなのでCである」というパターンが良く見られます。そして、肢を判断する際に、「AならばC」という論理(因果)関係はあっているが、「AならばB」または「BならばC」の論理(因果)関係は成立しないことにより、不適切であると判断されるパターンがとても多いです。受験生に対して、論理関係を見分けさせているのです。

そして二次試験ではよく論理性が大事と言われますが、回答作成上も同様に「AはBなので、その結果Cである」「Aなので、BやC、D、Eを提案する」と表現することも非常に多いのです。ただそれぞれの論理(因果)関係が、先の一次試験の不適切な肢同様に、破たんしていると点数は伸びません。実際、私は皆さんから送られてきた再現答案において、論理性が合格答案と不合格答案を分ける大きな要素であることを目の当たりにしました。この点は、以前、「ふぞろい10発売記念特集」の際に書かせてもらった記事の「合格答案はここが違った」の部分もぜひ読んでみてください。

ですから、出題者側としては、論理性ある文章をアウトプット出来ることを二次試験では求めており、その前段階の一次試験では論理性ある文章かどうかを見分けることのできる能力を問うていると言えそうです。逆の言い方をすれば、一次試験の選択肢の構成に(改めて)敏感になることで、二次試験でアウトプットする際に必要となる論理性を身に着けることが可能なのです。

●まとめると
以上より、一次試験と二次試験は深い関係性があり、一次試験を振り返ることは、二次試験対策上、
(1)その年の二次試験出題テーマのヒントが隠されている
(2)回答作成上必要となる論理性を身に着けることができる
と言えます。

私も、昨年の二次試験直前期の隙間時間を利用して、その年と前年の2年分の一次試験の企業経営理論(事例Ⅰ・Ⅱ対策)と運営管理(事例Ⅱ・Ⅲ対策)の設問と選択肢を読み込んでいました。二次試験本番では、一次で近いテーマが出ていたなと感じて、気持ちが落ち着いたのを今でもよく覚えています。
二次試験対策における中心となる学習にはなりませんが、時間がある時にコツコツと一次試験を振り返ってみることを強くおすすめいたします。

そして今年の一次試験を受験されたストレート受験生の皆さん、一次試験を受けてから間もないという事実は間違いなくアドバンテージですよ!

最後に、募集を開始した秋セミナーのご案内です。
今回も私は参加できませんが、私の分も他のメンバーが精一杯受験生のお役に立てるよう盛り上げてくれますので、楽しみにしていてください。

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みゅーからのアドバイスも楽しみにしていてください。

それでは、また次回お会いしましょう。

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