「実年受験生のための2次試験対応法」平成27年度試験振り返り(事例3)

こんにちは、多年度受験ナビゲーター、「実年受験生の味方」リンフ(lingfuです。

本日は2次試験の合格発表日ですね。このブログを開いている時点で結果が分かっている方も多くいると思います。合格された方、本当におめでとうございます!診断士登録まではまだ何点か関門がありますが、気を引き締めて臨めば確実にこなせるものです、がんばってください。惜しくも不合格であった方、必ず努力は報われる試験ですので、今までのやり方の分析をしっかり行い、是非次のチャレンジを目指してください。

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本ブログでは2回に渡り「実年受験生のための2次試験対応法」として、過去アドバイスを行ってきた内容の検証・振り返りを事例1・2について行いました。今回は、筆記試験結果発表前の最後として事例3について行いたいと思います。

H27年度の2次試験事例3は、オーソドックスな過去の出題の延長として捉えられる事例だったと思います。C社は従業員50名の鋳物工業を営む中小企業であり、公共事業需要のマンホール蓋の生産や農業機械・産業機械向け部品の生産を行っています。経営革新として生産リードタイムを短縮し納期対応力を高め、自動車部品生産への進出を達成し売り上げ向上と事業拡大、さらには国内生産体制の維持を狙っています。

実年受験生向け 解答作成手順 ①出題者の意図(聞きたいこと)制約を理解する の記載に基づき、① 出題者の意図・制約への理解、② 出題者の意図に応える構文の選択を行います。

第1問
(設問1):強みが2個聞かれています。40字の文字数から「根拠+強み」を解答します。

(設問2):自動車部品受注のC社にとってのメリットが聞かれています。100文字なので、「メリットは、①根拠+メリット内容、②・・・、③・・・できること。」等、2~3要素挙げたいです。

(設問3):自動車業界で要求される短納期へ対応するための改善策が聞かれています。解答構成は、「①<根拠の事実>に対して、<改善策>すべきであり、②~」等になります。

第2問
C社が鋳造工程を優先して設備投資してきたことによって生産工程に生じている問題点と、その改善策が聞かれています。解答構成は同様に、

「①(問題点は)<根拠の事実>に対して、<改善策>すべきであり、②~」等になります。

第3問
C社の生産管理のIT化計画には、どのような納期管理が必要で、その際にどのような情報を活用していくべきかが聞かれています。解答構成は、「必要な納期管理は~、活用すべき情報は~である。」等となります。

第4問
今後もC社が国内生産を維持するために強化すべき点と、その理由を聞かれています。解答構成は、「強化すべき点は~、理由は~である。」となります。

第1問(設問1)(設問2)は分析問題であり、強みやメリットを根拠とともに多面的に記載することとなります。根拠は与件文の中に示されているはずであり、探しに行きます。次に、実年受験生向けコア・ロジックとは(事例Ⅲに示した、「明らかに誤っているC社の生産オペレ-ションの不具合を抽出して改善に繋げる」問題が、第1問(設問3)と、第2問であり、与件文からC社の現状のオペレーション上の不具合を抽出します。第3問は情報問題であり、与件文の情報に関連する箇所を探します。第4問は、提案問題であり、社長の想い=国内生産維持の方向性から解答要素を抽出します。

第1問(設問3)と、第2問の解答要素となるのは、

①生産計画は、鋳造工程の計画のみを立案。

②鋳造工程以降の工程は、段取り回数が最小になるよう工程担当者が加工順を決めている

③鋳造工程後の仕掛品のために多くのスペースを必要とし、フォークリフトの移動や多台持ちを行う機械加工工程の設備間移動の妨げになっている

④鋳造工程後の多くの仕掛品により、製造リードタイムが長期化し納期遅延の原因になっている。

⑤稼働率は48%と低く、非稼動として停止37%、空転15%となっている。

と与件文から抽出されます。

上記2つの設問は、生産現場の不具合の改善を問うものであり、どちらの問題でどの不具合を改善するかが悩ましいところです。また、大企業の社員、生産分野の専門家ほど書きたい内容が多く想起され、どのレベルで止めておくべきか、注意しなくてはなりません。たとえば、5S、ラインバランシング、制約理論(TOC)、トヨタ生産方式(かんばん方式、シングル段取り、工程1個流し・・・)等々です。設問対応としては、第1問(設問3)の「短納期要求」に対応する不具合としては上記③④⑤が対応しそうで、5Sや稼働率向上に繋がる改善策を解答したいです。そうなると、第2問に対応する不具合は残りの①②となり、生産計画面の改善を解答したいです。このように、設問対応に迷うときは明確に対応するものを探し、残りものを対応させることを提案しました。

第4問もまた、専門家ほどMRPやERP関係の専門用語が想起されますが、あくまで中小企業で対応可能なレベルでの解答に抑えることが必要です。「中小企業でも明日から対応できる手段」が鉄則でした。

第5問は実年受験生向け 解答作成手順 ①出題者の意図(聞きたいこと)制約 を理解するにおいて記載したよう、設問要求と過去問要求との掛け合わせから解答を考えます。解答の方向性は過去問でいつも問われるのは、「強みをさらに強化する」点で、そのことが国内生産を有利にするものであることを理由として書く必要があります。また、国内生産への障害となる3K職場による人材確保難への対応も盛り込む必要がありましょう。

いかがでしたでしょうか、今回を含む3週の振り返りにおいては、あえて冒頭に上げた「過去アドバイスを行ってきた内容の検証・振り返り」という理由から、「模範解答例」といった内容まで踏み込まず解答の方向性に留めています。いずれかの機会に、実際に選択する解答要素候補に踏み込んで記載したいと思います。一連の振り返りで言えることは、平成27年度の2次試験のどの事例も過去問を踏まえ、診断士としてあってほしい姿を問う事例であったと考えられます。

 

 

◆◆ ふぞ8ブログ “実年受験生のための2次試験対応法” by リンフ(lingfu)◆◆

第1章   実年受験生の味方現る

・実年受験生の味方現わる! 多年度生合格ナビゲーター、リンフ(lingfu)です

第2章   実年受験生向け 2次試験に求められる思考法

・実年受験生の味方現わる! 多年度生合格ナビゲーター、リンフ(lingfu)です

・診断士試験は「実年受験生のリハビリ・アカスリ」です

第3章   実年受験生向け 実践的解答作成法

・実年受験生の実践的解答作成法① 因果の得点3要素+1

・実年受験生の実践的解答作成法② 因果の得点3要素+1(その2)

・実年受験生の実践的解答作成法③ 因果の得点3要素+1(その3)

・実年受験生の実践的解答作成法③ 因果の得点3要素+1(その4)

第4章 実年受験生向け コア・ロジックとは

・実年受験生向け コア・ロジック(事例Ⅰ)

・実年受験生向け コア・ロジック(事例Ⅱ)

・実年受験生向け コア・ロジック(事例Ⅲ)

第5章 実年受験生向け 解答作成手順

・出題者の意図(聞きたいこと)制約 を理解する

・出題者の意図への理解をアピールする

第6章 実年受験生向け 試験本番への準備と本番での対応方法

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