『読む力』向上を目指せ!~「接続詞」は作問者からのメッセージ~

皆さんおはようございます!!

小さなことからコツコツと、2.5年生合格ナビゲーターのもっちです!

 

前回のブログ(~段落の性質から導かれる仮説~)では『読む力』の中から「段落」に的を絞ってお伝えしました。今日も『読む力』向上についてお伝えします。今日は「接続詞」についてお伝えします。

また、『読む力』を鍛えるオススメの書籍についても紹介していきたいと思います。

・接続詞について
国家試験である診断士2次試験の事例の与件文のように、論理的な文章の構造を理解する手がかりとして重要なのが「接続詞」です。事例の与件文を読み込む時に「接続詞」が読解の手がかりになることは皆さんも何となく感じておられると思います。

「接続詞」とはそもそも、個別の文章をつなげる言葉ですが、言い換えれば、個別の文章のつながりを“意味付ける記号”ともいえます。

つまり、この記号=「接続詞」を理解すれば文章全体の構造を図化することができ、わかりやすくなるということです。・・・・といってもよくわかりませんよね(笑)

イメージをつかんでいただくために、平成28年度事例Ⅰの過去問を抜粋しました。
少し長くなりますがかいつまんで解説をしていきますね。
エッセンスを少しでもつかんでいただければ幸いです(^^)/

【平成28年度事例Ⅰ 与件文第4段落(抜粋)】

1970年代半ばに3代目社長が、他社に先駆けてオフセット印刷機を導入したことを契機にして、独自で技術開発に取り組んで印刷精度を向上させた。それによって学校アルバム事業を拡大させ、高い印刷精度が求められる美術印刷事業にも参入している。また、社員教育に力を注ぎ、企画力やデザイン力を強化・向上させたことで、他社と差別化を図ることもできるようになった。さらに、教育効果を高めるために、1980年代半ばには、自社所有の遊休地に研修施設を建設し、新入社員研修や従業員の体験学習、小集団活動を積極的に促してきた。

この形式段落では「接続詞」が2つ出てきますね「また」と「さらに」です。
これを記号的に図化してみますと・・・「AまたB。さらにC」となります。
・・・だから何??と思うでしょ(笑)でもこれだけ図化できれば、この段落は理解できたも同然なんです!!

説明を続けます(^^)/

「また」は並列の接続詞です。並列とは前後の文章が対等であることを意味します。
対等であるということはどういうことでしょうか。それは、Aの文章とBの文章は同じような内容の文章を並べているという意味です。

それでは、この段落の中で、Aの文章とBの文章ではどのようなことを言っているでしょうか。

・Aの文章では
⇒「独自で技術開発に取り組んだ」(強みを強化)⇒「美術印刷事業に参入」(新市場参入)

・Bの文章では
⇒「企画力やデザイン力を強化」(強みを強化)⇒「他社と差別化を図る」(他社との差別化)

どうでしょう「また」を切り口として、2つの成長要因が語られていることがおわかりになりますでしょうか。(平成28年事例Ⅰの第1問(設問1)では、成長要因が問われてます。この段落は、その解答根拠になる形式段落でした)

ちなみにさらに」は添加の接続詞です。つまり「Cの文章」は、前のことがらに「付け加え」で足された文章となります。
このことから「Cの文章」は「付け加え」られたものですから、「2つの成長要因」と直接的な関係はないのかなと推測できます。

よって、この形式段落を要約すると「成長要因2つ + 付け加えの文章C」となります。

どうでしょうか?「接続詞」を意識して読むとすっきり理解できると思いませんか?!(^^)!

さらに、ここで1つ「もっち」的仮説を展開します。
それは、「作問者は”意図的に”接続詞を組み込んでいるのではないか」という仮説です。
言い換えると、「作問する過程で組み込まれた接続詞は1つ1つ深い意味を持っているのではないか」ということです。

先ほどの文章、「また」という接続詞を入れなくても文章は作れます。
例えば接続詞なしで、このような文章でもよかったと思います。

【平成28年度事例Ⅰ 与件文第4段落(「もっち」書き換え)】
1970年代半ばに3代目社長が、他社に先駆けてオフセット印刷機を導入したことを契機にして、独自で技術開発に取り組んで印刷精度を向上させたり、社員教育に力を注いで、企画力やデザイン力を強化・向上させたりしたことで、学校アルバム事業を拡大させ、高い印刷精度が求められる美術印刷事業参入や他社と差別化を図ることもできるようになった。

でもこのような文章だと、「美術印刷事業に参入できた要因」は「独自で技術開発に取り組んだこと」かもしれないし「社員教育に力を注いだこと」かもしれないし、または「その両方」かもしれませんよね。

もし、このような文章だと作問者は採点できませんよね。答えが読み手の捉え方で3通り考えられますから。

あくまで「もっち」の持論ですが、前回お話した「段落の性質」や今回お話した「接続詞の性質」などの『国語的要素』を根拠に、「この解答以外は導かれない」というような論理を積み上げることで、与件文は作られていると思います。(だって国家試験ですから正解か不正解かを説明できる根拠が必要なので)

つまり、先ほどの段落では「また」を切り口として成長要因を2つ用意しましたから読み取ってくださいねという作問者の意図が感じられるわけです。

そう、「接続詞」は作問者からのメッセージなんですね!!

作問者は「ここ注目してくださ~い」という意味を込めて「接続詞」を文章に組み込んでいると考えます。

どうでしょう皆さん、「接続詞」を勉強してみようという気になりましたか?(^^)(笑)

長々とした説明を読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m
さぁ!そんな大事な「接続詞」、せっかくの良い機会なのでおさらいしましょう!!
主なものの解説を以下にまとめました。

・順接の接続詞(だから、したがって、そこで、それで、すると)
⇒前のことがらが理由や原因となり、その当然の結果や結論が後にきます。

・逆接の接続詞(しかし、けれども、ところが、だが、でも、が)
⇒前のことがらと逆になることがらや、くい違うことがらが後にきます。

・並列の接続詞(また、および、並びに)
⇒前のことがらと後のことがらを対等に並べます。

・添加の接続詞(さらに、そのうえ、しかも、そして)
⇒前のことがらに後のことがらを付け加えます。

・転換の接続詞(ところで、さて、では、それでは、ときに)
⇒前のことがらの話題を変えます。

どうですか?? 当たり前すぎてつまらないですよね(^^;)(笑)
ですが、この当たり前のことを馬鹿にせず、基本に戻ってしっかり意味を理解しましょう!!
そして今後、過去問を解く際など「接続詞」を意識しながら解くことをコツコツ続けてください。
そうして積み上げた「接続詞の理解」は、必ずいざという時に皆さんの助けとなるでしょう!(^^)!

それでは最後に『読む力』向上に役立つ書籍の紹介をしますね!!今回紹介する書籍は「論理的に考える技術」という本です。「思考する力をいかにつけるか」について語られている書籍です。
もちろん「接続詞」についてはふんだんに解説されてます!
診断士試験対策は横に置いておいても役に立つことが多い内容が多いのでおススメします!!
是非ご一読を(^^)♬

 

次回の予告です。明日は、ブログ新メンバー満を持しての初登場!(^^)!

ゼロから始めて駆け抜けよう!ストレート合格ナビゲーター「みゆきち」の登場です。

どんな内容になるか楽しみですね。乞うご期待。

 

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